41)国境越え、ネウムのスーパーマーケット@ボスニアヘルツェゴビナ経由ドブロヴニク
クロアチアのスプリットを出発したツアーバス。
最後の滞在地ドブロヴニクへ向かって、ハイウェイを約200㎞の移動です。

道中の休憩スポットから見えたクロアチア耕作地帯。
日本の棚田かバリ島のウブドに匹敵する造形美。
ここまでずっと石灰層の山並みばかりを通過していて
たいくつな車窓だったのだけど、突然のこの農地に目が醒めます。

「ネルトヴァ・デルタ」という湿地帯なのです、と添乗員男子さん。
ネルトヴァ川がアドリア海に注ぎ込む手前でデルタ地帯を形成していて
クロアチアを走っていたバスはボスニアヘルツェゴビナに突入します。
国内に国境を持たない島国じゃぱにーずには理解し難い事情なのだけど、クロアチアの海岸線上の一部に、隣国ボスニアヘルツェゴビナが飛び出ている部分があります。
陸路でドブロヴニクに行くにはそこを通過しなければならないのでした。
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横に長―いクロアチアの国土に割り込んでいるように見えるから。
<以下、添乗員男子さん解説。ネウムがボスニアヘルツェゴビナである理由=長いです>
17世紀、ハプスブルグ家VSオスマン帝国の戦争がオスマン帝国の負けで終了した時のこと。
戦争終結条約で、バルカン半島のオスマン領土をオーストリアに割譲する項目の中では、現在のネウムはドブロヴニク共和国の領地とされました。
それなのにドブロヴニク共和国はネウムを引き続きオスマントルコ領のままにして置きます。
強そうな人の隣は緊張するわよね。間に無難なヤツを挟んじゃいましょう、ということかと。
時は流れて20世紀。
ユーゴスラビアが建国されたので、もうこの辺りの国々はひとつになりました。
※長い話スミマセン。不思議に思ったので書き留めておきたく

添乗員男子さん「いちいち国境を越えなくてはいけない面倒がありますが、メリットもあります。ボスニアヘルツェゴビナはクロアチアよりも税金が安いのです。
我々も恩恵を受けられるチャンスなので、休憩はこのスーパーマーケット併設のカフェテリアにいたします」
Hotel Excelsior Dubrovnik - 5 Star Old Town Hotel
Discover the seafront 5 star Hotel Excelsior Dubrovnik, located just a few steps from the UNESCO protected Dubrovnik Old Town, a landmark in Dubrovnik.
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