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17年米国ユタ州NP

14)ダブルオー・アーチ★アーチーズ国立公園

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前の記事より続き 】

2017年9月7日(木)

トレイル・ヘッドから30分のお散歩気分で到着したランドスケープ・アーチ。
自然の造形美を堪能したよ。
さあ、次のスポットに進もう。


お気楽散歩道だったのはランドスケープ・アーチまで。
ここから先は一気に難易度の高いトレイルが始まる。
しかも、急に!



「トレイル」って・・・コレ、トレイルって言う?
岩の上を歩く、です。
ワタクシは登山靴で来ましたケド
スニーカーとか、ただの歩きやすい靴レベルで来ると
滑る可能性大です。



そういえば・・・
トレイル・ヘッドに掲げられていた案内板。
『ランドスケープ・アーチへ・・・このトレイルは簡単だし、クオリティも高いわよ』
うん、その通りだった。
ダブルオー・アーチへの道については
『ここから先はディフィカルトよ。高所恐怖症の人には勧めないわー』
とか書いてあったなー。

いや、大げさじゃなかった(汗)



この場所なんて、直立して登ることはまず困難で
成人男性でも四つ這いになり、手も使って這い登る。
幅は1人分しかないので昇り降りで譲り合わないといけない。

ワタクシが出会った中年女性は、登りだしたものの
途中で一歩も進めなくなり、固まってしまった。
しかたなく、彼女が登り切るまで
ワタクシ含め他のハイカーは全員、周囲で待機。
同行の男性が彼女をひっぱりあげようとしたら
「Don't pull!」って半泣きでブチ切れしていたわ。
けっきょく、彼女のグループは諦めて引き返して行った。
OH、マイガ-。



道標は「TRAIL」と書かれた矢印が所々にあるだけ。
両側が切り立って、馬の背状態になっているトレイル。
日本だったら、少なくとも鎖の手すりを設置すると思うけど
自然の中の構築物は最小限に、と考える米国では
自分の力で進まないといけない。




チャレンジャーを甘やかさない米国のそんな流儀。
ワタクシは好きだな。
難所をクリアする毎に楽しくなるところがたまらん。

切り立った所にあるトレイル。
やがて、この崖を自力で降りないといけない事態になる。
(もしかしたら、崖を降りずに済むコースもあったのかも?)



馬の背トレイル(英語ではSandstone Finsと書いてあった)からの絶景。
がんばった者へのご褒美。


反対の東側はまた違った景色。
東西をそれぞれ遠望出来る。
爽快です。
でも、コレ風が強い日だったら恐怖しかないかも!



さて、目標のダブルオー・アーチ。
アレだね。



あー。
縦にOが並んでダブルオー、ですか。



暑さもあり、ここまでの緊張連続の道程もあり
すっかり脱力。
アーチへの感動は薄かったワタクシです(笑)

でも、ガッツあるものだけが辿り着けるアーチに来られて大満足。



アーチの陰で休んでいると足元にシマリス君。
こんなに不毛な土地でも俊敏に動き回り、何かを食べている。
人間には見えないのだけど、エサになるものが有るのだね。



さあ、頑張って今来たトレイルをもどろう。
もうひと踏ん張り。




ちなみに、切り立ったfinを歩くトレイルではなく、
大きく迂回する別ルートもある。
PRIMITIVE TRAIL
文字通り、まんまの道なき道だ。
敢えて冒険したいモノ好き以外は行かない方がいい。
道標等はほぼ無いので、方向感覚に自信がない人は迷うと思う。
(ちょこっと踏み込みました^^;)



ダブルオー・アーチへのトレイルは歯応えがあって楽しかった~

行かれる方へ:ダブルオーアーチは、馬の背フィン道の左手に現れます。
ハイカーがそれほど多くないコースなので人に付いて行くということができない日もあります。
道を見失わないよう、注意が必要なコースです)



トレッキングの疲れを、ビールで吹き飛ばすワタクシ。
(以後の運転はオットにおまかせ)
これにてアーチーズ国立公園とはサヨウナラ。
でも、
旅の後半にもう一度アーチーズに戻りますけどね。
まだまだ見ていないアーチがあるので。



次の目的地、ブライスキャニオンめざして出発。
約4時間半、270マイルのドライブで着くでしょう。

つづく 】
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2 Comments

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ふわり♪  

2017-12-05 12:44

そうそう。海外の名所は自己責任のところが結構ありますよね。
日本は安全確保ができていないと、そっちの方に責任ありという感じで。
それにしても、なかなかのハードさ。ドキドキしました。
進めない人がいたら、みんなが諦めるというのも潔いですね~ 1人放っては行かないんだ。
呑気に待つのもまた海外ですよね。そういうおおらかさ、いるよな~ うんうん。

道なき道、私、つい誘われるように行ってしまい、迷子になる方です
暑い中、遠い道のりをお疲れさまでした~

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こにゃくう  

2017-12-07 03:54

> ふわり♪さん
日本でも「自己責任」って言い方がフツーになりましたね。
米国の(他の国もそうかな?)の自己責任は容赦ないです。
板についた自己責任社会で気持ちイイです。

プリミティブ・トレイルは、道を誤ってちょこっと踏み込んでしまいまして
「コレ、行ったらやばい道だ」と気づいて引き返しました。
「ハ~イ!」とか明るく挨拶して突き進んでいく米国人カップルとすれ違いました。
敢えてこーいうワイルドさが楽しいんだろうなー、とアメリカ人のアウトドア好きを実感しました。

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