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大阪のうまいもん

LIAISON-リエゾン-大阪@大阪・福島でフレンチ

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2018年11月18日(日)
ちょいちょい来てます、大阪。今回もオットとふたりで。

ムスメが大阪住みなのでホテル代わりに泊まらせて~とか、ついでにごはんを食べさせたげよか~、などと。


そーいう趣旨でムスメを呼び出す日曜日の夜。路地裏に気になる飲食店が点在する町、福島で待ち合わせ。


今晩の店にとオットが選んだのはフレンチLIAISON(リエゾン)オットは、ぜっんぜん知らないで予約したそうだがこの約1ヶ月ほど前に発売されたミシュランガイド大阪2019で1つ星だったのだそうだ。


お店はオープンキッチンでメタルなデザイン。どこかシュッとしたおしゃれなレストランです。


おしゃれなんだけどクロス掛けしたテーブルじゃないし椅子やカトラリーもカジュアル。リエゾンのオープンは2017年11月。その前は「ポワン」という人気のフレンチ店だったとのこと。旧ポワン店舗をそのまま使っての営業なのだそうです。

2019年1月6日追記:コメントでまんちさんに教えていただきました。この椅子はデンマークの著名な家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナー氏の代表作でYチェアというそうです。世界でもっとも売れた椅子のひとつ、と言われる名作で単に「カジュアルな椅子」呼ばわりとは、物を知らないにも程がありました~まんちさんありがとうございます!)

最初のビールを飲みつつ本日のメニューを眺める。ディナーは2コースあり、6千円と1万円。我らは6千円でお願いしています。それでもお皿の数は多種にわたるなあ。


最初のお料理登場。「桜エビ スイートポテト」さつま芋感はよく分からなかったのだけど、ややまったり。ほんのり甘いムースです。ホワイトペッパーを敷き詰めた上に、って見せ方がいいね。
掴みはオッケー。
右は「玉ねぎとベーコンのクグロフ」甘くないクグロフを前菜にするっていいアイデア。


コレは「ほたてとクリームのクロケット」ガラスドームにナゾの靄が充満してる。クロケットを燻製しているんだね。


パカッ。開けるとヒッコリーの香りを纏った、ちっちゃなクロケットが。体積ちっちゃいですが味の主張はしっかりしてます。おもしろい趣向。


石のプレートにちっこいひと品。置き方が・・・その・・・アートw コレ、「そば粉のブリニ うに 焼きなす」


ちっこいからアップにしとくwちっこいのだけどカホリが非常に濃潤で香ばしい。雲丹感は伝わらなかった。けどおいしかったからオケー。


3人ともまったく予備知識ナシで来店しています。そっか!ここリエゾンさんはおいしさは当然ながら、サプライズや演出も楽しむフレンチなんだね。


リエゾン流だとバター(と塩)の提供はこーなる。まるで惑星直列のようだw(左から、生姜と人参のバター・炭入り・柚子・無塩バター。そしてゲランドの塩)


パンに添えられた黒い・・・石?バターナイフなのでした。どこのパンなのか、パリリとしてておいしい。


たまご型の器を開けると「かぶらのヴルーテ」やさしい味だけど蕪の風味は濃厚なスープ。(ヴルーテだってばっ)


「フォアグラのコンフィ」これまたちっこいけど、ねっとりしたフォアグラはこのくらいの量がちょうどいいよ。コレ、なんていう焼菓子でしたっけ?ダックワーズ?


もう一種、ダックワーズじゃないフォアグラコンフィ。黒ゴマの海に埋まってやってきた。うっすら甘い焼菓子にフォアグラをサンドするんだ。あまくて、でもしょっぱい。それってワタシの好きな組み合わせ。


「サーモンのミ・キュイ カリフラワーのピュレ」うつくしいっ。「ちなみに、左の空間には何も来ませんw」お店の方、ノリが大阪でおもろい。


ひゃ~。かわいいし~。


「薩摩白美豚 肩ロース肉の煮込み ブイヤベース」じゅうぶんおいしそうだけどまだ完成品ではない。


澄んだコンソメ(お店の方は出汁と言ったようだが)を注いで完成。


根菜がしっかり主張。ごぼうとか、れんこんとか。フレンチのけんちん汁(豚肉入りだけど)だなあ。


「さわらのポアレ ブールブランソース」白ワイン&白ワインビネガー、エシャロットなどで作る白いソース、ブールブランと相対する黒大根のピューレ。鰆の下に大根が敷かれ、ブリ大根のように味を吸う。


「ハンガリー産 バルバリー鴨肉のロースト」備長炭で焼いた鴨。噛みごたえあって、鴨スキーさんにはうれしい〆。額面6千円コースで魚も肉もいただけたよ。


「タルトタタン」とメニューにあったけど。ワタシの知ってるタルトタタンとちゃう!アイスの下に崩したタルトタタンが潜んでた。


2皿目のデザート「洋梨のムース 塩キャラメルのアイスクリーム」スティック状の物体がアールグレイ味でおいしかったな。(デザートになると急激に興味が薄れますw)


6千円なのにミニャルディーズまで出る。(チョコ、濃縮された苺ジェリー、あとは?)デザート3種より印象的だったのがカモミールティ。カモミールティを飲んで美味しいと思ったのは人生初かも。甘く、濃厚に煎れてあったよ。


好みの傾向をざっくり伝えてお店のソムリエ氏に選んでいただいたワイン2本も飲んでます。値段はだいたい1本1万円。(市販で4千円くらいのワインかな?)


お店のデザインはスタイリッシュだけどスタッフさんのノリがイイ感じ。関東人からすると「関西来たな」って感じで良いデス。


お見送りつき、ありがとう!ディナー6千円でこの内容はお得感ありますね。サービス料10%+消費税で7128円になりますケド。さらに、酒のみ家族はコスパが悪くワインやビールで約4万8千円のお支払となりにけり(笑)
美味しかったし居心地よかったのでおススメできる大阪・福島の1軒です。

リエゾン/LIAISON - 大阪 - ミシュランガイドレストラン

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4 Comments

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まんち  

2019-01-06 06:44

すばらしい食レポを楽しませていただきました。ワインのお値段がナニですが、見た目と味の感じからして、コスパがいいと思います。
私は高級店で食事するのはそう多くはありませんが、目黒川沿いのリストランテカシーナカナミッラ(イタリアン)の演出を超えるものがありますね~
ちなみに椅子はカジュアルといってもYチェア。私はこのテーブルと椅子の感じも気に入りました。

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こにゃくう  

2019-01-06 16:31

> まんちさん
「へ?わいちぇあって何でしょ??」知らなかったのでぐぐって参りました。
これって、家具世界の大ベストセラー商品だったんですね!
教えてくれてありがとうございます~
さっそく記事中に追記しました。
今後、どこかでこの椅子に再開したら誰かに教えたろ~♪(わくわく)

リストランテカシーナカナミッラさんも見てきました。
こちらのお皿の景色も斬新で且つおいしそうです!
桜の季節なんて、予約困難なんでしょうねえ。
気になったのでさっそく行きたい店リストに加えました~♪

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ふわり♪  

2019-01-13 10:17

私もYチェアに気づきました。いつまででも座っていられる至福の椅子ですよね。
ここの盛り付け、高級店に不慣れな私には、食べ始めていいのか困るかも

でも、いいな~ 私も高級店巡りもしようかな~
ただ、おっしゃるように高級店だとお酒も高い。こにゃくう家のようには思うように飲めない。そこが悩みどころです。

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こにゃくう  

2019-01-14 05:48

> ふわり♪さんもYチェアご存じでしたかー
ワタシ、全く知らなくて~
デザインだけでなく、機能性も高い椅子なんですね?いいこと教えてもらいました!
お皿にナゾの空間があるから「後出しで何か乗るのかな?」という疑問も浮かびますよね。
きっとそういうお客様が少なくないのだと思います。「ココ、何も来ませんから(笑)」ってノリ良く教えてくれましたから^^

日本の外食店の酒ってなんで2倍3倍の値付けする商習慣なんでしょーね(怒)
酒屋から仕入れて出すだけなら濡れ手に粟!じゃん・・・
本業の料理で儲けて欲しい!酒のみニストは損ですよね。

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