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16年南イタリア

46.パスタモーレ&キアタモーネ(Pastamore & Chiatamone)★ナポリの裏路地レストラン

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前の記事よりつづき 】
2016年9月13日(火)
イタリア旅行最後の晩餐に出かけます。


ツアーめしは付いていない日。
サテ♪どこで食べようか?
旅行前から熟考して決めていました。
宿泊先であるベスビオ・ホテルの裏道、キアタモーネ通りを西へ。



夜のナポリにタクシーに乗って遠くへ行くのはちょっと…
6日間の旅の疲れも出ている頃
ホテルの近くでなんとか…
と思っていたので
この距離はありがたい。

ツアーの皆さんは夕食についてノーアイデアだったようで
ほとんどの方が添乗員さんと共に
NHK「世界入りにくい居酒屋ナポリ編」で放送された
アンティカ・カプリに出かけた模様。



さて我が家3人。
海岸通を一本中に入ったやや淋しい裏通りを進む。
行く手に賑やかなパラソルが。
ここだね!



パスタモーレ&キアタモーネ
キアタモーネ通りにあるからこーいう店名のご様子。



ぼなせ~ら~!
19時で予約したこにゃくうデ~ス
この店はレストラン予約サイトthe forkで予約できるのがありがたい。



マリンブルーの色調で港町をイメージした内装。
ちっちゃなトラットリアだ。
イイ感じのお店!
窓からの眺望は隣家の壁ビューだけどねw



19時なんて欧州のヒトにしてみれば
まだまだ夕食には早い時間なのでしょう。
我々は一番客。
他に誰もいません。
今日は平日だしね。



この旅行で無数に飲んできたPERONIを今晩も。
さて飲みながらオーダー選択会議開始。



一番手:カプレーゼ(7ユーロ)
ブッファーロのモッツァレッラチーズはややきつめの塩味。
ハーブが多種類振り掛けてあって、
その多彩な香りが美味しい。
日本だとバジルだけだったりするからね。




二番手:ムール貝のワイン蒸し(6ユーロ)
Peppered Mussels とメニューにあった通り
唐辛子でピリリと辛い味付けなのが美味しい。
6ユーロで山盛り入ってそこも嬉しい。
身も過熱しすぎていない。



こりゃワインでしょ!
ってことで
ハウスワイン1リットル(8ユーロ)
これが問題なく飲める味だったので
今夜はこのお安いハウスワインで突き進むことにしました。
都合2リットル飲んでますw



3番目:フリッター
「Pasuta cresciuta、Crocche、Arancini、Verdurine impastellate」
パスタ・クレシューテって、
小麦粉ダネをフライにしたもののご様子。
他所の地域ではゼッポレって呼ぶそうだが
なぜかナポリではパスタ・クレシューテ。



丸形はモッツアレラチーズ入りのアランチーニ(ライスコロッケ)
その上にズッキーニ・茄子・パプリカなどの野菜フリッター。
いろーんなFRITTIRINAが楽しめる。
このボリュームで5ユーロは嬉しいな。



4番目:Cottoletta alla Milanese
ミラノ風カツレツってことでいいんですよね?
フツーにカツですw
6ユーロ。
とんかつソースかけたかったゾ。



 5番目:Spaghetti allo scoglio 
スパゲッティ・アッロ・スコーリオ
「ペスカトーレ」との違いは、
貝類・海老類を使うとスコーリオなんだと。
ムール貝、赤海老、ヤリイカ、あさりに蛸。
まー、ふんだんにシーフードが乗っかって。
特に蛸がミンチになっているおかげで
味がよーく絡む♪
この店にしてはお高目
15ユーロ。

さて、もう帰ろうかー?お腹いっぱいだし
というワタクシとムスメを押さえ込んで
「まだコレ食べたい」
とオットが暴言吐きまして


カポナータ。
オットは休日は料理作りが趣味で
ラタトゥイユというか、カポナータを上手に作ってくれる。
ナポリのカポナータが気になったのでしょう。
んじゃ付き合うよ、と。


フツーこーいうのイメージしますよね?
オットもいつもこんな感じのを作りますし。
ひと口大に切った野菜を
トマト缶で煮る、みたいな。

来たのはコレだった。


CAPONATA(10ユーロ)
カポナータです、って。
豆類、トマト、蛸、オリーブの実を
大量のツナで和えてある料理?
しかもベースにトーストが敷かれている。
えらくボリューミーな一品。
想定外。
3人して「え~!」と叫ぶ事態w


既知のカポナータと全然違う料理だったけど
これはこれでとってもオイシイ。
ナポリではこのスタイルがカポナータなのだろう。
こんな満腹状態じゃなかったら
もっとありがたく食べられたところだ。
オーダーしたオットが責任もって完食しましたw

てか、
食事の最後にアンティパストに戻る日本人ってどーなのよw


帰国後、検索して知ったのだが
ナポリでは
ジェノベーゼソースのパスタも
日本人の知るバジル仕様の緑色のパスタじゃないそうな。
玉ねぎをグツグツ煮込んだ…
つまり、茶色!
イタリア料理ってひとつに括ったらダメなのね。
日本食だってそうだけど
地域性があるんですね。




そんな不調法な日本人にもお店のヒトはお優しかったわよ。
驚いたのがお会計。
これだけ食べて、
ワイン2リットルにビールも飲んで
3人で7445円。
やっす!


海沿いの表通りから一本中に入った裏通りの店だから
お安いのかなー?
ナポリ湾に面したストリートの店だと
もっと高くつくでしょう。
十分おいしいし観光客でも安心して食事できる店です。



21時。
我らがお店を出る頃になって
ようやく常連さんっぽいお客様がご来店。
ナポリっ子のディナータイムはこれからなのかもしれません。

ごちそうさまでした。

つづく

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6 Comments

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ふわり♪  

2017-05-28 04:58

ほんとに、やっす!
カポナータ、メニューをよく見ると、確かにズッキーニもナスも玉ねぎも書いてないっ 最後にこの量は大変でしたね~

記憶力に難のある私、既にクロアチアの細部はアヤシイ。だもんで、いつも時を経ても詳しく書かれるこにゃくうさんを尊敬していましたところ、夢にまで登場なさいました ある戸棚の中に、写真とそのレポートを項目ごとに整理して仕舞われておりました

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こにゃくう  

2017-05-30 22:06

> ふわり♪さん
な、なんですって~!
私、ふわり♪さんの夢に侵入
そ、それはスゴイ!おじゃましましたー

> ある戸棚の中に、写真とそのレポートを項目ごとに整理して仕舞われておりました

あ…そーいう整理整頓行動は、私のもっとも不得意分野なので
ソレ、私じゃないですわー(笑)

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ふわり♪  

2017-06-06 16:01

> こにゃくうさん
そうそう。これ、ちょっとばかし気を遣いまして「整理して」と書きましたが
項目ごと(ブログ1話分ずつぐらい?)の写真とレポートを輪ゴムでとめて、戸棚に思いっきり詰め込まれてありました。
「整理」はあくまで写真とレポートだけは一致しているという状態でした

でもまぁ、こにゃくうさんって、どれもこれもスキルが高いからなぁ。私が片づけた状態を「散らかている」と言いそうな気も致します。(家ではまさにそう言って叱られています)

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amalfi  

2017-06-06 20:12

カポナータには驚きですね。ワイン2リットルは3人でしたね。...とても財布に優しいお店でこれならワタクシも安心して入れそうです。

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こにゃくう  

2017-06-07 13:23

> ふわり♪さん
>輪ゴムでとめて、戸棚に思いっきり詰め込まれてありました。
あはは~ 私、見られてました?だいたいそんな感じです(笑)
ザックリとクリアファイルに挟んでポイです。
ふわり♪さん、透視のスタンドをお持ちで?(笑)

オットも小言を言いたいのかもしれませんが「ブログのためかー」と言葉を呑み込んでいるのだと思います^^;

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こにゃくう  

2017-06-07 13:29

> amalfiさん
この世に2種類のカポナータがあるとは初知りでした。
やられましたww

>ワイン2リットルは3人でしたね
実は、ムスメはワインが好きじゃないので飲まないのです。
2リットル、ふたりでガッツリ飲みきりました(笑)
日本で言ったら居酒屋的な店なのかもしれません。
有名店じゃなくてもいいからナポリで食事したい、という方には教えてあげたい良店だと思いました。

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