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京都

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅

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前の記事よりつづき 】

2018年11月20日(火)

京都 周山街道を北上して目指したお寺の紅葉。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
京都市北区中川北山町 宗蓮寺

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
国道から枝分かれした旧道を、さらに山に向かって入り込んだ山腹にあります。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
そもそも観光寺院ではないので、ワタシとオット以外に誰も来ません。
過去にひとりで来たことがありますが、誰にも遭遇しない宗蓮寺さんです。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
山門は開いているので入ってOKなんですね?
お寺の人の気配すらありませんけど。
そーっとそっと、声をちいさくしておじゃましまーす。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
山門脇に京都市による宗蓮寺の案内板が掲げられています。
お寺のプロフィールは・・・と、いうことだそうで。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
山の際に建つ、ちいさな寺です。
野趣を感じるお庭と庫裏があるだけ、の境内。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
「いいね~、静かでいいよ、この寺」
オットもお気に召してくれたようで何よりです。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
杉と紅葉の景色が、宗蓮寺さんの秋の見どころ。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
そろりそろりと境内を拝見していると
すぐに反対側にもある、もうひとつの山門に出ます。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
こちらが表門なのかもしれないなあ。
石段に覆いかぶさる紅葉が堪らない参道。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
いつ来ても静かな宗蓮寺さん、どうぞこのままで!

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
ところで
宗蓮寺さんへのアプローチはまーまーハード。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
地元民が、法定速度を越えてバンバン走行する国道162号、周山街道。
北山杉で有名な中川の手前をサクッと右折。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
巨大な隧道、中川トンネルができるまではこの道が本道だったんだね。
今は地元の人の静かな生活道路。
中川に沿って並ぶ木造の建物群が異彩を放つ集落です。
川端康成「古都」の双子の妹の方が育ったという設定の村でもあります。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
木造群は、北山杉の林業に携わる人の作業場です。
廃屋のよーにも見えて不思議な二階屋、三階屋が中川に沿って並んでいます。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
製作途中の北山丸太(北山杉)を、立て掛けて乾燥させる作業場なんですって。
なんだか、すぐにでも崩壊しそうで軟々~。
ここだけの独特な景色なので興味深くもある。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
・・・という、中川集落の林業風景が見えてしまったら宗蓮寺への脇道は通り過ぎています。
ワタクシ共、通り過ぎてしまい地元のおばーちゃんに宗蓮寺さんへの道を教えてもらいました。
(ワタシ一回来ているのだけど忘れている)
お願いだから対向車来ないでくれっ、と祈るような細い山道を登って行きますw
「宗蓮寺には大きなダイスギがあるから見ていくといい」(おばーちゃん)
と、再現不能な京都山奥モードの方言でアドバイスを受けました。
「ダイスギ?ってナニなんだろね」とオットもワタシも知りません。


7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
「ダイスギって、これじゃね?」
大きな、不思議なフォルムの杉の樹が宗蓮寺の前にいました。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
ダイスギは台杉だったんだー
元になる杉から、新芽のように子の杉を生やす?
1本の杉の木が森状態になる、という不思議。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
昔は急斜面での植林作業は大変だし、谷間で土地が限られる中でこーいう工夫を考えたのでしょう。
京都の杉林業文化はオリジナリティ溢れていたのね。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
地元おばーちゃんのアドバイスのおかげで見落とさずに済みましたっ
ありがとう!

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
そうと分かると、宗蓮寺の境内にもたくさんの台杉が植えられていると気付きました。
台杉は中川集落を代表する産物なんですね。

7.中尾山 宗蓮寺の紅葉@京都と奈良の紅葉旅
やっぱり、郊外の京都は静かでスキ!

つづく:岩戸落葉神社へ 】

宗蓮寺

★★★★☆ · 仏教寺院 · 中川北山町214

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4 Comments

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すーさん  

2019-11-22 19:27

絞り丸太なども京都の極一品の材ですね。
絞りは、立ってる状態からワイヤーなどで縛り形を成形していきます。
若い頃、一度見学に行きました。 
北山杉も、一度見てみたいと思いましたよ!

おおっ!久しぶりにコメントしてた(笑)
なんか・・・離ればなれで寂しいよね。

それで、自分 12月から館山に単身赴任で向かいます。
館山復興!って奴です💦 しばらくは館山人となりますよ。
ブログは、気が向いたら書いてます。
12月からは、忙しくなりそうです。。。

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こにゃくう
To すーさん

こにゃくう  

2019-11-22 23:46

さすが!大工マスターの視点です。

そうそう、絞りですよね。ナミナミになったアレ。
人工的にあの細工を施すというテクニック。
お値段が高い訳だと思います。
仕上げは、女性が素手を使って砂で磨いていた時代があったそうで。
すーさんにしてみたらよーくご存じな事ですよね。

館山に!
そうですか。単身とは大変なことですが…
今こそ、建築業の方の力が必要ですよね。
すーさん、すごいです!

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よくぞここまで

ふわり  

2019-11-23 08:40

よくぞこんなところまで足を延ばされましたね〜
ほんとにお若いときから京都loverなんですね。
しかも紅葉の美しいときドンピシャ。
見事ですね〜

今年はどこへ紅葉狩りだったんでしょう?
向こう一週間は雨のようなので、すでにお出ましならいいのですが。

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こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2019-11-27 13:45

今でもあまり人が来ないですがワタシ独身時代はもっと訪問者は少なく
ほぼ、怪しい女状態でしたw

>今年はどこへ紅葉狩りだったんでしょう?
先週末に行って来ました。
天気予報はがっつり雨だったのですが、流石ワタシです!
天気図が変わって雨に遭うことなく2泊3日できました。
晴天とは行かなかったのですが大満足の紅葉でした。
ハイライトは修学院離宮と大津-蹴上間のびわ湖疎水船です。
はて…いつアップできるんでしょ (汗)

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