2018年7月12日(木)
AM 6:30からトレッキング三昧をして只今PM 3:00。まだ時間あるね、ツェルマットの町を散策しよう。
ということで、リッフェルアルプ駅からゴルナーグラート鉄道に乗車。ツェルマット駅までくだってきました。
ツェルマットが人気の観光地なのが納得です。魅力的なレストランやカフェが並んでいて、気になるショップもいっぱい。そしてどの建物もシャレー風で美しいんだもの。歩いているだけでも楽しいわー。
長期滞在して夏山に登ったり、冬にスキーしたり。そんな滞在を数週間続けても飽きないんじゃないかなあ、と思います。日本人観光客も多く見かけます。
素晴らしいのは町並の美しさだけではありません。ガソリン車の乗り入れを規制しているため、のんびり安心して散策ができます。電気自動車だけが走行できるツェルマットです。(車で来た旅人は隣町テーシュに車を停めて一駅電車で来ることになる)そんな訳で、高級ホテルの送迎は馬車だ。
たとえばこのホテル、ツェルマッターホフとかね。(1879年開業)ゴージャスな5つ星ホテルですが、ツェルマットの町が経営しているというのが驚き。
※我らが泊まった3100クルムホテルも同じく町営(ブルガーゲマインデ、地域共同体)です
観光業従事者だけが潤うのではなく、一般の町民も観光の果実を得られるよう、役場と一体になって魅力的な街づくりをしているらしい。
「老舗ホテルの経営権は町が持った方がいいね」「ガソリン車は入って来ない方が良いね」「建物は高さを揃えて美しく統一しうようね」
第一次世界大戦で一度、観光業が衰退してしまったことが経験になって、町営システム(ブルガーゲマインデ)になっていったんだそうで。今や人口5700人なのに、年間200万人の観光客がやってくる町です。「次回はツエルマッターホフに泊まってあの馬車に乗ろうか?」(こにゃくう)
「いや。ハズカシイから荷物だけ運んでもらって歩いて、行きたいなぁ」(オット)ツェルマットリピートの妄想は膨らみます。こうしてツェルマットの術中に嵌っていくのですね(笑)
町の中心部。マッターホルンミュージアムという施設があり、スイス・トラベルパスを持っていると入場無料になるというので入ってみます。
見学しての感想は・・・無料だったからヨカッタネ、本来はCHF10かよヲイ!(汗)・・・ってところでした。そんな感想を持つのはアフォなワタシだからのようで、後で同じツア-の方に感想を尋ねたら「ツェルマットという町の成り立ちがよく分かって感動した」と心から仰っていた。そんな感想を持つ方もいます。丁寧に巡るとぐっとくるのでしょう。
トラベルパスで無料なんだけれど、ここはCHF5出して日本語オーディオガイドを借りた方が、より理解が深まるかもしれません。内容は「マッターホルン博物館」というより「ツェルマット歴史館」の方が正確かもしれないなあ。
昔の穀物倉庫スタイルの家が残されている地区があります。ここだけ異質な雰囲気のストリート。
ふと太とした木の壁。ねずみ返しの石が付いた柱。時間を経た風格ある古い穀物倉庫群です。
お花がきれいに飾られていたり、改装してお店にしている元倉庫もあり。通り抜けるだけでも楽しい一角です。
町を流れる川沿いに来ると、マッターホルンが頭を出しているね。今日も一日、いろんな場所で姿を見せてくれていたマッター君。
マッター君に向かって寝ころぶベンチ。ここはビューポイントだね。
スイスのすずめは日本と違う!シュッとしとる。
スーパーMIGROSでいろーんな食品やお土産を買ったしね。そろそろゴルナーグラート鉄道に乗ってホテルに帰ろう。
帰路の電車からのマッタ-君。夕方になって雲が出てきちゃったね。今日の夕暮れは昨日のような薔薇色にはならないかもしれないなあ。
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