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19年クロアチア・スロベニア

20)ロヴィニ/クロアチア@リトルベニス?カラフルな港町

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前の記事よりつづき 】
2019年5月1日(水)
モトヴンからバスで43km。

ロヴィニ
アドリア海に面した港町、ロヴィニへ。
新市街から延びる車道の先に
海ギリギリに建つ密集地が見えます。


ロヴィニ
教会の尖塔に向かって
家屋がみっちり密集している島に見える町。
それは、その通りで
もともとは小島だったのだけど
人口が増えたので
海峡を埋め立てて
半島状態にしちゃったのだそうです。


ロヴィニ
住宅密集地の中を徘徊するのがここロヴィニの醍醐味。

ロヴィニはクロアチアの一都市ですが、
ヴェネチア共和国の配下だった時代もあり
(13世紀~18世紀)
第2次世界大戦まではイタリアに属していた歴史もあります
(1918年~1947年)


ロヴィニ
それゆえなのか
町のカフェやレストランはイタリアの港町の風情。
オシャレでおいしそう。
どこか洗練されています。

ロヴィニ
尚、ロヴィニでのガイド氏はイケメンですw
地元大好きロヴィニっ子、G氏です。

ロヴィニに来たらここは見とけ!の
丘の上にある教会を目指します。


ロヴィニ
目的地の教会よりも
そこに着くまでの道中の風景に心奪われます・・・

ロヴィニ
迷い込みたくなる小道が四方八方から。
後のフリータイムでいっぱい歩いたろ

ロヴィニ
住民だけしか通過しないような脇道の壁に聖母子像の絵
界隈住民の共有の祈りの場なのでは?
町内のお地蔵様によく似た存在だと想像します
同じものをナポリの下町でも見たなあ


ロヴィニ
お向かいのお家と共同作業で洗濯物干し。
イタリアンなのである。
このイタリアっぽい光景すら今やナポリではレアなのに。
ロヴィニでは未だ健在な習慣の模様。

ロヴィニ
迷路のように入り組んだ旧市街地を縫うように歩いて
ガイドG氏は丘を登って行く。
彼の案内がないと道を見失いそうな勢いだ。

ああ、尖塔が見えたね。
あれがロヴィニイチオシのスポット聖エウフェミア教会


ロヴィニ
正直、教会とかあまり興味がモニョモニョ・・・
なので
道端の猫さまと戯れて皆さまから遅れをとるワタクシw
教会 < 猫

ロヴィニ
だ、だれですかっ
ロヴィニの猫さまに日本のカリカリをあげたのはっ


ロヴィニ
丘の頂上、聖エウフェミア教会前に到着
真っ青なアドリア海。
イイ眺め!
街で一番すばらしい場所に建つのは、どこの国でも教会ですね。
中も見学できます。
撮影も可。

ロヴィニ
「エウフェミアは290年生まれ、
304年に殉教死したと言われる聖女で、ロヴィニの守護聖女です」
(イケメンガイドG氏)
あら14歳!の女の子ですか~ 

ロヴィニ
だからどこかしら優美な色調と細工の祭壇なんですね。
「祭壇の後ろ側が彼女の石棺になっています」
(イケメンガイドG氏)
え・・・
人のお墓を撮ってもいいんですか?

ロヴィニ「祭壇の両側の絵画は彼女の有名なエピソードの場面です。
ディオクレティアヌス帝のキリスト教迫害によって
捕らえられて拷問に掛けられたエウファミアですが
天使が現れ、傷が治るという聖女パワーを見せます。
更にライオンの餌になる刑を受けた様子がこの壁画です」
(イケメンガイドG氏)

ライオンちゃん、彼女を食べずに傷をペロペロ舐めるばかりだったとさ。
そういう聖人あるあるの絵だそうです。

エウフェミアちゃんは猫科動物に好かれる子だったのね
(↑そうじゃない)


ロヴィニ
もう一方の壁画もエウフェミアの奇跡の様子です。
そもそも彼女の墓はコンスタンチノープルに置かれていました。
が!
9世紀のある夜、彼女の石棺が消えて無くなり
ロヴィニの沖合に船に乗せられた状態で辿り着きましたとさ。
(いやいや、それは・・・)

ロヴィニの人達が牛馬を使って引き揚げようとしても力が及びません。
そこに現れた少年と2頭の子牛。
サクサクと海から引き揚げちゃいました。
(いやいやいや、そ、それは~)


ロヴィニ
「こ、これは奇跡に違いない!」(ロヴィニの町人たち)
ということで
元々は聖ゲオルク教会だったここに棺を据えて
教会の名前も聖エウフェミア教会にして新装開店!
・・・ということらしい
(ゲオルクさんの立場は・・・)


ロヴィニ
名のある聖女が守護聖人、ということで
イケメンガイドG氏はじめロヴィニの人の誇りなのだと思います。

ああ。
高台にあるだけあって教会近辺からは碧く美しいアドリア海が見渡せます。


ロヴィニ
フリータイムは
オット、ムスメと3人で脇道、小道を探索

ロヴィニ
年季が入ってツルッツルの石畳。
色とりどりの鎧戸と外壁のコントラスト。

この町は先程訪問したモトヴンとは比べ物にならないほど多くの観光客が
あちこちを楽しそうに散策しています。


ロヴィニ
家屋と家屋の間に気付き難いほどの隙間が設えてあって
ダイレクトに海面にアクセスできるようになっていました。

ロヴィニ
階段を降りてみたら柵も無く、モロに海!
このままダイブできちゃいそうです。
たぶん、昔、舟を乗り付けていた個人的な桟橋の跡かな?



ロヴィニ
所々にミニ桟橋はあります。
こちらは持ち主がかわいくデコってくれています。
「Thanks for donation for decoration」
って掲示があったのでチップを置けば立ち入ってもOKのようです。


ロヴィニ
インスタ映えするよねー


ロヴィニ
主婦大好きマルシェも!
ちっともお安くなく観光地価格だったので買わずにスルーですがw


ロヴィニ
カラフルな町、ロヴィニ
どことなく女子ウケしそうな街並みなのは
聖女エウフェミアさんが見守っているから、かもよ。

【 つづく:ロヴィニでランチ、人生最悪パスタ   】
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5 Comments

There are no comments yet.
No title

who  

2019-08-21 12:44

こんにちは。ひそかにロヴィニ待ってました。

一昨年行ったのですが、行く前から「ここは好きになるだろう」と思っていて、行ったら予想以上に気に入ってしまった街です。

聖エウファミア教会は塔に登りに行ったので、ここで紹介されている言い伝えなどは知りませんでした。ろくに絵も見なかったので、今度はじっくり教会の中も見てきたくなります。

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こにゃくう
To whoさん

こにゃくう  

2019-08-22 05:45

ただいまリンク先のロヴィニの記事を拝読してきました
ロヴィニは泊まると2倍3倍魅力的なんですね!
今度はsobeに泊まりたいものです。
うざいほどコメント残してます!お許しを~v-421

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素晴らしい港町

terubon  

2019-08-25 18:13

詳しい事、歴史的な事は分かりませんが、写真の通りの落ち着いた感じの街と
景色が素晴らしい。そこのいる人々に、思わず『おはよう・・』と声を掛けたいです。
もう海外旅行の機会もないかも・・・でももう一度と旅のムシがムズムズ・・。
取り敢えず国内アチコチで、エンジョイしてますよ。
昨日は渋谷での結婚式に出席、一日楽しみました。ブログは明日ね・・・疲れた。おやすみ。

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こにゃくう
To terubonさん

こにゃくう  

2019-08-30 06:10

返コメが遅くてごめんなさい!
ちょっと豪州のエアーズロック登山にいっておりました
terubonさんはフットワーク軽く行かれていますよね。
国外だけでなく日本国内でも行くべき場所はいっぱいですからね
お疲れのでませんように!

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ロヴィニは行きます!

ふわり  

2019-08-30 22:12

イストラ半島の旅行、まだ行くところが決まっていません。
スロベニアの海辺の町へも寄りたい、クロアチアはポレチュもロヴィニも行きたいと欲張っていたら、日数が足りない(泣
しかもさらに南下しようと思ったら、冬季はほとんどの路線が運休してるんです。前回行けなかったモンテネグロの秘宝、コトルも考えていたのに。
冬のロヴィニはどんなんだろう?とちょっと不安ですが、パスタにだけは気をつけます(笑

無事、エアーズロックは登れたんですね!良かったですね〜 晴れ女の威力を発揮されましたね。

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