魚ヶ渕吊り橋の桜@京北周山町/京都市

【 前の記事より続き 】

2018年4月9日（日）
京都の北部、京北周山町をドライブしながら桜めぐり。魚ヶ渕吊り橋の桜へ。

京北周山町はひっそりとしたと京都の郊外。そこには選ばれし名桜が点在しており「京北桜100選」として選定されています。「魚ヶ渕吊り橋の桜」と通称されるみごとなこの枝垂れ桜もそのひとつ。

「魚ヶ渕」とはこのあたりの地域の名前です。吊り橋は、対岸にぽつんと建つ2軒の民家のための橋のようです。近寄ったところ、生活の気配がなかったのでもう住んでおられないのかも。

大きく広く枝を伸ばし、儚げな小ぶりの花を纏う桜。シロウトには美しく撮るのが難しいなあ。
あいにくの曇天だし。

NHK BS「京都人の密かな愉しみ」という秀逸なドラマがありました（2015年‐2017年）

「桜の皿の秘密」の回でストーリーの鍵になる枝垂れ桜が登場します。

京北周山町に実在する桜だと知って、いつか見てみたいと思っていた美女桜です。


ドラマでは高岡早紀が桜の化身のような女性を演じて泣けます。秘めた情熱と儚さを息苦しいくらいに振りまいて、ぱっと散る女性。この桜の印象は劇中の女性そのままです。

ドラマではバス停などが描写されていますが、実際はバス路線から大きく外れています。
車などで行くか、2kmほど離れたバス停（JRバス高雄京北線:八千代橋バス停）から歩くしか術がないのですが。


今年、2020年もこの桜に逢いにいこうか、と企んでいたのだけどな。新型コロナウイルス禍の中、今年の京都のお花見はこうして過去画像で妄想するとしよう。今日あたりは満開なのではないだろうか。

桜が盛りの日曜日であっても誰もいない魚ヶ渕吊り橋です。美人桜を独り占めできますよ。
来春以降、是非おいでやす（京北さくらめぐりマップ参考になります。PDFです→https://kyoto-keihoku.jp/wp-content/uploads/2021/04/sakura_map.pdf）
【 つづく:次の京北桜100選へ 】