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京都

明智光秀の城と京北の桜@京北周山町/京都市

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前の記事より続き 】

2018年4月9日(日)
京都で恒例のお花見。
京都駅からレンタカーで周山街道を北上しています。
高雄エリアに入ったなあ、と思ったカーブでこの光景。

明智光秀の城と名桜めぐり@京北町/京都
紫の群落が真正面からドカンと飛び込んできました。
京都・高雄の古刹、西明寺の裏山のミツバツツジがエライことになってます!

明智光秀の城と名桜めぐり@京北町/京都
有名な、西明寺ミツバツツジの美しさに偶然にも遭遇出来てなんという幸運。
JRバスの山城高雄バス停、京都市バスの高雄バス停あたり から見ています)

明智光秀の城と名桜めぐり@京北町/京都
年々早まる開花日。この日、京都中心部のははすでに終わりかけ。
そうなったときに頼りになるのが京北周山エリアです。
周山街道は裏切らない。絶対まだ咲いているはず!

明智光秀の城と名桜めぐり@京北町/京都
計画通り。枝垂れ桜も染井吉野も咲き乱れの京北周山町。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
(新型コロナウイルス禍の2020年春は別として)年を追うごとに激混みの京都にはげっそりしています。
近年は京都で桜、京都で紅葉という局面ではついつい京北エリアに足が向いてしまう。
京都の北部はいつ来ても静かで美しくて大好きなのだ。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
桂川沿いは、こんなに美しいのに人いない!日曜日なのに~

明智光秀の城と名桜めぐり@京北町/京都
桂川の支流、弓削川沿いの桜並木もちょうど見ごろ。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
弓削川にかかる寺田橋を渡ります。今日は、お花見以外にこの町の山に登るのも目的のひとつ。
織豊時代に、周山城という山城が山頂にあったそうです。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
以前、この町に来た時のこと。その周山城は明智光秀の城だという話に俄然興味が湧き、登山口を見つけたものの、時間不足で登山は無理でした。
「いつか登りに来ようね」とオットとワタクシこにゃくうの課題になっていた山です。
(過去記事『8.京北・周山町を徘徊★明智光秀リスペクトの町』)

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
郊外の静かな住宅地の中を進むと慈眼寺。
この寺には明智光秀の黒い木像が安置され、地元民は逆臣扱いの彼をずっと名将として崇めてきたそうな。
(光秀木像拝観については慈眼寺さんHPで要確認。常時公開はしていないので)

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
周山城への登山口はやや見つけにくい。このままでは誰かさんの敷地内に入ってしまう?といった気配の道を進みます。
NHK大河で麒麟が来ているから、今は少しは分かり易く整備しているかな?

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市 1
藁ぶき屋根の民家の右脇のスロープが登山口。「え?ここ?」というレベルの私有地感w
地元有志による「周山城を守る会」制作の案内パンフレットをネット上で見つけました→亀屋廣清さんHP この地図をどうぞご参考に。
ここ数年は休眠状態だった守る会。麒麟が来るっていうので活動再開なのだそうです(京都新聞より)どこまでもマイナーな周山城。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
十兵衛様っ、一応整備された道ですが、伐採した杉の枝が表面を覆い、ツルツルと滑り易うござります!(麒麟がくるの門脇麦でお願いします)

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
一応、京都一周トレイルのコースの一部になっているようじゃな。しかし、人気がないコースなのか?人が全くおらぬではないか十兵衛!(帰蝶さまでおねがいします)

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
町から見上げただけでは、軽く登れる山に見えますけれど、入り込んでみるとそれなりにハードなので、きちんとした靴で登るべきコースです。


明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
道中は完全に杉林の中なので、眺望はありません。「光秀がいったいどんな場所に城を造ったのか、そして遺構はどの程度残っているのかしら」という興味だけが単調な登山への心の支えw

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
藁ぶき屋根の脇からスタートしてちょうど30分で平らな場所に到達。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
ここは景色が楽しめるようにか、きちんと伐採してくれています。

明智光秀の城と京北の桜@京北周山町/京都市
眺望も良くて、単調な杉林の道を登ってきた甲斐あり。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
「でもさ、これが城跡なの?何も無いよねえ。城はNHKのアンテナ基地になっちゃった?大河だけに」(こにゃくう)と言うと「いや、違う…」オットがまたも野生の勘を発動です。ここも城の一部だろうけど本丸じゃない、と。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
NHKアンテナ施設の脇を進みます。周山城の心臓部はこの先にありました。ワタシひとりだったら気づかなくて引き返していたな。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
進んだ先に石積み発見。あ~、コレ石垣の跡だよね!

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
約440年経っても、積んだ石はそこにあるのね。こんな山頂に城を築くって大変な作業よね。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
本丸はこの先かな?進んで行きます。大きな元石垣だった石がゴロゴロと転がっています。
崩壊してこんなに散らばったのかしら?両脇が聳える石垣だったのだろうなあ。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
いささかだけど広い場所に出ました。これ、きっと本丸だよね?山城だからこんな規模でよかったのかな。広くはないです。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
剥げ剥げで文字が読めなくなった案内板の他、このような見取図が置かれていました。
これだけでも妄想の助けになります(方向が分かるように敢えて逆さに撮った)

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
本丸エリアに不思議な小山があります。石垣の形跡もあるしね。コレ、何のための高台だろう?
400年以上経っても、何かだった跡があるってすごいなあ。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
本丸跡地に置かれていた「見取図」を頼りに西側に出張ったエリアにも行ってみます。
行く先にあったのは階段。↑画像の石が階段です、上手く撮れていないけど。
21世紀のワタシが階段としてフツーに降りられるレベルに遺っているのが驚きでした。


明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
若狭方面から京都に向かってくる軍勢対策として、ここを城にして押さえるのは重要課題だったのでしょう。秀吉もこの城に来た記録があるそうだから、京北周山町の歴史遺産だね。

明智光秀の周山城と京北の桜@京北周山町/京都市
お城マニアではないけれど、風化しただけでほったらかし状態の十兵衛様の城は想像力を刺激されて面白かったです!
尚、帰路について上記の「周山城址パンフレット」にはこう書かれています。
『登って来た道をそのまま下山することをおすすめします』コレ、仰る通り。
同じ道ではつまらないから、と山の反対側に出て帰ろうとしたらエライ遠回りになりましたので(涙)
つづく:魚ヶ渕吊り橋の桜へ 】
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