2016年9月9日(金)
南イタリア、アマルフィ海岸。(いちおう)5つ星ホテルのイル・サラチェーノ。朝食ビッフェの時間です。
海の見えるテラス席でウレシイです。気持ちイイ!
室内のコーナーにお料理が並んでいるので取りに行きましょ。
カリカリベーコンとスクランブルエッグ
サラミ、ハムにスライスチーズ・・・定番品が並んでいますね。
カップに入ったヨーグルトと唯一のフレッシュ野菜、プチトマト。野菜はこのプチトマトだけでした。そんなもんでしょーね。
ボールに満たされた水の中にどっぷり沈んでいたのはモッツアレッラ・チーズ。しかも、これ手作りっぽいぞ。なんつーか・・・朝の手作り豆腐的な感じ?
甘~いパンのコーナーに置かれていた見慣れないパン。あ!思い出したー。友人から「南イタリアに行ったら貝殻の形をしたパンがあるから食べてみて。オイシイんだよ!」と入れ知恵されていたアレがコレだな、きっと!
名前を「スフォリアテッラ」っていいます。パン、というよりはお菓子っぽいしっかりした甘さ。大きさはハマグリくらいでしょうか?中に入っているのは、カスタードクリームだったり、アプリコットジャムだったり。
「コレ、おいしいんだってさ。食べて見なよー」とオットやムスメにも強力プッシュ。薄い薄い生地が何層にも重なって貝殻状の形を成しています。この薄くてパリパリの外皮の食感と噛み応えに誰もが「快感」を覚えるのかもしれません。非常にクセになります!甘いモノ嫌いのワタクシですが以後、朝食の度に食べていました。
もうひとつ、友人に「逃すなよ」と言われていたのがコーヒー。「イタリアのコーヒーはめちゃウマだから!カプチーノが特におススメだけど、ただのコーヒーでもそこらのスタンドですら美味しいの!」
テーブルを回って「Teにする?Caffe?」とオーダーを取ってくれる男性に「カプチーノ、ぷれふぁぼーれ!」さらに「あんこーら、ぷれふぁぼーれ」(おかわりちょーだい)豊かな香り、適度な苦み、温度。どストライクなカプチーノ!
いつもは紅茶派のムスメも、カプチーノを飲んで「お、おいしい・・・」と感激していました。
我が家は普段でも朝食は控え目なので、極上のコーヒーと珍しい食感のスフォリアテッラ、そして手作りモッツアレッラで満足感じる朝ご飯でした。
朝食を摂りながら美しい海を眺めていると、今回のツアーの添乗員女史が教えてくれた。「左手に出っ張った岬が見えますでしょう?あそこにある白い建物は女優のソフィア・ローレンの別荘だったのですよ」
「白い建物だけでなく、先端の古い砦も、岬全体すべて私有地らしいです」え~!そうなんだー!・・・と、望遠を駆使してぱぱらっち。
さらに拡大してぱぱらっちはずーずーしいw「正確に言いますと、ソフィア・ローレンの元夫の映画プロデュ―サー名義なんですけど。もう元夫は亡くなっていますから、今は別の人の所有かもしれません」
へ~!大女優と敏腕プロデューサーが所有していた物件を購入する人って、いったいどんなセレブなんでしょうね。リアルな古い砦まで付いてるじゃないですか。
「さらに、反対側の右手の入江を見てください。海岸の崖に張り付くように何軒か家屋がありますね?」(添乗員女史)
うん。なんだかパッとしない、言うてみればボロ・・・いや、質素な家みたいですけど?
「いやいや、あー見えて凄いんです。あの、灰色で青い板が窓に貼りつけてあるように見える家屋。あれはドン・ペリ創業者一族の別荘なんです」(添乗員女史)
え~!ちっともそんなゴーカ物件には見えませんケド?・・・とまたもパパラッチは望遠&拡大するw
きっとこれ見よがしに飾り立てた外装だと、このアマルフィ海岸の雰囲気を乱してしまうのでしょうね。内装は超豪華な予感。本物のセレブはやることが違うわー。
・・・と、平民はカプチーノをすすりながら感心するのでした。