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沖縄

4)中城(なか ぐすく)城★沖縄世界遺産めぐり

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前の記事より続き 】

2017年1月14日(土)

オットのお供で沖縄の世界遺産めぐり中。


勝連城からレンタカーを走らせ30分弱。

朝イチで訪問した「座喜味城」の主だった護佐丸(ござまる)
座喜味の次に居城としたのがここ、中城なんだそうです。


護佐丸さんと、先程行った「勝連城」の主、阿麻和利さん。(あまわり)
どちらも中世沖縄に於けるヒーロー的な領主。(沖縄では按司という)なんだが
お二人はライバル関係だったらしい。
勝連城とこの中城は湾を挟んで反対側に建っている。
お互いに牽制と意識をしていたのだね。



築城のテクニックは護佐丸チームの方が先端的だったようです。
浦賀に行くよりも先に琉球に来て、ここを訪れたペリー御一行様が
この門を見て高評価したとかなんとか。
「エジプト式じゃん!精巧なアーチ、やるな琉球文化!」
って。


この石の積み方も高い技術なんだって。
勝連城は、立方体に加工した石をフツーにブロック状に積み上げている。
こちら、中城の積石は多角形に加工してある。
お互いが噛みあうように積むことで
強度、耐久性が高まるのだそうですよ。
へー。
デザイン的にも洗練されてる気がする。



護佐丸時代に於いてはハイテクだったのね。
でもさ、
なんだが雰囲気が俗っぽい。
ここまで見てきた3つの城(ぐすく)に比べてうっとうしい感じ?
ゆるキャラ護佐丸くんの顔出しパネルは置いちゃヤだな~ww

しかも、座喜味城と勝連城は無料だったけど
ここは入場料400円だよーん。



城の前の空間を使って
イベントがあるようです。
HPをみると積極的にフェスや舞台を誘致しているのね。



文化財の維持、管理って財政的にも相当大変なんだと思います。
一度来たら、二度目の訪問がない世界遺産にならないよう
地元自治体も知恵を絞らないといけないのでしょうね。



その努力、分かります。
でも
よそ者観光客のこにゃくうには
素朴で手付かず感がある「座喜味城」と「勝連城」が好印象だったかな。

ま、立て続けに3つも城を見てきて
やや飽きてきたせいかも~?
^^; スミマセン


何より、中城最大のやっちまったスポットはコレだなw

↑の画像、最奥部分を拡大します・・・


なんかある~
護佐丸のヤグラ?
15世紀琉球の・・・高床式倉庫?



これは
1970年ごろの沖縄海洋博を目論んで建てようとしたものの、
建築会社が倒産して、工事の途中で投げ出されたまま40年経過した廃墟、
「中城高原ホテル」跡。
廃墟マニア垂涎の物件でございます。
Wiikiもあるから、詳しくはそちらをお読みください)




心無いデペロッパーが護佐丸うんぬんを丸無視して造ろうとしたのか?
と思ったら、
そういう流れでもなかったようだ、というのがツボ。
(Wikiの記述が事実とすればですけど)


中城と廃墟の間にはトラロープが張られ
立入りを禁止する警告板が掲げられていました。
ワタクシ、廃墟大好物なんですけど
規制線を破ってまで侵入はしないわ。



ナゾ廃墟が隣接しているのに
あのうるさいユネスコがよく世界遺産に選定したなー、
とツマラナイ事に感心した中城跡でした。

つづく
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2 Comments

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ふわり♪  

2017-11-29 11:09

この廃墟ホテルを見て思い出しました。
琵琶湖畔に長らく幽霊ホテルがあったんですよね~
同じような経緯で、建築途上で放置されたまま四半世紀。
爆破解体のニュースを聞いたときは、ホッとしたぐらい不気味な場所でした。
私は廃墟が怖いんですが、ここがインプットされているせいかも~

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こにゃくう  

2017-11-30 16:59

> ふわり♪さん
気になって琵琶湖ホテルをぐぐってきました。
わお♪盛大に廃っていたのですね!
観光地に隣接、完成する前に工事中断・・・ってところが条件そっくりです。
おまけに幽霊までセットって、すごい物件だったんですね。
「爆破の日は周囲に屋台が出て、かやくごはんを売っていた」という記述に行きあたりまして、関西らしいなーと爆笑しました(笑)

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