2017年6月24日(土)
水の都としての大阪を再生するプロジェクト
「水都大阪」
というキーワードがあるそうな。
戦後、高度成長期と共に水質が悪化した大阪の河川。
水害対策のコンクリート護岸に囲われもして
人々の暮らしからは分断された存在になっていた大阪の水辺。
まあ、それは大阪に限らず日本中どこも同様なのだけれども。
2000年以降は
大阪水路のポテンシャルに注目して
ウォーターフロントが順次再開発されていったんですってね。
へー。
大阪の水辺が居心地よさそうな「リバーウォ-ク」になっていて
予想外にイイ感じじゃないですか。
ここは湊町船着場。
3パターンのクルーズ船が出発します。
ワタクシとオット、
に予約してます。
今日は予約でほぼいっぱいのようですね。
季節の良い時期や週末は盛況のようです。
桟橋からこの黄色いお舟に乗ります。
なんだか平たいお舟だなー。
ガイドの落語家さんの「どこからいらしたか?」の問いかけに
観光で大阪に来た、大阪出張のついでに乗ってみた
という方々ばかり。
ハイ、ワタクシ共もでーす。
飲食物の持ち込みは禁止されていますが
船内でドリンク類、おつまみは購入できます。
もちろん、我々ビールいただいてます!
こちらがガイドの落語家さん
90分立ったまま、ほぼしゃべり通しでした。
ほー
コレが京セラドームかー
ほー
ココが堂島っていう所かー
・・・と、
初めての大阪ですから
恥ずかしながら
「聞いたことあるけど、どこにあるか知らない」
レベルの観光客には
ありがたいご案内です。
中之島に架かる大江橋の下をくぐります。
この橋、ひときわ橋脚のアーチ部分が狭い!
この黄色い船、すごいんですよー。
潜水艦と同じように船体を低く沈めることができるんです。
バラスト調整っていうんですか?
船底に水を取り込んで船体を沈めよったわ(驚)
(↑画像の橋は水晶橋)
大江橋は、地上を渡るだけでは気付かないかもしれないけど
とっても秀逸なデザインの橋だなー。
中央の照明器もレトロじゃないですか。
隅田川や深川にはこーいうセンスある古い橋が少ないからね。
船体が沈んだり浮上したりの他
ガラス製の天井が後方にスライドすると
フルオープンになります。
猛暑の今は、クーラーが効いたままの船内の方が快適だと思いますが
季節次第ではオープンエアのお船って気持ちいいなあ。
中之島の脇を通過しているそうです。
ステキな建造物が見えてきましたケド?
大阪市中央公会堂
ですって。
後で行ってみたい!
船から見えるんだねー。
後で行ってみたい!
江戸時代は、京都の伏見と大阪・土佐堀川の八軒家浜を結ぶ 三十石船という旅客専用の船が往来していた、という解説。
定員28人ほどで、夜大阪を発つと早朝伏見に着いたのだ、と。
今で言う夜行フェリーのような?
上り下りで1日に約9千人が利用していた、っていうから
大阪の水路は、物流だけでなく人の移動でも大動脈だったのね。
大変だっただろうけれど
江戸時代の京都⇔大阪船の旅も
興味深いな~
まさかの航路変更。
通常なら道頓堀川に向かい、戎橋の下を通るコースなのに
「本日の運行状況に変更があります」
ということで
中之島を一周した形で、土佐堀川を通って
同じ航路を帰っていった黄色いお船。
つまんなくなって
ワタクシ寝ました(笑)
90分の航行で湊町船着場に到着。
ワタクシは大阪初心者だからそれなりに満足だったけど
地元の人には今さらなクルーズかもね。
次は、船上から見て気になった中之島に行ってみよう!
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