ランチ食べながらスイスの氷河特急に乗っています・・・のつづき。
8時間道中のちょうど半分くらいかな?ディセンティス。そういう名前の駅に近づきつつある。
ここまでライン渓谷沿いの小さな村々を通過していたのに、この町はナニ?
おっきくて歴史がありそうな建物がドーンと駅前にあるね。ホテルかな~?と思ってぐぐったら、8世紀の修道院だっていう。(今は博物館。この建物は17世紀のもの)
1300年も昔に!この標高1100m越えの山奥で!修道院中心に栄えた村なんですかー?暮らしと自然環境が厳しいからそれだけ信仰心が篤いのかなあ
ディセンティスでは機関車の付け替え作業がありました。(運行会社がここまでのレーティッシュ鉄道社からマッターホルン・ゴッタルド鉄道社に変わるため)以後は名物・ラックレール式区間の始まり。
氷河特急の最高地点(2033m)周辺まで登ってきました。オーバーアルプ湖のすぐ脇を通過。ライン川の源泉のひとつなんだそうです。2000mを越えると植栽が一変。背の高い樹が見当たらないので雰囲気も変わります。人家の気配も薄いです。
オーバーアルプ駅で一時停車。反対側から登ってくる列車との擦れ違い待ちをしています。
向うからツェルマットを発って来た列車がやってきましたね。
次のネッチェン駅でも擦れ違い列車の待ち合わせ停車。しばし時間があるので乗客たちは、わらわらと降りて写真撮影をはじめています。
サンモリッツから乗車の客はかれこれ4時間以上乗っていますからね。そろそろ外の空気を吸いたいですよね。景色もいいし!
遥か谷底にみえるのが、これから通過するアンデルマットの町。あそこまで降りて行くのね~
すれ違う相手の列車が登ってきたよ。ほぼ正面に見える・・・ということは、ここまで何度も蛇行を繰り返して登ってくるって、そーいうことだよねぇ。

我らの列車もグイグイ下って、アンデレマットの町に急降下。あら。アンデレマットは大きな町なんだわ。
アンデレマットでまたまた一時停車。10分あれば下車して手足を伸ばし、写真撮影の乗客たち。
駅のすぐ裏がスキーゲレンデだー。こんなコースを滑れたらいいな~。歯応えありそうな急斜面。初心者コースが無さそうw
フルカ峠を越えました。このあたり(ヴァレー州)は日に焼けて茶色になった伝統的建物が美しいです。シャレーの深いこげ茶色に反して、テントや花々の色が鮮やか。
のんびりゆったり時速35㎞の列車だけど、残念なことに2010年7月にはスピード超過が原因の脱線事故があったんだ。(日本人の死傷者も)
このあたり記憶がちょっと薄い(眠かったらしいw)あと30分ほどで終点、ツェルマットだよ!
17:10。定刻通りにツェルマット到着。8時間の乗車、楽しかった~
氷河特急全線乗車は長すぎるよ・・と危惧していましたが、意外にも苦痛は感じなかったし満足度は高かったです。下車したら外の日差しがまぶしい!ここはツェルマット駅前広場。
あ?あの左上に見えるアレは・・・
マッターホルンだ!
やっほー♪