2018年7月10日(火)
世界遺産鉄道ベルニナ線に乗って今日のスケジュールは終了。
サンモリッツ駅に到着するとツアーの皆さまはホテルにお戻りになる方、お買いものに行かれる方・・・などなど各々、散開していかれました。
我らはどうする?時間はまだ16時30分ほどだからね。ホテルに戻ったらもったいないじゃない?サンモリッツ湖一周さんぽに行ってみようよ。
湖をぐるりと一周する散策路が整備されています。全周で約4㎞かな。
ちょうど良いその距離から、走る人、ワンちゃんのお散歩、自転車で一周・・・それぞれに楽しんでいます。
歩きだして間もなく「ミリ・ウェバーハウス」という案内板に行き当たりました。みり・うぇばーって・・・ダレ?
どうやら有名な絵本の挿絵作家さんのようで、鹿はじめ動物たちと友情をはぐくみながらサンモリッツ湖畔の自宅で生涯を過ごした女性なのだそうです。
その元自宅を財団が管理していて見学ができる、ということらしい。自然の中で暮らして動物や植物の絵を描いた女性・・・ってピーター・ラビットの原作者、ミス・ポターによく似ているなあ。生まれがセレブなお家というのも共通事項だ。ミリ・ウェバーハウス。興味あったけれど行けなかったのが心残りです。いつか彼女のストーリーを知りたいです。
サンモリッツはもともと温泉が出ていて人々が保養に来る土地ではあったのだけれど、裕福層のリゾート地として開発を推進したのは19世紀の英国人なのだそうだ。
最初は夏のバカンスの地として、英国や欧州からリッチな人達を呼び込んでいました。
で、「冬場も宿泊客を呼べたらもっと儲かるんじゃね?」と考えた天才がいて、サンモリッツは冬も人気のリゾート地になっていきます。「ウインタースポーツ」なんて全く確立されていなかった時代の話です。
観光とスポーツの融合。今なら当たり前なんですけどね。そんな中で考え出された氷や雪上のスポーツが、ボブスレーやリュージュ。どちらもサンモリッツが発祥の地なんですって。
ワタクシどものホテルは4つ星といえどフツーのホテルですが、ロールスロイスやフェラーリが停まっている超リッチなホテルもあるわ。高級ブランド店が商店街状態で並んでいたもの。
サンモリッツは昔も今もアッパークラスの社交の場なのでしょう。
サンモリッツの裏山、ピッツネイルにアクセスするロープウェイが見える。裏山っていうのも変かな~?標高3030mもある山です。
サンモリッツ湖一周の6割くらいまで来たかしら?とても歩きやすく整備された散歩道です。
たくさんの宿泊施設があるなあ。過去に2回、冬季五輪を開催した町なんだってね。このエリアの宿泊施設はリーズナブルな雰囲気です。
約45分歩いたところで雨が降ってきてしまった~。あと少しで一周できたのにな。今日はここまでにしてホテルに帰りましょ。
クリスタルホテルに辿り着いたら雨足はさらにしっかりと。でも、今日一日のメニューは降られることなく満喫できてラッキーでした。今思うと、10日間の旅行中で雨に遭ったのはこの時だけでありました。(クジ運ないけどお天気運にはメチャついている我が家です)
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