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19年クロアチア・スロベニア

31)プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア

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前の記事よりつづき 】

2019年5月3日(金)

クロアチア世界遺産、プリトヴィッツェ湖群。
今朝は、昨日歩いた「下湖群めぐり」の続きからスタートです。
湖群上流の「上湖群」(Upper Lakes)
ここを巡ればプリトヴィッツェ湖群は、ほぼコンプリート。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
昨晩は、園内のホテルに泊まった我々ツアー民。
園内ホテル宿泊者は、
フロントで昨日のチケットにスタンプを押してもらうことを忘れずに。
すると翌日も昨日のチケットで入場できる、という特典つき!


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
更に、ホテルは公園第2入口至近なので
AM8:00のオープンと同時に入園できちゃう。
あと2時間もすると大量の入場者が押し寄せてくるだろうから
静かなうちに園内を独占できるのは宿泊者の大きなメリット。
正直、ホテルの設備はイマイチだったけど
この2点だけでも園内宿泊の意味はあるのかもね。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
待たされることなく移動ボートに乗り込めます。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
ボートは我々を、上湖群めぐりのスタートポイント(Pier2)へ運んでくれました。
ここからゆっくり歩いて90分の散策スタート。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
上湖群の魅力は
清らかな清流と森がつむぎだすコントラストの美しさだと思うの。
倒れた樹木に苔が生す様子すらドラマチックだ。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
昨日歩いた「下湖群」よりも湖水の透明度が高く
水の色もより青く見えるのは気のせいかなあ?
『上湖群の方がプランクトンが多いのでより青い』とガイドブックが語る。
そうか、気のせいではないのね。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
深い森が有り、渓流が森をくぐり抜けて流れ落ち、滝になる。
落ちるところはエメラルドの湖。
その連続。
人間どもはその脇にこしらえられた木道を
感動と共に進みます。
「わー」とか「キレ―」とか。
他の表現が出てこない自分が情けないw


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
1979年に世界遺産登録されたプリトヴィッツェですが
1991年、クロアチアがユーゴスラビアからの独立を目指した内戦の舞台になり
公園内に大量の地雷が埋められる事態になった時代があります。



プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
「ユネスコ世界遺産登録」は「ユネスコ危機遺産登録」に変わってしまいます。
今では想像し難いけれど、
園内のホテルエリアもセルビア軍が占拠していたのだそうです。
1995年に内戦が終わると、
クロアチア政府はまっさきにプリトヴィッツェの地雷除去を始めます。
まずは再び世界中の観光客にプリトヴィッツェに来てもらうことが最優先課題だったのですね。
2年経った1997年。
ユネスコは「危機は去った」として危機遺産リスト除外を決定します。
そして今日にいたる、というプリトヴィッツェ湖群です。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
上湖群ハイライトのひとつ「プルシュタヴツィ滝」
たくさんの筋に分かれて流れる様は優雅です。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
木道は滝のすぐ脇を通るので
ミストシャワー浴びまくりで爽快。
水量が多かったらビッチョビチョになりそう。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
趣ある木道の造作。
所によっては、まーまーなスッカスカ具合。
ワイルド、っちゅーか、スリリング。
ぼーっと滝に見惚れて歩くと嵌るから油断ならないw

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
散策中、木道修理のおじさん達を見かけました。
重機など入れられない所がほとんどでしょう。
手作業で木道の張り替えをしていました。
水に流されたり、腐食したりで
定期的に、頻繁に張り替え作業をしているに違いないです。
これは大変なお仕事だなあ。
入場料がじわじわと値上がりするのも止むなしか?


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
右に左に現れる滝と湖を眺めつつ
ゆるやかに登る散策路。
この高低差のおかげで風景がぐっと立体的に眺められてイイ。
歩いていて飽きないんだなあ。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
次に現れた
MALI PRSTAVAC・・・?
まり ぷるすたばつ・・・
マジ名前覚えられない問題w

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
「小滝」という意味らしい。
小さいかなあ?

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
GALOVACKI BUK
BUK は「滝」かな。
ガロヴァチュキ滝。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
カロヴァチュキ滝界隈は雰囲気があるので
長く立ち止まるべきスポットです。
馬蹄型の瀑布が美しいし

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
カーブを描く木道のフォルムすら絵になるなあ、と。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
森と滝と湖が織りなすフェアリーな空間。
この景色で「下湖群」よりも断然「上湖群」の方が好き!と
ワタシの中で決定。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
朽ちかけた倒木も美しいアクセント。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
森林が途切れて大きな湖登場。
GALOVAC湖
がろばっつ湖。クロアチア語、頭に入らない (´・_・`)


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
大きなガロヴァッツ湖。
こうしてブログにすることで行程を再確認できてありがたい。
ほんと、ブログ記事にでもしない限り
クロアチア語の湖の名前なんて再確認しようと思わないもんなー

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
開けた湖畔の散策路は
またも森の中へと吸い込まれます。
道の脇を持造作に小川が流れて、
なんだか青森県の奥入瀬風。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
またも開けた場所へ出たよ。
BATINOVAC湖
ばてぃのばっつ湖
湖面の芦越しに滝が横並びに流れているのが見える。
それなりに美しいのだけど
もはや「あ、滝だね」で感動薄いw


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
「大湖」と「小湖」があるエリアに歩いて来ました。
「大」きな湖に「小」さな湖って、ねえ。
湖が多すぎて
コチラの人も名前を付けるのがもはや面倒になったのでは疑惑。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
大きな滝よりも
木道の下を潜るように流れる渓流や
岩と苔の絡み合いなどの方がグッとくるワタシ。
日本人なんで。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
小湖周辺の、なんでもない木道と渓流の佇まいにシビレました。
木道職人さん、すてきな木道ありがとう。
惚れ惚れします。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
森を抜けたら次は大湖のパターンでしたね。
OKRUGLJAK湖
おくるぐりゃっく湖
奥にお約束の滝。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
我らツアーに同行してくれたクロアチア男子ガイドさん
「ボクはこの公園ではあの滝が一番好きなんだ」と。


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
ほうほう。
そーですかー
何か、屏風岩のような衝立が滝壺の手前に刺さっているんですね。
他とは違った滝で面白いよね。
(もはや、ナニ滝なのかどーでもよくなっているので名前は不明)


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
ここまで来るとゴールはすぐそこ。
楽しかった上湖群めぐりもおしまいに近いです。
下湖群に比べて、動植物に遭遇するチャンスが多かったのも
上湖群が気に入った理由のひとつ。

出会った小さき者たちの画像を絨毯貼り。
(気持ち悪い生き物も含まれます。虫類キライな方はご注意)


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
ザリガニ!
巨大かたつむり!


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
巨大なめくじ!(汗)
子象!

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
りす君!
枯草の中のプリケツは誰だ?


プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
野ねずみちゃん!
視線いただきましたっ

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
AM 10:00 トレイル最後の湖、PROSCANSKO湖に到着。
(ぷろしゅちゃんすこ湖)
のんびりストレスなく歩き、堪能できて楽しかった~

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
環境配慮の電動バスで最初のスタートゲートまで連れて行ってもらいます。
湖の電動ボートもこのシャトルバスも無料だよ。

プリトヴィッツェ湖群国立公園/上湖群編@クロアチア
さよーならー、世界自然遺産プリトヴィッツェ。
今日はね、これから世界文化遺産のトロギールに行くよ。

つづく:その前にペカのランチ 】


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2 Comments

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ほんと美しいですね〜

ふわり  

2019-10-26 06:07

ここは記憶力に難のある私でも鮮明に思い出せるところです。本当に飽きない美しさでしたね。
ホテルは残念でしたけど、落ち着いた上湖群にも行けるツアーだったのは何よりでしたね〜
私は季節外れでホテルもバス路線も少なくて、イストラ半島はおそらく断念。プライベートツアーを申し込むべきかどうか、まだ迷っているというような段階です(涙

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こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2019-10-27 06:32

ただでさえ交通網が不便なイストラ半島ですから
オフシーズンはますます交通手段が減るのでしょうね。
気付けば年末が近いですね。
企画担当者さん、お疲れ様です。
私はいつもオットの企画に乗るだけなのでご苦労が分からず申し訳ないです。

今ではふわりさんがプリトヴィッツェで歩いた行程がよく分かります。
ふわりさんブログ「クロアチア4日-4」記事の最後から3枚目の画像のビューポイント。
ここに行かなかったのが唯一の心残りなんです。
「あれ?そういえば有名なあの角度からの場所を見ていなかったな」と後で思い至りました。
詰めが甘かったです(涙)

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