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沖縄

5)斎場御獄(せーふぁーうたき)★読めないわー、沖縄の世界遺産

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前の記事より続き 】

2017年1月14日(土)
オットのお供で沖縄旅行のつづきデス。
2000年に世界遺産登録された9つのポイントを巡っています。


今日の最終ポイントは
「斎場御獄」
読めないわw

せーふぁー・うたき

と読むそうです。


チケット売り場は入場口とはずいぶんと離れた場所なので注意が必要です。
最近は、パワースポット巡礼の女子多いよね。
ここもパワースポット扱いされているらしく
今日、ここまで巡ってきた世界遺産物件のどこよりも訪問者が多い。
てか、女子率高いわー。



御獄(うたき)とは・・・
沖縄で言うところの「聖地」ってことらしい。
村ごとに一ヵ所あり、村の守護神
ということだそうだから
本土で言ったら「村の鎮守様」的な感じ?



沖縄に数ある御獄の中でも
この「斎場御獄」は琉球の王様が祈りに来ていた御獄なので
沖縄に於けるザ・トップ・オブ・御獄 なんだそうだ。
そんな訳で
世界遺産登録のスポットになったのね。

けっこうな森の中にあります。
(ボランティア・ガイドさんが案内してくれます)



ただの岩場ダロ?・・・と思ったらいけないみたい。
うふぐーい(大庫理)、といって拝所なんだって。
あ~、スミマセン、
とてもそんな所に見えなくて(汗)



ガイドさんがいなかったら知らずに乗ってしまいそうなフツーの石の段だわ。
「昔、ここで拝んでました」ではなく、現役のようで
ワタクシたちが説明を聞いている間にも地元の方らしいおばあちゃんが
額づいて丁寧に祈りを捧げ始めました。



用途不明な石が行く先々に置かれていたりする。
「へー?ナニコレ」などと触ったり、まして乗ったりしちゃいけないらしい。
「香炉」なんだとおっしゃる。
祈りの大切なグッズなのでしょう。
そうはとても見えないので、ガイドさんは必携かも~。



遺跡でも遺構でもなく
沖縄の人たちの、現役の祈りの場なんだね。
本土の神社や寺のように
豪奢な神殿や、仏像を安置した本堂が造られているわけではないんだー。




樹があって、そこに神が降りる。
石があってそこで祈る。
神は自然と共にいるよ、という考え方なのかも。
ちょっと琉球の人達のセンスが分かった気がする。

同じ日本なのだが面白い違いだなあ、と
琉球カルチャーに感心しました。



さて、
斎場御獄の最大の見どころスポットがここ。
(聖地ということを実感してしまうと、どうも観光地扱いで語るのが憚れますが)




巨岩と巨岩が寄り合って
不思議な三角の入口を形作ってます。
この奥のスペースは
さんぐーい(三庫理)といい、最高に重要な拝所らしい。



三庫理の中に入ってみる。
またも、とても重要には見えない(←コラ)石づくりの拝所があり、
左側は海が開けていた。
「見えているのは久高島です」 (ガイドさん)



久高島は、なんでも琉球開びゃくの神が降りてきた島で
琉球国王は代々、参詣を欠かさなかったという神の島なんだそーだ。
その久高島が見えるし、ナゾの三角岩がゲートだし・・・で
むかしむかしの琉球の人は、特別な場所って感じたのかもね。



三角岩は大人気。
撮影順番待ち状態ですわw



たしかに、
なんだか神秘的だもんね。



そもそも太平洋戦争終了まで、ここは男子禁制だったそうだよ。
今では観光客も、男性も制限なく入れてくれるけど。
でも
なーんにも分からない観光客が知らずに無礼な事をしているかもしれないね。
(私も説明がなかったら何をしていたことか・・・)
それなのに、よくここを一般開放しているなーとも思う。



コースの途中にこんな戦争の爪痕があった。
沖縄戦の最中、この御獄に砲弾が飛んできて出来た大穴。
琉球の人が誇りにし、大事な祈りの場所と崇めているところに
こーいう踏みにじられ方をされた気持ちっていかばかりか、と思う。
連綿と続く文化を持っているのに
それを誇示しない、どこか控えめな人達だ、と感じます。



ところで
この記事を書こうとしたところ、撮ったはずの画像が一枚も見当たらない!という
滝汗の事態になりました。
(斎場御獄に入る前と出た後で画像の番号は連続しているのに、中抜けの状態になっているんです)

今回の記事は止む無くオットが撮った画像を借りています。
そしてネットにこんな一文を発見。

斎場御嶽では撮影しようとしたカメラが作動しないとか、撮ったはずの写真が写っていなかったなど、心霊現象とも取れるような話も耳にすることがあります』

こ、これだ~
 (汗)

つづく:沖縄のにぎり寿司ってどんな? 】


<おまけ>
沖縄で見かけた日本酒蔵。
沖縄唯一の日本酒蔵、泰石酒造さん。


沖縄という環境で
どのように日本酒造りをされているのだろう、
可能なら1本購入できないかしら?
・・・などと思いつつ近寄ってみる。



どなたかいらっしゃらないか、とお声掛けしてみましたが・・・
人の気配もなく。
アポなしなので仕方ないです。

南国の地で日本酒造り。
気になるわー。



なるほど。
周辺の方々に誤解されることもあるのですね。
(いろいろと漢字がオリジナルな形態となっておりますが・・・w)
今回の沖縄旅行では飲むチャンスがありませんでした。
いつか、ぜひ。
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2 Comments

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ふわり♪  

2017-12-21 07:49

え~
写真がないという原因は、それ?
怖すぎる~
いつだったか、沖縄のどこかの地域で御嶽を管理し、祭祀を取り仕切る女性の話を見ました。
その神聖な場所に思いを馳せたこにゃくうさんだからこそ、消し去られてしまったのかも。
世の中、説明のつかないことってあるんですね~

その日本酒にも興味がありますが、漢字に着目してしまうこにゃくうさん、いいわ~

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こにゃくう  

2017-12-25 23:22

> ふわり♪さん
どうやら、突然カメラが不具合を起こしたらしく・・・
あんなにたくさん撮ったのに~。
シャッターを押したものの、SDカードに入ってなかったってことかしら。
最初は「他のファイルに混入したかな」くらいに思って探していたのですが
番号がその前後で続いていることに気づいてゾッとしました~(汗)
御獄の巫女的な女性を祝女(のろ)というそうですね。
私は全て初しりでした。

沖縄でも日本酒を造ってるんですね。
飲んだことがあるオット曰く、2011年に飲んだ時は×だったけど、その2年後からはずいぶんと美味しくなった、とか言ってます。
漢字がアートしていたものだから、つい撮ってしまいましたww

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