それでも、京都は奥が深いからねまだまだ大衆が来ない紅葉スポットはあるのよ。
人が途切れるのを待って待って、ようやく写した訳ではなく
フツーに構えてこの景色を撮れます。
緋毛氈の上に座れば
スクリーンのように広がる紅葉世界の中に吸い込まれるひと時。
もみじの紅で東屋の内側までもが緋色に反射しているよ。
これほどの紅葉を誇るのに
人が少ないのはなぜか。
入園するのにややハードルが高いから~
白龍園
1日100名限定の観覧チケットをゲットできた者だけが
当日に限り入場できるシステムだからです。
高いハードルその1.チケットは朝8:30に販売開始
いきなりハードル高いでしょw
こにゃくうさんは京都を満喫するためなら何でもする子なので
AM 7:00
に並びましたよっ
壁に沿って列が形成されていました。
すでにいるのは7名。
紅葉見ごろの金曜日。
天気は晴天。
でも明日の予報は雨。
・・・の条件下
朝7:00で8番目。
そして発売開始時間は8:30です。
(1時間半、読書して待ったわw)
高いハードルその2.叡電 出町柳駅で売られるチケット(寒い)
白龍園で入場チケットを買うわけじゃないのがこれまた特殊。
叡電 出町柳駅で買うのですから。
尚、一人が代表で並んで
友人の分も購入、というのは不可で
1人の人間が買える枚数は1枚。
11月の京都、しかも朝。
駅舎に沿って日影に並ぶので寒い!
イベント入場待ち並の装備が必要かと。
手袋、カイロ、ダウンコート・・・
いったい、何時に並びだせばセーフなのか?
非常に悩むところです。
無事、チケット購入の後
行列の様子を観察してみる
AM 8:35
まだ最後尾に並ぶことが可能状態。
「最後尾」プラカードを持つ方に伺ったところ
「ただ今、85人です」
週末だったり
または、メディアに出てしまった直後だったりしたら
状況は違ってくるのでしょう。
各自の予想能力と読みの深さにかかる白龍園チケットゲットの成否w
高いハードルその3.公共交通機関でしか行けない
白龍園がある場所は
左京区鞍馬二ノ瀬、という田舎。
車で行きたくなるところだが
タクシーで行くのは可能としても
マイカーは停めるところが無いので不可。
チケットは入園券のみ、の1600円と
叡電 1日フリー乗車券付き 2300円
の2種があります。
こーんなゴージャスな紅葉風景なので
ここはフリー乗車券付きを買って叡電で行くのがベストかと。
2300円。高いっちゃー高いけどね
(※別途、往復はがきで予約する方法もあります。詳細はHPを)
高いハードルその4.チケット買えてもすぐに入園できない件
AM 8:30にチケットを手に入れても
開園時間はAM 10:00 なんだな^^;
(観覧時間10:00~12:30、受付12:00まで)
どーすんのよ、この1時間半を!
ま、フリー乗車券が付いていますから
叡電を使って行けるスポットに行っても良いのでしょうけれど
よーくプランニングすると1時間半って電車移動で観光するには
中途半端な時間なのであーる。
出町ふたばに行っておまんを買う、という案。
出町柳駅から徒歩5分だし
AM 8:30から営業している。
しかも、早朝の出来立ておまんは格別おいしい!
栗いっぱいおこわ 650円
なんて魅力的な商品もあるよ
豆もちや栗餅を食べながら
鴨川の水面を眺めるのだ。
(トンビが上空を旋回しているので食べ物奪取に注意)
少し塩味のある栗入りでおいしい!
豆もち(180円)は時に東京のデパートでも買える時があるけど
できたてのやわらかさと風味は全く別物だよ。
お寺と違って神社は入場料にあたる拝観料を取りませんから。
下鴨神社が開発した50年の定借地つきマンションウォッチへ。
下鴨神社は21年に一辺「式年遷宮」をやらにゃーならんので
その資金30億円の調達に苦しんでいるの。
今回、土地の一部を2067年までのマンションにしたっていうから
定期巡回してチェックしてきました。
超ゴーカで品のあるマンションだったわー。
10時過ぎの叡電に乗車。
ログハウス風の待合室かある二ノ瀬駅ホーム。
無人駅です。
駅を降りても店舗もないしコンビ二も無いのよ
叡電が走り抜ける鉄橋があるから
立ち寄ってみたりもしてね。
(市原駅⇔二ノ瀬駅間)
門前の紅葉の美しさに足を止めて
「入れないんですか?」と尋ねていたけど
入れないのよ~
駅で朝早くから並ぶのよ~
この白龍園は京都の服飾製造・販売会社の青野(株)さんの所有。 見学中、居合わせた社長さん自らお話をしてくださり
「商売が大きくなったからこの庭を買ったのだろう、と
そう間違って取られることがあります。
全く違いまして、1962年に縁あって創業者がこの土地を手に入れた時は
荒れ放題の、忘れ去られたような山でした」
古来、この山が地元で信仰の対象だったことを知った創業者さんは 山を整備し、霊域として整えようと決心したのだそうです。
重機も入れられなくて
石を運ぶ、整地をする・・・
という本格的な土木作業を
社員とその家族でやり遂げ、
今のすばらしい白龍園を造り上げました。
(三代目の現社長さん)
コレ、シロウト集団の作庭能力をはるかに超えていますわっ
回遊しても次々と驚きが現れて楽しく、美しい庭園です。
「白髭大神」と「八大龍王」を祭る祠を造ったので
白龍園
と名付けたのだそうです。
100名だけの空間を提供してくれる青野(株)さんに感謝。
1600円の観覧料も当然だな、と思えます。
春には桜がきれいで
その時期も紅葉時のようなシステムで一般観覧を受け付けてくれます。
今度は春に来たい!