伊香保温泉・岸権旅館には3ケ所のお風呂がある。その3つ目。
第3の湯、権左衛門の湯は「離れ露天風呂」とコメントが付くように客室棟から離れている。

もうね、一回外に出ちゃうほどの離れっぷり。
まず業務用の駐車場に出まして、外履き用サンダルに履き替えて進みます。
岸権旅館脇の道路を渡ると新しそうな別棟がありました。「離れ」だわ~w
このめんどくささ故か、非常に空いている権左衛門の湯。
チェックイン時から23時までは、手前・男性、奥・女性になってます。
この旅館の3つの温泉のうち、唯一男女入れ替えがあるのがこの権左衛門。
道路脇の斜面に建っている湯屋なので土地に余裕がないのでしょう。
ヒジョーに狭い脱衣所となっています。狭すぎて、全体像が写せないものw
崖に貼りだすように設けられた長方形の浴槽。
更に、檜の桶が2つ並んでいる。自分でも悲しくなるボケボケ画像で恐縮だ。
よく見えないでしょうけれど奥の桶には「かけ湯・洗い湯」手前の桶には「桶風呂」と書いてあります。
浴室には蛇口やシャワーが無い。入浴前には檜の桶から手桶で湯を掬って、掛け湯をしてから入るシステムなのでした。
この権左衛門の湯について岸権さんのHPでは『明治14年に描かれた錦絵を忠実に再現した』と案内しています。そりゃ、明治14年の風呂にシャワー栓はナイわね。
洗い湯・かけ湯のとなりの「桶風呂」がとっても快適でした。
「どうぞお入り下さい」はーい!どっぷり独り占めさせていただきます。
桶風呂ステキです♪
いったん道路に出るひと手間が敬遠されるのか、シャワーが無いのを不便と感じられるのか。
広々としていないので避けられるのか、誰も来なくて快適な離れの湯でした。
こにゃくう的にはおススメの湯。
尚、23時を以って権左衛門の湯はクローズ。一度、外に出る構造上、夜通しの開放が難しいのでしょう。翌朝の6:00に再開された時には男女が入れ替えになる。
翌朝6:00の画像がコチラ。あら。チェンジした風呂場には・・・ステキな「桶風呂」がナイ!(涙)岸権宿泊の女性は、23時までに権左衛門の湯に行くことをおすすめしたいね。
天井部が抜けていて、昔の湯屋のような構造の浴場がいい風情です。
お風呂を出た所に待ち合わせスペースというか、休憩コーナーがあるのだけど
従業員さん用のカウンターをワタシは二度見した「え?ええっ?」
が、「湯船で升酒をどうぞ!」このサービスはなかなかナイよねえ。
一般的には飲酒しながらの入浴はNGだろうけど、そこは自己責任で許されても良いよね?
権左衛門の湯には貸切露天風呂が2室同居しているから、ここでなら他所様の目を気にせずに升酒を浴槽に浮かして呑みつつの入浴ができるなー、と。
次の岸権があったらソレやりたい、と思いました。