Welcome to my blog

兵庫の温泉

有馬温泉 兆楽(夕食編)@神戸市/兵庫県

2 0
前の記事よりつづき 】
2018年3月18日(土)
日本を代表する温泉地のひとつ、有馬温泉に宿泊してます。
宿は 「有馬温泉 銀水荘 兆楽」(兆楽 HP
お夕食の時間です。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
季節を感じる春の先付と八寸でスタート。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
先付:菱豆腐
冷製で、ひし餅に見立ててありますが甘いわけではない。
苺で桃色、抹茶で深緑、白酒で淡雪色でまさに菱餅。各層丁寧な味。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
この八寸をいただいたところで「このお宿、料理オイシイ」と確信しました。
雛の祭を演出した、見た目が美しいだけかな?の料理ではないです。
(ちらし寿司、むつ味噌幽庵焼、桃枝串刺し)

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
蛤の小皿に飯蛸、蚕豆、菜種。
貝を盛った蛤小皿はつぶ貝とトリ貝。
胡麻ポン酢和えはのれそれ。
どれも、春ならではの食材でしかも良質なもの。のれそれ、トリ貝が特に

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
椀:白味噌仕立ての潮汁
我が家3名が同時に「うまっ」と叫んだ潮汁。
濃いめでしっかりした出汁はワタシが好きなタイプ。
春の椀である潮汁を白味噌バージョンで提供って、関東ではなかなか遭遇できないアレンジだなあ。
つまに蕨をあしらっているところにも春を感じ、大きな蛤と共に美味しくくいただきました。


有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
造り:鯛、本鮪中とろ、汐(勘八の幼魚)
肌理が細かい中とろ。身が締まったカンパチ。それらがよーく冷えた温度でテーブルに届けられてありがたい。良質の刺身を適量提供してくれました。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
美しい蓋付きの器は炊合せ。
兆楽さんってすごいと思ったポイントは、これらの料理のひとつひとつを客室のテーブルまで適温で運んでくること。食べるペースに合わせ、一品ずつ。イッキ出しなどいたしません。五月雨出しもいたしません。
兆楽さんは配膳のオペレーションに工夫をしているのかも。


有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
お部屋担当女性の配膳スキルの高さのおかげで、この炊合せも適温で美味しい。
蟹の銀餡をかけた炊合せ。飛龍頭、蕗、きくらげ、桜麩。
春の美味、鯛の卵が格別に美味しかったなあ。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
蒸し物:雲子の春豆蒸し
雲子は真鱈の白子のことです。
他に鰆、百合根、しめじ、法蓮草も仕込まれた茶碗蒸し。これも美味しかったのだけど肝心の雲子に火が入り過ぎてしまったのが惜しかった。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
黒毛和牛の春野菜鍋 これで最後です。
フツーに陶板焼なのですけど、春野菜が多彩に投入されているところが高ポイント。
芹にうるい。新じゃが、木の芽。春だね。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
旅館夕食の配膳って難しいよね、と思う。
ワタシの場合ですが、テーブルに着いたら前菜や刺身あたりがすでに並べられているのは凹みます。いつから置いてあるのか分からないのがイヤだという変人なので。
冷めていたり、表面が乾燥しかかっている料理には「出来立ては美味しかったのだろうに」と料理に同情します。旅館の夕食ではよくあることですよね。

有馬温泉 兆楽(食事編)@神戸市/兵庫県
兆楽さんは、ワタクシのような細かいところに拘る困った客の要望に応え続けて、このオペレーションを確立したのかなあ・・・などと想像しながらご馳走様をしました。
調理場のクオリティの高さを、なんとか損なわずに客の口に届けようとする努力に感心です。

つづく:兆楽の朝食などなど 】

★★★ 有馬温泉 銀水荘 兆楽, 神戸市, 日本

兆楽は有馬温泉駅から徒歩7分の場所に位置し、温泉10カ所、屋外プールを併設しています。客室には、自然の景色を望むリビングエリア、布団が付いています。 兆楽の客室は畳敷きの和室で、障子、お茶セット、専用バスルーム(バスタブ付)が備わっています。...

関連記事
国内旅行温泉兵庫県有馬温泉

2 Comments

There are no comments yet.
おお〜

ふわり  

2020-02-02 18:44

食事が合格だと、その他もろもろは許せる…けど、だからこそもったいなくもある。
写真もキレイですね〜 特に炊き合わせ!
鯛の子、大好きです。相棒が好きで、これは作ってくれるのですが、魚卵をあまり食べると尿酸値が上がるから、ガマン、ガマンです〜

EDIT  REPLY    
こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2020-02-03 06:22

そうそう!お料理が美味しかっただけに客室のしょぼさが残念な感じw
鯛の卵の季節になりますね。ふわりさんご夫妻もお好きなのね!
確かに、食べ過ぎ注意なのが玉にきずですが、デリケートで品がある卵は他の魚の物とは違いますよね。
この兆楽のお料理でのマイベスト3はのれそれ胡麻ぽん酢、白味噌潮汁、そしてこの焚き合です。

EDIT  REPLY    

Leave a reply