【2018年11月追記】
森ん蔵は2018年7月よりシェフが変りました。
当記事訪問時のような個性が溢れる店ではなく「フツーにおいしい店」
(個人的感想です)になっていました。
(追記以上)
2018年1月19日
午後4時。
会社を早上がりしたオットと東京駅で待ち合わせ。
今回は、
冬の日本海の幸、ずわい蟹を食べに行こうじゃないか、と。
水揚げされる港で名前が変わるずわい蟹。
京都府丹後半島の「間人蟹」を喰い散らかしに。
(たいざかに、と読みます)
今夜はワタクシとオットの間で勝手に「別荘」と呼んでいる
よかったら夕食をいっしょにどう?と仕事終わりのムスメも誘いました。
お店の場所はJR東西線・新福島駅至近です。
『本日満席となってます』
ほほ~。
という非常に目立たない立地ながら人気店のようですよ。
こんばんわー。
予約しましたこにゃくう一家、3名さまでーす。
やや狭め、アットホームな店内。
テーブル席が12席、カウンターが4席・・・という感じです。
<特に好印象だった品に★マーク付>
粕汁にわかめの芽(麹和え)
という、お通しとしてはやや不思議なお品からスタートです。
お料理は目移りするほど個性的な品が並んでいて・・・
「ここはおまかせでおねがいしてオッケーだから」(オット)
思考停止で、出てくるものを順々に平らげていくスタイルでお願いしよう。
オットは所用で大阪に来ていて、ムスメと一度この店に来たのだそうだ。 その時、ふたりで感激し
「あの食いしん坊ママも連れてきてやるか」
ということになっていたらしい。
ワタシの存在も忘れないでいてくれてうれしいのう。
おまかせの最初。
手前:鯛の鮟肝和え★
奥:鮟肝クラッカー★
・・・ほんとだ。
スタートからして個性的なお品。
左:ふぐ皮の青のり煮こごり★
のれそれ(穴子の稚魚)お高いのでは?
ふぐ皮をポン酢で、などというフツーな提供の仕方をしないのね。
・・・は、フツーに牡蠣でしたw
下に蒸されたもち米が仕込まれている、という手の込んだお品。
鯛白子の味がもち米に染みこんだら美味しいに決まってますよね。
3人とも大絶賛。
ひとり2千円欠けるほどの値段だったかな?
(オット任せだったので値段があいまい)
内容のオリジナリテイと完成度の高さを考えると
満足度が高いと思う!
続いてお造りもおまかせでお願いしてみた。
もう、大将の言う通りにしとったら間違いないんやないか、と。
(画像で3人分)
鶉たまごの醤油漬け★、本鮪、穴子
そして大根の雪洞(←食えませんw)
鯖の袖寿司★、よこわ(本鮪の幼魚。関東でいう所のめじ鮪)
鰤の霜降り★
湯引きしたりしてひと手間かけてるし
器も美しいよ~
止まりませんw
↑酒のあて盛り(メニュー表では2人前1500円と)を戴いてます。
左:やたら漬け 初しりですが、どうやら山形の漬物らしい
右:本鮪かま+たくあん
驚いたのが、手前にある赤茶色いチップ状の物体。
柿の皮のチップ★だ、というのです。
右:「イイカリミリジャコ」って聞こえたけど…ま、おじゃこですわね。
手前にごぼうとくわいのチップス。
ほんとにコレをチップスにしていたんですね。
真似してみたい。
以後も怒涛のオーダー。
日本酒も鬼呑み。
「すっぽんの卵の塩漬けです」★
へ~
こんな珍味、初めて食べました。
世には変わったお料理があるのね。
ふぐの唐揚げなんですけどね
パン粉を含め、20種類の衣材をかけた、と言われた気が・・・
毛沢東スペアリブという料理があり、それのふぐ唐揚げ版らしい。
丹波鹿もも炭火焼き(1000円)★
なんですかねー。
オーダーが止まりませんねー。
すっぽんの血のもやし和え★
ひ~
これ、こっくりしてておいしい。
左:牡蠣ぞうすい(900円)
右:新わかめの雑炊(700円)
日本酒の種類とレベルの高さがすばらしい。
途中からお値段の事を考えなくなっちゃいました。
しかも山のようにお酒も飲んだのに
3人で約25000円のお会計。
いつも通りの範囲内に納まっている不思議。
この福島あたりは美味しいお店とか個性的なお店がいっぱいあって
(↑ムスメお気に入りのラーメン屋さん)
ママは今日、キミが
すっぽんだの、のれそれだの牡蠣だのを
躊躇することなく、むしろ「オイシイ!」と言って
口に放り込むオトナの味覚になっていたことに感激したよ。