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東京のうまいもん

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京

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2020年2月某日
仕事終わりのオットと、東京メトロ青山一丁目駅で待ち合わせ。
「気になっていた南青山の和食屋さんでご飯食べよう」というオットの提案です。

和食てのしま@青山一丁目/東京
カジュアルだけど、落ち着いた照明のカウンター。いいですね、この内装。間違いなく美味しいものが食べられそう…

和食てのしま@青山一丁目/東京
日本料理 てのしま  南青山のテナントビル2階にお店はあります(食べログ:てのしま

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
カウンター6席の後方にはテーブルが3卓。店内BGMはライトなJAZZで。やがて店内は皆さんの賑やかな会話でいっぱいになりました。日本料理屋さんだけど、フリーダムに寛いでOKなお店のようでちょっとホッとします。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
てのしまさんのメニューは、おまかせコース1万3千円。コースに松竹梅があると「どれにするのが正解なのか?」とか悩んじゃいませんか?おまかせ一本だとこれまたホッとします。
(21時以降はアラカルトも可)

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
尚、アルコール類について。持込みを1本3千円で認めてくださるので4合瓶の而今を持参しました。
その他、画像のみむろ杉や雪の茅舎あたりの追加で飲んだ酒は1合千円位でした。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
1品目:風呂ふき葉玉ねぎ
早春の今だからいただける葉玉葱は新玉葱の手前。「ここ1、2週間だけお出しできます」と大将。
このサイズは今だけ、なのだそうです。
水と酒だけで風呂吹きにして黒胡椒と小豆島オリーブオイル。シンプルだけど力強いスタートです。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
2品目:塩漬け黒豚と大根の酒粕和え
粕汁が、姿を変えて和え物になった感じ。
香りよく仕上げてある黒豚。酒粕を料理に使っても品の良いお料理になっていて、勉強になります。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
3品目:はたと豆腐 薄氷仕立て   お椀の蓋、開けます。ぱかっ


日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
節分は過ぎたといってもまだ冬の時期。薄氷が張ったイメージの椀です。
名料亭の菊乃井でお仕事をされてこられたというキャリアの大将なのだそうで、椀の姿からそこのところを実感。お出汁の具合がワタシのストライクゾーンの濃さ。うまっ!はたから取った一番出汁で塩気もはただけ、と仰る。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
4品目:おつくり2種その1 
金目鯛です。そぎ切りにした金目鯛に蓮根が合わせてあり、それを薬味入りポン酢で。
刺身はダイレクトで食すよりも野菜と共にするとより合うのでは?というのが大将のお考えです。


日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
4品目:お造り2種その2
鰆です。炙ってあります。香ばしいし、鰆が一段階グレードアップです。やはり韮と葱が添えられていて、刺身と野菜のコンビネーションを楽しんで、という大将からの提案。
山葵ではなく、辛子と&にんにく香る醤油で食べる鰆も良いなあ。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
5品目:ふぐ酒蒸し いも黄味酢和え たたき春菊
ワタクシがてのしまさんで、最も驚きと共に美味しいなあ、と心揺さぶられたのはこの料理だったかも。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
酒蒸し河豚をこーいうソースで食べる経験が初めてだなあ。酸味が効果的な春菊のソースを絡めて食べる河豚の旨さったら。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
6品目:七谷鴨カツ 伊予柑辛子だれ
七谷鴨って初知り。京都府亀岡市七谷川ほとりにある養鶏場のブランド合鴨なのだそうです。
和食で鴨だと葱が芹ですが、フレンチに於ける王道、鴨&オレンジのてのしまバージョンでしょうか。伊予柑のソースを鴨もも肉カツレツに添えて。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
7品目:てのしま寿司
鰻の棒寿司、鰆の棒寿司、そして牛蒡、人参、柚子、胡麻、苧(お)の実のお稲荷さん。
ガリがね、林檎なの。辛子を効かせた林檎ガリ美味しい。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
8品目:いりこだしにゅうめん
〆のお食事がもう一品。ホッとするにゅうめん。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
9品目:煮りんご 金柑ソルベ
「てのしま」とは香川県は瀬戸内海にある人口20人の小さな島、手島のことなのだそうです。大将のルーツはそこにあり「いつか手島に店を出すのが夢」と仰る。

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
甘味がもうひと品:大徳寺納豆と白味噌の松風
ああ、だから「小豆島のオリーブオイル」「伊予柑」「いりこだし」など瀬戸内の食材がアクセントになった料理なんですね。そこに菊乃井由来の京都エッセンスも加わるから魅力的なんだ!

日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
エントランスに祇園祭に於ける長刀鉾の粽が掲げられていたのをワタシは見逃さないよw
この記事アップ時の今現在、新型コロナウイルス自粛で「てのしま」さんは休業中です。
(臨時のテイクアウト営業をされている。近所だったら是非購入したいところ!)


日本料理 てのしま@青山一丁目/東京
自分がいいな!と思った店は、禍が過ぎ去った後も多くの人に支持されることをワタシは強く願います。そういう訳でワタクシは「また食べに行きますからね」の思いを込めてグルメ記事を自粛することなくアップしていきます。

<今日のお会計>
おまかせコース 13000円×2 ハートランドビール800円×2 日本酒持ち込み料3000円
雪の茅舎 1000円×1 みむろ杉 1200円×2 +税・サービス料で41140円 ごちそうさま

日本料理 | てのしま | 港区

南青山の日本料理店「てのしま」

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4 Comments

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いいお店ですね〜

ふわり  

2020-04-13 08:12

いつもにも増していいお店ですね〜
そういえば、鰆をお造りやお寿司でいただいた記憶がないような。鮮度、もしくはその後の下拵えが重要なんでしょうね。
昨日で我が家のアルコールは、ビールと旅先からの甘いリキュールを除きゼロになりました。ほぼ禁酒生活に入りますが、娘にはそんな極端なことをしなくても、週末のみにすれば?と言われて揺らいでいるところです。あると飲みたくなるもんね〜

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こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2020-04-13 23:28

お嬢様の意見に1票!禁酒はつまらないですよ~(悪魔のささやき^^;)
週末だけに変更したとしても、相当体に良いと思いますよ!…って、私みたいにエブリディで飲んでいる人間に言われても…ですけどね(笑)
せっかくの決心。揺らがせてはいけないですね。
ちょうど(?)外出自粛でどこへも外食に行けない事態になりましたからね。

今回のてのしまさんは良い雰囲気、丁寧な料理、感じの良いご夫妻での経営、と人気なのも納得のお店でした。
日本の自粛は5月6日で終了とはならず、長期間になるかもと覚悟しています。
世が平穏に戻ったとき、お気に入りだったあの店この店が営業継続困難な事態になっていたら・・・と想像すると、怖くなります。そんなことになりませんように!と思います。

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まんち  

2020-04-14 01:03

ふわりさんの記事のコメントを見て、久し振りに覗きにきました。
南青山界隈はお友だちの陶芸家が個展をやったりするのでたま~に出かけますが、日本料理店に入った経験はないですね~。
いつか外出解禁になったら、行ってみたいお店です。こにゃくうさんの食リポがまたわかりやすくてそそられます。
今は外食ままならずで、わが家も毎日おうち居酒屋。メキシコに行ってきたばかりなので、このところコロナビールばっかり飲んでます。

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こにゃくう
To まんちさん

こにゃくう  

2020-04-15 14:31

お立ちよりありがとうございます!
外食好きには少々辛い昨今ですね。
今は我慢と自粛の日々で、世が平穏に戻ったときに是非てのしまさんを思い出してくださ~い。
メキシコ、無事に行って来られたのですね。
メキシコは1回だけ、しかも日帰りで足を踏み入れたことがあるだけなのですけど
(米国サンディエゴから歩いて国境を越えます)
食べものが口に合うし、人はのんびりだし好印象の国でした。
後ほど拝読しに伺います!

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