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東京のうまいもん

可不可TOKYO/麻布十番@丁寧な和食、多彩な日本酒

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2019年11月某日

オットと待ち合わせて夕食です。
約束の駅は東京メトロ麻布十番駅。
麻布十番商店街界隈にあるレストランなのかなぁ、と思ってオットの後を付いて行ったら
可不可TOKYO@東京/麻布十番
ひょい、と奥に入り込んで、ほぼ住宅地になったエリアにお店のビルはありました。
可不可 KAFUKA TOKYO が今晩のお店です(HP)

可不可TOKYO@東京/麻布十番
ビルに到着したものの、お店の入口が分かり難くて笑けてくるw
お店の看板というかサイン、これだけだもの^^;

可不可TOKYO@東京/麻布十番
お店のサイン同様、店内もおしゃれです。
ついでに出てきたビールまでおしゃれw

可不可TOKYO@東京/麻布十番
「ROCOCO Tokyo WHITE」はあ、存じ上げませんw
裏張りに『DHCビール』とあったので、サプリやコスメのDHCがビール製造も始めたのですね。
限られた飲食店だけでの提供で、市販はされないビールだそうです。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
酵母の香りが良く、軽い味わいと細やかな泡がやさしいホワイトビールで乾杯。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
可不可さんのお料理はコースのみ。
今回は8000円コース(9品)でお願いしています。
最初のカップは「ごぼうポタージュスープ」
ざっくり食感が残ったごぼう。牛蒡の香りと食感がワイルドで、楽しいスタート。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
2品目:里芋の素揚げ+このわた
なんちゃら言う里芋だったのですケド聞いたことなく、初耳の里芋で。
里芋は、蒸かしてから素揚げにしています。
表面はパリッ、中はねっとりの二重奏。海老芋のような粘りです。


可不可TOKYO@東京/麻布十番
皮を剥いてこのサイズということは、かなり大型の里芋。
どこかの地域のブランド里芋に違いない。
絹のようになめらかでしたから。
それをこのわた(なまこの塩辛)で食べるとなると…これは日本酒ですねっ
オットはちえびじんを合わせて嬉しそうです。
(追記:山形の甚五右ヱ門芋というレア里芋でした)

可不可TOKYO@東京/麻布十番
3・4品目はもろに酒のアテのようなw

可不可TOKYO@東京/麻布十番
菊花、いくら、ミル貝、えのき、春菊
美しいし、具材のバランスは絶妙。食感もぷちぷちだったりシャクシャクだったり
色々飛び込んできて楽しい。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
こちらはタイプが異なる濃厚な小鉢。
丁寧にほぐした毛蟹の身と毛蟹の蟹味噌を、芹と共に和えてある。
一方はサッパリ系でコチラは濃厚という2品。
どっちも日本酒をいただきたくなる!

可不可TOKYO@東京/麻布十番
で、ワタクシも乾坤一。
オットがこの店をロックオンしたのは
お食事は当然ながら、それに応える日本酒が充実しているからなのでしょう。


可不可TOKYO@東京/麻布十番
「吸い物」が5品目
椀を両手で包んで深呼吸。鰹と昆布の濃厚出汁が鼻腔を抜けて脳を直撃。
ああ~、イイカホリ。
丁寧な吸い地が楽しめるのは、お外での食事の醍醐味だと思う。


可不可TOKYO@東京/麻布十番
椀種は海老真丈。食感ふわふわ。海老の卵か何かプラスされているのかなあ?濃厚な海老風味。
椀妻は、大きなしめじ(大黒しめじ)と赤ちゃんのような蕪。
流石のひと椀でした。


可不可TOKYO@東京/麻布十番
オットの次の酒は仙禽 ひやおろし 赤とんぼ

可不可TOKYO@東京/麻布十番
6品目:手前、鮟鱇肝 奥、鮃お造り
下処理完璧な鮟肝。
薬味が紅葉おろしと白髪ねぎ、小口切り青ネギ、紅たで。
薄造りで食べることが多い鮃ですが、今日は厚切り。食感が楽しいですしエンガワ付き。
ポン酢仕立てなので鮟肝も鮃も併せて食べられます。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
日本酒が止まらない事態w
刺身に上川大雪合う!

可不可TOKYO@東京/麻布十番
7品目:焼き物、かます

可不可TOKYO@東京/麻布十番
焼いたカマスに刷毛で塗ってあるのは醤油ではない、と仰る。
鰹の酒盗をひと刷け、とのこと。
はああ、その辺りの変化球がひと味もふた味も違う所以かあ。
「ともすれば単調になるカマスが酒盗の塩味と香りでメリハリつく」とオット。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
8品目:牛ロース+聖護院大根

可不可TOKYO@東京/麻布十番
こっくりした牛ロースの下に隠れている聖護院大根の炊き具合が非常にツボ。
大根の苦味も残してあり、おでんの大根のように軟らかく仕上げていない。
ヘビーな牛ロースに合せるには、炊き過ぎない方が美味しいのだなあ。
新政ラピスを合わせて飲んでいたら「こちらでも合うと思いますよ」とお店の方が三井の寿ポルチーニをサービスでくださった。ありがとうございます!

可不可TOKYO@東京/麻布十番
9品目:むかごとしらすのご飯+茗荷と三つ葉のお味噌汁、昆布佃煮
粒が大きいむかごでした。茗荷の風味でスッキリするお味噌汁も〆にヨカッタ!

可不可TOKYO@東京/麻布十番
さてデザートでオシマイかな?というその頃。
「宜しかったら純米酒で漬け込んだ梅酒をお飲みになりませんか?サービスです」(お店の方)
わーい♪いただきまーすっ
デザートよりもむしろこっちの方が嬉しいかもw

可不可TOKYO@東京/麻布十番
いつも大量に日本酒を呑むからお店の方に気の毒に思われるのだろうか?
「1杯サービスします」とか「瓶が空きそうなので、全部入れちゃいますね」とか、お店のご厚情に預かることが多い我が家です。
今日も可不可さんの情けが有難い(涙)

可不可TOKYO@東京/麻布十番
梅酒ではない正式なデザートは、黒いいちじく+さつまいもムース+マスカルポーネチーズ。
甘くないデザートなのでこれならワタシでも食べられる!

可不可TOKYO@東京/麻布十番
接客はフロアの男性が一手に引き受け、店主さまはカウンターの奥地で料理に専念されています。
カウンター12席、テーブル8席の店内。
この時は満席ではなかったのですが、人気店なのは間違いないです。
選ばれし食材、高度な技、美しい器、充実した日本酒ラインナップ、サービスも素早く完璧。
自分たちにとって居心地よい客層であったこともポイント高いです。

可不可TOKYO@東京/麻布十番
心地よい食の経験ができました。
今夜の可不可さんでのディナーは2019年下半期の「うまいもん喰った」書庫のベスト5の1店にケッテイ(自分基準デス)

<本日のお会計>
8千円コース×2人、ROCOCOビール×2、日本酒いっぱいw
…で、約32000円のお支払。ごちそうさま!


可不可 KAFUKA TOKYO (カフカ トウキョウ) - 麻布十番/和食 [一休.comレストラン]

1995年、『暗闇坂 宮下』で飲食業界に一石を投じ、その後はプロデューサーとして、多くの店舗に携わってきた宮下大輔氏。一時代を築き上げた宮下が「原点回帰の場所。和の事を見直す場所。」と語るのが、2015年5月に麻布十番にオープンした『可不可 KAFUKA TOKYO』。色んな場を手掛けてきた結果、今一度地に足を付けて、和食と向き合う。世界で和食への関心が高まっている中で、海外の方がしっかりと和食に触れ合える場所にしていきたいという思いの詰まったレストランです。可不可 KAFUKA TOKYOの予約は一休.com レストラン

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