富田林寺内町(じないまち)お散歩@はじめての大阪その1
2017年6月24日(土)
就職したムスメが住むことになって
初めて知る大阪の町。
こにゃくうさん好みの古い街があるんだってさ、とオットが言うので
電車に乗ってやってきました。
初心者関東人による
はじめての大阪散歩を敢行いたします。
「ホウホウ、興味ブカイ。ナントイウ町ナノカ?」(こにゃくう)
富田林市の寺内町(じないまち)というよ(オット)
江戸時代は幕府の直轄地で
一大商業都市だった雰囲気が残されているんだそうだ。
「ほんとだー!ステキ。
国道から路地に入ったら即、この雰囲気だもの」(こにゃくう)
距離にして26㎞ほどだから
東京で言ったら、日本橋→横浜間くらいの距離です。
いにしえの雰囲気そのままが残っている町があるんだねー。
初しりですよ。
あ、コレ酒蔵の跡っぽくない?
寺内町では特に酒造業が盛んだったそうですよ。
雰囲気を保ったまま
現役で住民が暮らしている町のようです。
こーいう町の散歩は大好きだ~
道行く人に覗かれても大丈夫なように
お手入れを続けるって
今の時代だと大変だろうな、と主婦目線で思う。
どのお宅も美しく保持されていて感心します。
なんで?
外壁を洋風に変えようとした名残か?
いえ、「越井家煉瓦防火壁」と書いてありますから
明治期以降に登場した最新の建材、煉瓦で延焼を防ごうとしたということかも。
お金ある感がじんわり来る、古い煉瓦壁です。
商用に訪れた人が牛や馬を繋ぐ為のものだって。
足下の石に開けられた丸い穴もそう。
消火器も赤いままでは雰囲気を損ないますわね。
屋根裏部屋部分に虫籠窓が並ぶ、葛原家。
明り取りと通風のために設けられた虫籠窓。
塗られた土壁が新しいので
塗り直しのお手入れをされたばかりのようだ。
定期的なメンテが大変そう(←主婦目線が止まらないw)
カフェやパン屋さん、工房が現れたりする。
お店を覗きながらだと、よりお散歩が楽しくなると思う。
我らは早起きして来ているので
まだ営業開始前で残念だ。
この道標は寺内町のお宝のひとつらしい。
1751年の建立だって仰るから
それはそれはヒストリカルな道標だ。
って刻まれていると富田林市教育委員会の案内板に書いてありました。
商業都市としてたくさんの旅人が往来する中
町での火の用心を訴えたそうで
『寺内町には今なお30棟余りの江戸時代の建物が残されています。
大火が無く、古い街並が残ったのも
ひとつにはこんな気づかいがあったからかもしれません』
と案内板。
なるほど。
『左 ふじい寺』
って刻まれていて
向かって左側面(画像)は
『右 まきのを 高野山』
ってなってます。
肝心の『くわへきせる』の一文は向かって右側面に書いてあります。
富田林市教育委員会さん、そこまで詳細に説明した方が良かったと思うよ。
現代人は全く読めませんから。
岩合さん的猫ショット。
中世からつづく町のカホリなのか?
朝9時で人も少ないから
古い街をじっくり味わえる散歩で楽しかったな。
即フツーの町が始まりました。
現実に引き戻されたわ(笑)
富田林西口駅から近鉄に乗って
大阪見物を続けます。
(後方のヘンテコな構築物が気になる)
【つづく:おのぼりさんあべのハルカスに昇る 】
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