2018年7月12日(木)
おはようございます。スイス、ゴルナーグラートは夜明け前。まっくら。
AM 4:40のクルムホテルです。今朝の こにゃくうさんは超早起き。
マッターホルンはまだ闇の中。今日はAM 5:50の朝焼けを見たら、AM 6:30にはホテルを発ってトレッキングに行く予定なので早起きなのだ。
身支度もできあがったので、ホテルの裏手にある展望台に上がってみましょう。マッターホルンはじめ西側の山々はまだ黒く、半分眠っているように見えます。
それなのに北側の連山の方には、すでに朝日が当り始めたようでオレンジに色が変わり始めていますよ。
今日の晴天が確約されたような朝焼け。ひときわ高い三角山は、我らの部屋の名前になっているビッチュホルン3934m。
AM 5:40になりました。
見て!マッターホルンの周りが紫のグラデーションになってきたー
ここからAM 5:50の日の出時刻までの10分間がショータイム。主役はマッターホルンです。
をを~。山頂に火が灯ったようになったよ。ポッと、ろうそくに点火したかのよう。
アップになどしてみる。突然にショーが始まったものだから、声も出ない程感動してこの動揺をどーしていいかわからず、やることといったらシャッターを切るばかりのワタクシ。
クルムホテル裏手の展望台には10人ほどの宿泊者がモルゲンロートを見るために上って来ていました。彼らも声を出さずに感動しているようです。
全員がこの神秘的な空気を読んで、静かに静かに感動していました。
ゴルナーグラート展望台からだと、周囲360度の山々の日の出風景が見回せるの。
マッターホルンの右手、ダン・ブランシュ(4357m)チナールロートホルン(4221m)もモルゲンロートの時を迎えています。
あまり予備知識を持たずにこの旅行に来ているものですから、マッターホルンの朝焼けがこーいう「ロウソクに灯」みたいになるとはこの時まで知らなかったこにゃくうさんです。
「マッターホルンの写真でこーいうのを見た気がするけど、アレって加工した画像なんだと思ってたー」と申しましたらオットが絶句しておりましたw
夜は明けてすっかり「朝」になりました。ホテル脇の崖に2頭のシュタインボックがおる!(山羊の一種。アイベックスとも)
どうやらこの2頭は、クルムホテルが仕掛けた岩塩を目当てに早朝と夕暮れ時にやってくるようです。人間に見られても安全と分かっているのか、無心に木の中に仕込まれた岩塩を舐めつづけます。
19世紀には乱獲で姿を消した動物なんだとwikiさんが教えてくれました。今はやっと1万7千頭の確認ができるまでに増えてくれたのだそうですよ。ホテルの餌付け(塩付けだけど)のおかげで我らも野生のシュタインボックを間近で見られました。大振りの角は迫力あります。時折、塩ナメのベストポジションを巡ってカツーン、カツーンと角を交えて小競り合いをしたりして。
さて、完全に朝。リュックを背負ってトレッキングに出発しましょ。
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