青山総本舗/富山の鱒寿しは300年の歴史@富山県
【 前の記事よりつづき 】
2016年5月7日
北陸、富山を旅しています。富山の美味しいモノのひとつとして鱒寿しは外せないですよね。
北陸、富山を旅しています。富山の美味しいモノのひとつとして鱒寿しは外せないですよね。
1717年。料理上手な富山藩士が地元、神通川に遡上する鱒で作った押し寿司が始まり。富山藩主さまは「コレ、オイシイ!」とお気に入りに。
さらに、将軍・徳川吉宗に献上したところ暴れん坊将軍、大絶賛。以後、富山行ったらマストで鱒寿司な!は世間に広く知れ渡っていきましたとさ。めでたしめでたし。
・・・というわけで富山・鱒寿しには300年!の歴史があるんだって。すごいわ、鱒寿し。JR車内でゲットした広報誌によると、富山県内には30銘柄以上の鱒寿しがあるっていうのよ。
そんなにお店があるのなら、もはやどこが評判店なのか旅人には分からないわぁ。「酢の効き具合」「鱒の品質」などなどにより、各人各家庭に贔屓があるのでしょう。
前の記事でご登場いただいた酒蔵奥さまに何軒かおススメの店舗を挙げていただいた中で、富山駅に近いコチラで購入してみることに。
趣ある店舗。イイ感じの老舗感です。
営業開始時間が7時、と早いのが意外。そして、予約しないと売れ切れの場合もあるんですね。
ワタクシもちゃんと予約しました。
積み上げられた主力商品の鱒乃寿し。主力、というかなんというか鱒寿し1本勝負!というビジネススタイル。それだけ、富山の人たちが日常で食べ続けているってことでしょう。ソウルフードと言ってもいいですよね。
ところが。カウンターに、鱒寿しとは関係ないはずのとろろ昆布が各種並んでいる。ナゼ?なんでだー?「何でとろろ昆布を売っているのですか?」「一緒に食べるんですか?」とか、なんとか、お店の方に疑問をぶつけるワタクシ。
とろろ昆布が店先に並んでいる光景が珍しいと言う、この客の方が珍しい!・・・お店の方はそういうお顔をされていたわw「富山では、とろろ昆布をすごく食べるんですよ。とろろ昆布消費量も日本一って聞いたことあります。おにぎりは海苔よりも、とろろ昆布に包む方が好きです」(お店のヒト)
へ~!江戸時代の北前船の影響なのでしょうか。旅をするって、こういう事がおもしろい。
で、ワタクシどもが購入した鱒寿しはコチラ。特選 鱒寿し 銘々包み2700円。濃紺の風呂敷に包まれて「特選」感があります!
レギュラーと特選があったら、特選を選んじゃうのが旅人の悲しいサガよねw
銘々包み、というのも旅人にはありがたいわ。添えられたプラスチックナイフでギコギコと切るのも乙だし、放射状に広がる笹の葉もそそられる。けどスイッと手に取って食べられる工夫って助かる。
こうして新幹線の中でも食べやすいね。「特選」の所以は(1)天然の北海道産桜鱒を使っている。(2)器の曲げわっぱ。杉板の曲げモノを使っている。レギュラー品だとサーモントラウト使用だそうです。「特選」は桜鱒の脂が乗り過ぎていない点で自分の口に合うな、という食後感でした。
杉の蓋を、青竹を使って井桁に挟むパッケージ。富山の鱒寿しは味だけでなくそのデザイン性も高いな、と思います。押し寿司好きにはたまらん。今後、他社の鱒寿しもたべてみたいものです。
首都圏でもデパ地下や時にはスーパーの催事にも並べられている程ポピュラー。
工場見学もできる「ますのすしミュージアム」ってーのが有るので行って見たわよ。「ここの商品って、どこでも買えるし今さらだよね」とかなんとか、かわいくない事言いながら見て回ったのですが・・・
源さんの企業努力と溢れる鱒寿し愛に感心し、ミュージアムを出る頃にはオットもワタクシも源さんのファンになっていたのでした(でも見学しても試食もお土産もな-んにもない、というのがナニだわw)
【つづく:富山駅でまた呑んじゃう】
★★★☆☆3.47 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999
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