2018年7月10日(火)
鉄道の世界遺産、スイスのベルニナ線に乗ってます。イタリア・ティラノを発ってスイス・サンモリッツまで約2時間。
ベルニナ線最大の見せ場、ループ橋は出発約15分程で早くも通過してしまいましたよ~^^;
この後のみどころはいったい・・・
ミララーゴ駅。ポスキアーボ湖ほとりの駅で、鏡のように静かな湖面が線路のすぐ脇です。
この辺り、線路と道路、線路と建物の距離が近い。まるで路面電車に乗っているようです。
(ホテルのガラス窓に車両が映り込む近さ)
40分ほどは地味~に市街地を走っていた特急君ですが、時速約30㎞ながらもじわじわ標高を上げていっています。
1等車両で窓が開かない事態なのですが、ガラスの反射に負けそうになりつつもこまめに撮影するブロガー魂w
前方の車両が全見え、という状況。・・・ということは、相当なカーブを曲がっているってことよね。ここのあたりではヘアピン状急カーブの連続。
16.52㎞の区間で標高差1077mを登っていくのだそうです。が、がんばれ特急君・・・
先程「鏡のように静かな湖」と思ったポスキアーボ湖がはるか下に見えます!こんなに登って来たんだ~。最高地点までまだまだ登りつづけるよー
山間部に入って、ステキなアーチ橋に差し掛かれば、皆さんいい大人なのに席を立って右に左にはしゃぐ(笑)(そーいう自分もw)を~!とか言って撮影に忙しい。
見えてきたのはパリュ湖。この湖の奥にパリュ氷河がある・・・ハズなんだけどな。
氷河後退&曇でパリュ氷河見えず(涙)
やがて特急君はアルプ・グリュム駅に到着。趣ある駅舎でしょ~?ホテル&レストランが併設されています。張り出たテラスがステキ。お天気のよいタイミングだったら最高のランチを体験できそう。(ブロ友のキヨちゃんさんが絶景ランチを楽しまれています)
パリュ氷河が溶けた水による滝と河の流れ・・・は撮れたよ~。この水がパリュ湖に注がれます。
この駅舎にも箱根登山鉄道から贈られたという、ビミョーなフォントの木製プレートが掲げられていましたw
次に到着した駅はオスピッツオ・ベルニナ駅。登りに登りつづけた特急君。ごくろうさま。ココが最高地点です。(標高2253m)
カンブレナ氷河をアップで。お~♪迫力あるな~
森林限界が近いのでしょう。荒野のような風景の中を疾走・・・じゃない、ゴトゴトとスローに進む特急くん。
乗車してから1時間45分ほど経ったかな。交通量の多い車道と並走する場所に出ました。サンモリッツが近いのかもね。
今度はモルテラッチ氷河が見えてきましたよ。スイスには「氷河特急」という和名の「グレッシャー・エクスプレス」があります。(この翌日に乗りました)
実は「氷河(グレッシャー)特急」と名乗りつつも氷河が見えません(笑)
名ばかり氷河特急よりも今日乗ったベルニナ特急の方がよっぽど「氷河特急」であるという不思議現象w
さて、サンモリッツ駅に到着。
約2時間も乗車するのではたいくつするだろうな~、寝ちゃうかも・・・と思っていたのに、氷河と絶景とちっとも急がない特急の魅力のおかげで、寝るどころじゃなかったわ♪(サンモリッツ駅にいた萌キャラNozomiちゃん)