ちょっと熊本へ〈8〉@万田坑ってなんだろう?
2017年4月23日(日)
旅行の大きな目的だった熊本城は
まさかの大渋滞で入城叶わず。
夕方のフライトまで時間があるなあ。
「万田坑(まんだこう)に行きたい」
(オット)
(オット)
熊本城から約一時間。
大牟田市の手前、荒尾市。
ここに世界遺産があるんだとか。
万田坑。
(ってナニ?)
ワタクシは初しりなんですけど。
あら。
意外と立派な施設なんだね。
それは
「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼・造船・石炭」
っていう、ながーいタイトルの世界遺産で
その構成資産は23件も!あるんだそーだ。
ここ万田坑はその23分の1。
言うてみれば、明治から昭和まで稼働した
三井三池炭鉱の坑口のひとつです。
石炭を採掘する産業が過去にあったからこそ
その後の日本の繁栄があり、
さらに次の産業転換に繋がっていった。
その遺産のひとつがここなんだということです。
大好物な廃墟のカホリ。
くんくん♪
ボランティアさんの無料案内があるので
ガイドツアーに加わることは必須です。
てか、ガイドなしではなーんにも理解できないし
ナニがナニだか素人には分からないレベルです。
かなりリアルに残ってまして
生活臭が残り香のように漂います。
だって、閉山したのが1997年だっていうんだもん。
驚きです。
(採炭終了は1951年)
ロケに最適。
中の様子。
つるべ式のエレベーターが設置されていて
地下まで作業員を送り込んでいた。
火気厳禁は当然で、
ここでボディチェックして乗り込んでいたと。
ここでボディチェックして乗り込んでいたと。
壁に貼ってある掲示物が当時のままでリアル。
今日も無事に地上に戻れますようにって祈りながら
地下に降ろされていったのでしょう。
見学者はヘルメットを被って階段を昇ります。
明治時代の堅牢な建物ってオシャレに造ってるよね。
イギリス式のレンガ積みスタイルです。
間違いはあってはいけない作業。
たくさんの人の命がかかっていたからね。
今の、旅客機パイロットの気分に近いかも。
コレが命綱かー。
日本人のやることだから、
きちんと整備・点検していたのだと思うよ。
きちんと整備・点検していたのだと思うよ。
閉山になっても、
こーいうグッズを撤去しないで
そのままにしていたのがエライ!
こーいうグッズを撤去しないで
そのままにしていたのがエライ!
おかげでリアリティを感じられます。
2016年の熊本震災の時も被害が無かった、という
総レンガ造りの第二坑です。
総レンガ造りの第二坑です。
この古さ。
美しいわあ。
美しいわあ。
なかなかおもしろい施設見学でしたよ。
日本に確実にあった一時代を知りました。
旅の最後。
佐賀空港での時間待ちに
空港レストラン。
ここ、イイ眺めね~。
(魚のすり身を揚げた物です)
右:佐賀県小城市の新興B級グルメ
マジェンバ 1000円(税込)
マジェンバ 1000円(税込)
(佐賀のB級グルメであるシシリアンライスのうどん版)
今日も鍋島を3杯、天吹を1杯いただきましたー
(1グラス600円)
ちょっと熊本の旅終了。
次回の九州は秋に鹿児島の予定だよ~
ちぇすと!
【 ちょっと熊本へ:おしまい 】
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