16.イタリアでは農場レストランをアグリ・ツーリズモといいます★Tenuta Tannoia(プーリア州)
【 前の記事よりつづき 】
2016年9月10日(土)
これからランチをいただくレストランは
どっかーんと広大な農地の只中にあるそうな。
イタリアの農家が、
自作の野菜、畜肉、ワイン、オリーブオイルをふるまうレストラン兼宿泊施設を
アグリ・ツーリズモ と呼ぶんだそうです。
農業、Agricoltura(アグリコルトーラ)+観光、Turismo(トリーズモ)
からの造語なんでしょうか。
イタリア都市部に住む都会人や、
我らのような他国からの観光客にとってイタリア農家の暮しを覗いて
ついでに美味しい物が食べられたらハッピーですよね。
・・・というわけでランチに連れてこられたのが
コチラのアグリツーリズモ。
Tenuta Tannoia (テヌータ・タノイア) です。(HP)
屋根の付いたテラスに入ると
梁に吊るされたトマトの束が大量に下がっています。
まるでシャンデリアのよう!
奥にあるのはワイン樽でしょうか?
夏場に収穫したトマトは、風通しの良い軒下等にこうして吊るす。
日本と違って乾燥しているイタリアでは、黴が生えることなく
翌春まで保存できるんだそうです。
で、冬にもトマトを楽しめるって訳。
このトマト・シャンデリアは、まるでアートだなあ・・・
我々が通されたダイニング。
わー (・0・)
なんだか、歴史ある旧家って感じ?
農場と言っても、この辺りの名士なんじゃないかしら。
添乗員女史さんが曰く、
「アグリ・ツーリズモは昔からの大地主が運営している所が多いですね」
とのことですから
コチラも農家、というか豪農レベルなんでしょう。
テーブルに着いたら
まずは手作りで出来立てのモッツアレッラ・チーズ
そして、フォカッチャ。
日本で食べるモッツァレッラは球体だけど
キュキュッと縄を縛ったような形のモッツアレッラ。
この形こそが手作りの証よね。
機械じゃ、捻じれないもの。
フォカッチャは塩味だけのシンプルなもの。
パンの代わりにフォカッチャなんでしょう。
つづいて
トマト、チーズ、ハーブが乗ったフォカッチャ。
コレ、おいしい!
でも、食べすぎ注意。
メインが来るまで油断ならぬ・・・
トマトペンネが登場。
シェーブルチーズがたんまりかかっていて嬉しいね。
白ワインいただいてます。
ワインもこの農家の手作りワイン。
シンプルなサラダ。
生野菜がうれしい日本人です。
メインはサルシッチャ。
もちろん、コチラの農家の手作り。
サルシッチャは、イタリア語でソーセージのこと。
さらに、チキンとパンチエッタのグリルも。
(画像は3人分)
これはとても美味しかった!
チャコールで焼いたソーセージはオイシイに決まってるよねー!
香ばしいカホリと、上質な脂の焦げ臭。
チキンは歯応えしっかりの肉質。
塩加減だけの味付けで、十分完成している。
ペンネあたりは、美味しいけど平凡なレベルでしたが
この、サルシッチャ・パンチエッタ・チキンのグリルは
シンプルだけど、ある意味贅沢な手作り料理。
記憶に残る一食でしたわ。
夕食を思うとおかわりができなかったのが心残りだー。
あ、デザートはなんかのタルト。(←スイーツに興味薄いw)
テヌータ・タノイアは宿泊もでき、
この棟にゲストルームが11室あるそうです。
アグリツーリズモ、って言葉。
今回、ワタシは初めて知りました。
郊外の農場を訪れてその土地ならではの美味しい物を食べ
ちょこっと農家体験も出来る滞在。
都市部の人間にウケるのが理解できます。
【 つづく:世界遺産のカステル・デル・モンテ行きます 】
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