ヌオーヴォ城。
西洋の城だなー、というシロウト感いっぱいの感想w
威風堂々というんでしょうか。
ド太い筒状の搭が黒々と、威圧してます。
ガイドのステファーニャ
「内部見学もできますよ。礼拝堂とか、中世の財宝とか・・・」
あ、外観だけでイイです、ハイ・・・
本気で見たら、1時間では済まなそうなのでパスです。
ウンベルト1世のガレリア。
只今、絶賛・修復工事中!
うを~!
ごーじゃす!
ところどころ、工事の足場が組まれていたり
防塵シートが巻かれていたりしてますケド
この建築物の美しさは十分伝わりますよ。
鉄の枠とガラスで組まれた天井が眩しいです。
コレを造らせたイタリア王国の力と
センスの高さを感じます。
ただ、工事中のためなのか
ほとんどのお店が休業中で閑散としていて淋しいんですけどね。
ステファーニャ
「2014年の7月にね、このガレリアの天井から大きな石が落ちてきて
高校生の男の子が亡くなったの。
これから夏休みに入る、という日だったらしいわよ。
その事故があったので、この工事なのよ」
ああ、何てことでしょう・・・
100年以上経っているのだから
安全点検を怠ってはいけなかったのにね。
事故が起きてから慌てて対処、って日本でも時に起きるけど・・・
床の意匠も秀逸。
12星座のモザイク画になっている。
乙女座だね!
(分からないの、イタリアだからねwとステファーニャ)
安全に人が集えるガレリアが戻ってくると信じて。
ガレリアの正面に劇場が。
サン・カルロ劇場、といって1737年の建築物。
そして、今でも劇場として現役。
近世ナポリの貴族・上流階級の人たちは
夜になると、ここでオペラなんか観ていたのかしらね。
スパッカナポリは庶民の町。
王宮周辺は階級が違う人たちが集うエリアだったのでしょう。
劇場の向かいにある、カフェ・ガンブリヌス。
ステファーニャ
「ガレリアと同じ1890年創業の老舗カフェよ」
はー♪
ヨーロッパの貴族風味なカフェでステキですね!
オット 「ねえステファーニャ、そろそろこのツアーもおしまいだよね。
最後に、ここでお茶しましょう。
カプチーノを貴女にご馳走させてください」
黒ベストに黒の蝶ネクタイを締めたカメリエーレが給仕するテラス席へ。
ほとんどが観光客だと思うけど
どのお客様もこの店の空間を味わい、楽しもうという感じで
どことなく優雅。
ステファーニャはシンプルなコーヒー (3.5ユーロ)
ここのお店のカップのデザイン、品がある。
ステファーニャに「ナポリにもアイスコーヒーがある」
と言われたので、興味半分でオーダーしたオット。
ナポリ流アイスコーヒーは「カフェ・フレッド」(4..5ユーロ)と言うらしい。
・・・の、飲めないっ(笑)
甘すぎて~。
千葉県民御用達の「マックスコーヒー」以上の甘さっ
ナポリっ子は、エスプレッソに山盛りの砂糖を入れるのがフツーだそうだ(汗)
19世紀にこーんな感じの貴族さまが集ったお店なのね、って感じの
お上品なメニュー。
(12ユーロ均一)
ここの人たち、ガッツリ甘いものが大好きなんだね。
ホットチョコレート&ホイップクリームなどと・・・恐ろし気。
きっと、ヘビーな甘さなんでありましょう(汗)
覗いてきました。
重厚な内装、大理石のカウンター!
宮殿みたいだ~♪
カウンターに貼り付いて、
サクッとコーヒーを飲み上げている人も多い。
カウンターで立ち飲みだと、お値段は椅子席の半分以下です。
ド甘そうなお菓子類がガッツリ並んでいます。
テイクアウトも出来るみたいです。
黙々とこなす従業員さんたち。
無口です。
一見、無愛想?
いえ、ワタクシは老舗カフェで勤めている者のプライドと
重厚さを感じましたよ。
プレビシート広場、午後3時半。
ステファーニャ、今日は5時間半もガイドしてくれてありがとう。
彼女とはここで握手して別れました。
【蛇足】
ホテルに戻る道すがら
スーパーがあったので行ってみよー。