2016年12月26日
伊香保温泉に来てます。個性的な温泉街をふらふらとお散歩。 伊香保
温泉を彩るのは、
この365段から成る「石段街」旅番組ではお約束のポイントだし、映画では古代ローマ人が浴衣で疾走していたっけ(テルマエ・ロマエね)
この特異な階段街の原型が造られたのは明治期?…うーん、江戸時代かなー?と思ったら戦国時代だった~(驚)
それは、武田勝頼が真田昌幸に命じた「伊香保温泉保養地化計画」 長篠の戦での負傷者を癒す為、階段を造って木製の樋を埋め、上流の源泉から各湯小屋へ湯を分水したんだって。
その分湯の仕組みがコレ。木樋もそのままに、今でも石段の中を流れているのが見られる。
長篠の戦って1575年のことじゃん!そんな昔に賢い仕組みを考えたもんだわ。
伊香保温泉では、各旅館に引湯される湯口のことを「小間口」と呼んでいるそうだ。 現在、小間口経由でどの宿がどれほどの量をゲットしているかが分かる図解がコレ。
「伊香保温泉小間口権者組合」のサイトを見ると、黄金の湯に浸かりたいならどの旅館に予約するべきかが一目瞭然の図解なのでした(岸権旅館を選んだのは正解だったのね)
昭和なレトロ感がダダ漏れの石段街。「射的!やってみない?」とムスメを誘うものの…
ムスメ「いや、全力で当ててもいただけるものがコレでは意味ないでショ」と諭されるワタクシ。御意。
るんるんって昭和だねー、と申したところ、ムスメ「死語ですか?知りませんもの」
戦国時代に基礎が造られ江戸期も温泉地として栄え、今や昭和なレトロ風味となった石段街。
とりあえず最後まで昇ってみようよ。
みなさん並んでおりますが、強烈なご利益でもあるんでしょうか?お賽銭すらあげなくてごめんなさい。
「この先に源泉の噴出口があるよ。飲泉所があって飲めるらしい」
下調べ担当者のオットが申します。より淋しげになっていく奥地まで進みましょうか。
立派な飲泉所あらわる。温泉は入るのも飲むのも大好きです!
まずっ!
ペッペッ・・・
水が並んで湧き出ている意味が分かります。お口直し必須かも~
いろんな温泉を飲んでいますが「長野県佐久市の初谷温泉」と「福島県鷲倉温泉の岩根の湯」に次ぐ、ワタシ史上まずい温泉に認定。
いや、だからこそ飲泉による効能も有るのだろうなあ。強烈な鉄の味!効きそうだもの。
「だからってコレを100mlとかって無茶でしょw」(ムスメ)
うん。ワタシも伊香保の湯は浸かるだけにしておきたい。
さらに坂道を登ると、源泉の噴出口へ到着。ここが伊香保温泉の湧出地なんですね。
ガラスドーム越しに、だくだくと湯が湧いているのが見えて面白い。まったく上手く撮れてないけどw
振り返ると、立ち寄りの露天風呂。噴出口からこの近さですもの。フレッシュな温泉に浸かれそうだなー。
入浴する時間が無くて残念だ。次回の伊香保があったらぜひ利用してみたい。
伊香保の坂を下って戻ります。レトロな雰囲気もする伊香保温泉街。歩くのも楽しいね。
湯の花饅頭のお店。岸権旅館のウエルカムスイーツもここのお饅頭でした。
石段を下りきったところにあったこの古い建物も印象深かったな。
ハワイがアメリカ合衆国50番目の州になる1959年よりずっと前。
まだ「ハワイ王国」だった頃に、日本駐在公使だったご一家の別荘だった建物。無料で公開中(ハワイ王国公使別邸)
公使の奥さまは日本人女性だったそうです。夏の蒸し暑い日本を避けて、涼しく過ごすために伊香保温泉に別荘を設けたのでしょうかね。なつかしい感じする~!おばあちゃんちみたいでホッコリしちまう。
石段の温泉街ザックリとひと巡り。伊香保温泉、チャンスがあったら再訪したいですわ。
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