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19年クロアチア・スロベニア

50)スルジ山からのドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア

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前の記事より続き 】
2019年5月5日(日)

クロアチアドブロヴニクに行ったらこの山に登らないとね!

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ドブロヴニク旧市街の背後、標高412mのスルジ山。
山頂から眺める旧市街の景色はあまりにも有名ですもの。行かなくちゃね。


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
添乗員男子さん からは、今朝からこう言われていました「スルジ山へはツアーでご案内する予定でしたが、本日は山頂までを往復するロープウェイが労使交渉のために従業員ストライキです。申し訳ありません」
ホントだ。下からでも動いていないのが見えます(涙)
(ロープウェイ代金としてひとり/15ユーロの返金がありました)

・・・というわけで

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ピレ門界隈のタクシー乗り場から、往路だけタクシーで登ることに。
帰りは敢えて登山道を歩いて下りたいよね、という企画です。
復路が空車になってしまうのでは運転手さんに気の毒なので「多めに払うから往路だけお願い」とオットが交渉してくれました。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
最初は、斜面に張り付く住宅地の中を昇るタクシー。やがて山中に入ると、周囲は乾燥しガラガラに荒れた土地が広がるスルジ山なのでした。
10分ほどの乗車で山頂ロープウェイ駅舎の裏に到着。


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ストは残念だったけど、こうして地元のタクシーに乗れるのも楽しいわ。
海側から見上げていたのでは実感できないスルジ山の荒地ぶりが見られたもの。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
うわっ
旧市街とロクルム島と青い海。期待通りの絶景です。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
オットもムスメも何処から眺めたらベストかな~、とナポレオン寄贈の十字架の前に行ってみたり、
山頂駅のカフェ近くのテラスから写したり。場所を色々変えて暫く見惚れていました。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
正面だとロープウェイの支柱が映り込みます。またそれも良いのだけど
マイ・ベストなドブロヴニクを探りたいよね。
展望テラスだけでなく、あちこちに散らばって自分のベストポジションで堪能する世界の人々。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
結局、自力でここに来て正解だったと今では思います。
こんな絶景、好きなだけ好きな場所から眺めていたいものね。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
実際はオニのように画像を写しているのですけど、山頂からは以上のアップで収めておこう。
さて、歩いて下山したいけど先程タクシーで来た道は殺風景な車道だから歩く気分にならないなあ。
「トレイルがあるはず。ロープウェイの支柱をクロスするように始まって、旧市街まで延びている」(オット)
※裏手にロバさん。ここでなにかお仕事しているのかなあ


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
相変わらずこの国は不親切w 旧市街方面トレイルのインフォメーションをこんな風にしてくる。
誰かのいたずら書きレベルで案内されても信憑性に欠けるよ(笑)


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
スプレーによる殴り書き状態の道標に従い、ロープウェイ駅舎の隣に建つ「独立戦争展示館」の裏手から、海側に回り込むとトレイルが伸びていました。
これが九十九折になって旧市街まで導いてくれるはず。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
のんびり下りながら眺める旧市街地。
下るにつれ表情や光の加減が変化するのが楽しいです。いちいち足を止めて眺めたり撮影したり。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
横たわるのは、旧市街のさらに西にあるラパッド地区だよね。
大型ホテルのほとんどはあそこに集中して建っているそうな。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
九十九折のコーナー毎に、ブロンズ製のアート。なんだろね、コレ。キリストかな~?

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ガラガラ石の乾燥したトレイルなのだけど、ところどころにかわいいお花など咲いていたりして。
50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
お花の名前はさっぱり分からないけど

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
トレイルは思いっきりガラガラでゴロゴロ。
ここが、というよりクロアチアの地質が全般的にこうなんだと思うのです。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
サンダル等では足指を痛める可能性があるかも。
けして歩き易い路面ではないので、履きなれた靴、傷が付いても構わない靴が必須です。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ロープウェイからもきっと景色よく見えることでしょうけれど、トレイルも一興ですよ。

さて、トレイルのコーナー毎に置かれていた不思議なキリストオブジェ。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
こんなの、とか

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
こんなの。
現れるたびに首を捻りながら下っていて、それぞれに番号が振ってあるのに気づく。
これは「6」

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ムスメ 「あ~、コレあれだ。キリストが死刑判決を受けてからゴルゴタの丘に登らされて磔になるまでのストーリーを14の節に分けたやつ」
ワタシは知らないのですけど、キリスト教にはイエスの14の場面の絵や彫刻を巡る、っていう祈りの儀式が定番であるのだそうです。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
これは「2」なので、イエスが重たい十字架(自分の磔用を自分で運ばされるという無茶振り)を運び始めるシーンでしょうね。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
「後で職員室に来なさい」 キリスト、先生にムチャ怒られてるw
・・・ではありませんw
「1」なので、裁判官から死刑宣告を受けているところですね。


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
作者のサインと共に刻まれた「2011年」ムスメといろいろ推理。
スルジ山ロープウェイはクロアチア独立内戦の時に破壊されたのだそうだ。再建されたのが2010年。このオブジェ14機は再建の翌年、祈りと共にこのトレイルの14のコーナーに置かれることになったのではなかろうか。


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
ワタクシたちは風景にうっとりしながらのんびり下って来たけれど、登りの人にこの荒れた凸凹の道はかなりキツイのではないだろうか。
キリストの14の受難ストーリーを想いながら登ったら、それは修行であり祈りになるかも。
なんちゃってゴルゴタ体験という訳かしら。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
クロアチア独立戦争の時、ユーゴスラビア人民軍が占拠して、眼下のドブロヴニク旧市街に向かって容赦なく砲弾を撃ち込んだのがスルジ山。
この戦争、そんなに昔の話じゃない。1991年~1995年のことだもの。
暑い中、敢えて登ってくる人もいました。もしかしたら、平和と鎮魂への祈りを込めて登っていたのかもしれないね。

※下山完了。降りた所はまーまーなスピードで車両が横切る道路でした


50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
例によって不親切なこの国らしい案内サイン。『walking trail』ってねえ。
何処に向かうトレイルなのか、所要時間いかほどなのか、の情報は日本だったら添えるところなんだがなあw

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
帰路も旧市街への案内サインがない。とりあえず海に向かって下って行けば旧市街に着くっしょw

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
テキトーに海を目指したら、ピレ門前のタクシー乗り場に到着。まさに2時間前にスタートしたその場所に戻ってきましたわ。

50)スルジ山からドブロヴニクは絶景の極み@ドブロヴニク/クロアチア
スルジ山からのドブロヴニク旧市街の絶景は一見の価値アリ!

つづく:絶壁カフェ、ブザ・バーへ 】

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2 Comments

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思い出す〜

ふわり  

2020-02-29 08:15

これは本当に美しい!画像選びに迷われたことでしょう。
本当に素晴らしい景色ですよね。夕暮れどきにも行きたかったぐらい。(でもさすがに歩いては下れない)

ムスメさん、フレスコ画に詳しかったですもんね。アマルフィでだったかの話をとても興味深く拝読したことを記憶しています。あのおかげで、以後の旅行で宗教画に関心が持てるようになりました。(でも、相変わらず内容はあんまりわかっていない)

添乗員さんの愚痴話を読んだことがありますが、どこまでも頼る割に夕食代もきっちり割り勘と嘆いていらっしゃいました。
でもここは、ほんとが自分たちで行かれて、下りられて、ほんと大正解だったと思います。

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こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2020-03-01 12:06

スルジ山からの夕暮れってよさそうですね。夜景もどんなだろうか?と思います。
一日に何度も往復したらロープウェイ代がキビシイですけど~
私が下った道は、ほぼふわりさんと同じコースだったようですね。
歩きにくい道でしたよね。で、山を降りてから旧市街までもまーまー歩きましたよね。

ムスメのキリスト講釈を覚えていてくれてありがとうございます。
私も、簡単なイエスのエピソードを教えてもらったので、その後折に触れ役に立っています。
ムスメは宗教としてのキリスト教に興味はゼロらしいのですが
大学で「欧米人の思考回路を理解するにはキリスト教の知識は不可欠。まずはキリスト教絵画を読み解け」という授業が面白かったのだそうです。
払った授業料が親の役に立ちましたw

添乗員さんの苦労にそういう点がありそうですね。
参加者は「それが添乗員の仕事でしょ?」って思うのでしょう。
私は、効率よく移動させてくれて、時間のロスなく観光できて、見学スポットの解説を興味深くしてくれたらそれ以上のことはツアーに求めないんだけどな。
極論、食事も付いていなくていいと思っているのだけど。
ツアーに求めるものは人それぞれですからね。

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