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16年南イタリア

36.NERO-Sushi(ネロ寿司)★ナポリでなんちゃって日本食に挑む

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※追記※NERO-Sushiは閉店したようです。
前の記事よりつづき 】
2016年9月12日(月)
ナポリでの最初の夕食です。今晩からはツアーメシが付いていないので、好きなお店を選べる自由度が嬉しい。


ベスビオ・ホテルを出て海岸沿いの道を行く。このストリートは車シャットアウトになっているので気持ちよく歩ける。点々とポリスが警邏しているのにも安心感あり。


どのお店もこんな夜景に面している。ステキビュー♪


Nero Sushi(ネロスシ)海に沿ってずらりとおしゃれなレストランが並ぶ中、一軒だけ「SUSHI」って。この雰囲気で出る寿司は冒険以外のナニモノでもない(笑)心ある日本人なら、疑ってまず入らないでしょう^^;


いや、だからこそ挑むのですっ。人生にチャレンジは大事。そして、オットの血中日本酒濃度が下がったので、そろそろワイン以外を欲しがっています。


ビールちょうだい、と言ったら「アサヒ、キリン、サッポロしかないんだけど…イタリアのビールは置いてなくて」と、申し訳なさそうにいうんです。で、サッポロいただいてます。我ら日本人にはウレシイよ。けどそれで商売ダイジョウブかな~?


こちらはコペルト(日本でのつき出し的存在)人参ステック。クリームチーズにバジルが入ったソース。美味しいよ。


アルコールメニューにあった唯一の日本酒がコレ。奥の松 だあ!もっとひどい日本酒しかないんだろー、と思ったら(←失礼です)NEROさん、やるじゃないですか!


奥の松、全米吟醸。正直言って「奥の松」は我が家では買ってまで呑みません。でも、ここはナポリ。しかも観光地ど真ん中の妖しげなSUSHI屋なんですから(←コラ)このレベルの日本酒が飲めるなら、今夜はこれだけでも大成功。


ちいさな塗りの桝を持ってきてくれました。おしゃれな演出をありがとう。「60%精米の、いわゆるアルコール添加吟醸だけど、奥の松酒造では自ら醸した純米酒を蒸留して作ったアルコールを添加してる。つまり、すべて米からできている吟醸酒ということで’全米’って謳ってるんだ」日本酒ヲタのオットの解説がすかさず入ります。
気になるお値段は720mlで40ユーロ(約4800円)でした。


カルパッチョ ミックス 18ユーロをオーダーしてみたら・・・


こんなのキタ。アトランティックサーモン、脂のりのり。タコ&えび、悪くないです。TONNOの(鮪)解凍が上手くできてなく、旨味が抜けてて×。お醤油ベースのソースがかかっていて真中にバジルソース。なんてことでしょう。 けっこうオイシイ 


TEM PURA たしか15ユーロほど。天つゆが付いて来て、正統派な食べ方をレコメンドしてくるNEROさん。海外で天つゆって珍しい。そして、海外ではフリッターかよ!みたいな天ぷらに出会うことがありますが、そこそこクリスピー。スーパーのお惣菜売り場の天ぷら程のクオリティはあります。(あ、褒めてるんですよ)


2、GOMA WAKAM E  6ユーロ。ごまわかめ~?気になったのでオーダーしてみる。文字から想像するだけの、ほとんどクイズ状態w


くきわかめの胡麻油あえ でした。コレが、意外とオイシイ。日本の居酒屋にあってもおかしくないレベル。鮮やか過ぎる色がなんだか怪し気ですけど。やるな、NERO。


海外のなんちゃって和食だろー、とナメていたらどれもイケるじゃん!すっかり気を良くして
3.アサヒカワ ミソ 5ユーロ行ってみよー。何だろ?サッパリ想像つかないメニューだな~。でも、この店なら大丈夫だよー、と・・・


み、味噌汁だった~ ^^;ヤラレタ。みそ汁に5ユーロ出しました~wですが、コレちゃんと鰹出汁の味がするんですよ。味噌を溶いただけ!で味噌汁を名乗るのかとおもったら出汁をちゃんとぬかりなく。イタリアン続きで疲れた胃がホッとした瞬間。


SAMBAHIA  RAVIOLI 6.5ユーロ。サンバ ラビオリ、ってなんだろー?って頼んだらギョーザだった!という事態wそうだよね、餃子はラビオリと一緒よね。知ってたら頼まなかったわw


そろそろ寿司を・・・ということでカルフォルニアロール 10ユーロ。アボカド、胡瓜、エビ・・・いろいろ巻かれているので、まとまるとそこそこの味。


TEKKA MAKI 9ユーロ。ご覧の通り、巻きのテクニックが全くなってないんですけどw
酢飯がぐずぐずで、鉄火が端に行ってるわけなんですが、そこはナポリなので許しますw
「割とおいしいじゃん」オットとムスメの評価は及第点らしい。まー、回転すしの3割減の味?


最後にSAKE GUNKAN 7ユーロ。ムスメがオーダーしたらこんなの出た 角切りのサーモンが乗っているのはOK。ですが、周囲を海苔ではなくてサーモンのスライスで巻く、という非常にヘビーな軍艦巻(笑)
しかもトラウトではなくアトランテックサーモンなので、かなりオイリー。ムスメは「サーモンまみれでオイシイよ」と前向き評価だったのでいいんですけどね^^;この発想は日本人には無いなー、と あきれました 感心しました。


メニューにちょいちょい「○○コパカバーナ」とか「サンバ○○」とか挟んでくるのは、大将か経営者かがブラジル人だからなのだそうです。お店の人はみなさん、感じよい方ばかり。


変な和食だったら笑えたのに、笑えるどころか予想以上にまともだったNERO SUSHIさん。久しぶりの和食で気分が切り替わったディナーでした。(コスパは、けして良いとは言えないのであしからず)
【 つづく:ナポリで朝散歩

≪おまけ:猫ホテルのうちの猫さま≫
旅行中は吟次郎くんには不便をかけます。ゴメンね。猫ホテルさんからメールが届きました。


『吟ちゃんは、のびのびになって寝てます(笑)ご飯は完食。トイレも両方、毎日でてます。スリスリで可愛いですね』吟ちゃん、もうすぐ帰るからね!(涙)

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6 Comments

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amalfi  

2017-03-31 19:26

面白いお料理のネーミングをするお店ですね。サッポロビールのラベルも日本では見かけないものですね。KAGOSHIMAという名のイカのバター焼きも興味をそそります。

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こにゃくう  

2017-04-01 22:16

> amalfiさん
KAGOSHIMAの料理はバター焼きだったんですね。カラマリしか分からなくて~。さすが、イタリア語も解するamalfiさん!
だがしかし、なぜ鹿児島で烏賊?他にも「YAMAGATA YAKISOBA」とか「タルタル・ナゴヤ」「HAKODATE NO TORI」とか謎メニューが満載です(笑)
とりあえず知ってる日本の地名でメニュー名を考えちゃったってことでしょうか

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mihi♪  

2017-07-08 09:56

この「SAKE GUNKAN」の破壊力!!
確かにこの発想は日本人には無いかも~~( *´艸`)。
オイリーじゃなければ、日本でもウケるかも~。φ(..)メモメモ。←メモしたからってお寿司屋さんに教えるってわけではありませんが…(~_~;)。

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こにゃくう  

2017-07-14 03:02

> mihi♪さん
サーモンをサーモンで巻くって、ねえ!
酢飯はどこへ・・・って感じです。
しかもアトランティックサーモンの脂身なんで、こってり100%です。
この発想を生かして…胡瓜の薄切りで巻く、かっぱ巻き!
など、どうでしょう?
絶対、つまんない味だろーな~ww
寿司は素材の組み合わせ、コラボって大事なんだよ、ってナポリの大将に教えてあげたいです。

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yoshika  

2018-08-23 18:20

かなり笑えました!行かないと思いますが…

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こにゃくう  

2018-08-24 19:56

> yoshikaさん
行っちゃダメですよ~
ヘンテコな寿司が出てきて大笑いするつもりならOKですけど
おいしい和食屋・・・ではなかったもの(笑)
でも、意外と真っ当な部分もあるのが不思議だったネロさんです。

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