2016年9月11日(日)
リストランテ・ナディでのランチの後、サッシ地区を歩いて行く。
人が住まなくなった元住居だろうなー、と思われる建物が其処ここに。
しかし、外から一見しただけでは「洞窟住居」には見えないほど手を入れてある。
洞窟の外側に、切り出した石を積み上げて家の体裁に仕上げたのだろう。
この辺りは観光客が徘徊するエリアのようで、サッシをリノベーションしたホテルやレストランが点在。
さらに自分の為のメモ画像が続いてスミマセン(汗)
(しかし、車じゃなかったらここまで荷物をどう運ぶんだ?)
すみません!次回チェックが止まりません!ディナーはここだな。(La Palta)
貧民窟!不衛生!国の恥!呼ばわりされて、1968年以降は住むことを禁止されたマテーラ・サッシ地区だったが1993年の世界遺産登録もあり、歴史的価値ある洞窟住居を維持・保存する方向にある。
旧住民が戻って来るだけでなく、サッシ地区に魅了されて転居して来る人も。
ホラ、中華鍋みたいなアンテナがけっこう立ってるでしょ。
それでも、電気・水道・ガス・・・ライフラインが充実したのは1990年代に入ってからなんだそーだよ。
ちょうど通り雨があったのだが、雨水がサッシ地区の階段を勢いよく流れ落ちていた。
「この雨水が、かつては生活用水として貴重だったのです」と添乗員女史さんの解説。
雨水が階段の中心に寄っていますね?この雨水は集められて、各家庭の貯水槽に分配されていました。1200年前に構築されたシステムだそうです。
人が住むようになって(現在人口2千人とか)観光地化しちゃってるんじゃないの?と思われるかもしれない。
たしかに、ホテル・レストラン・手入れされた住宅は所々にはあるが、こんな感じの洞窟住宅の廃墟の方が断然多い。
歩いているだけでワクワクする自分に気付く。ああ!そうだ。廃墟マニアのツボなんだ!
ワタクシこにゃくう、実は廃墟が大好きなんですw
1954年に始まり、1968年まで続けられた住民の強制移住で無人になった住居は、このように封鎖されていますが、観光客がたくさんは通らない所にある廃墟はほぼ開けっ放しです。
入ろうと思えば勝手に入れちゃうyo^^;
特に、サッシ地区の南側(↑の画像だと中心部より左サイド)は廃墟マニアにおすすめ~w
観光客も少ないし、扉を封鎖していない家屋がいっぱいあります。
まあ・・・今後、さらに観光客が増えてしまったら漏れなく封鎖され、洞窟住居のリノベーションも進んでしまうのかもね。
マテーラ、サッシ地区の廃虚感を味わえるのは今のうちかもしれません。
そういう意味でもマテーラは再訪したい街です!