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京都

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市

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前の記事より続き 】
新型コロナウイルス禍で京都花見旅行キャンセルの2020年春でした。
毎年恒例の京都に逢えないのはツライので2019年でバーチャル花見だ。

2019年4月6日(土)
山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
染井吉野が満開だった醍醐寺の次には、京都市山科周辺のを求めて歩きます。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
醍醐寺 → 随心院 → 勧修寺 → 岩屋寺 → 大石神社  全行程、徒歩で巡るよー
JR東海「そうだ 京都、行こう」HP 山科・醍醐 観光マップ

1)随心院
山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
5本の定規筋を壁に刻む立派な藥医門。随心院は格が高い門跡寺院であり、小野小町が余生を送った(らしい)寺としても有名。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
随心院は、はねず梅が咲く「小野梅園」が満開の頃が一年で最も人が集まる季節なのだけど、この通り梅園はほぼシーズン終了ですね。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
梅は有名だけど桜も、という情報は聞いていないなあ。
藥医門前のこの桜の満開に遭遇出来ただけでもラッキーだと思うよ。見事な染井吉野だわ!

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
もう一本「随心院 総門」の脇の桜も大木で美しく華やかです。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
500円の拝観料で書院や本堂の見学ができるのだけど、今日はお花見。書院はスルーでいいよね。
「小野小町が化粧したという井戸があるからそれだけは見て行こう」とオットを誘導です。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
井戸、てか湧き水の水溜まり?通称「小町化粧井戸」です(化粧はけわいと読みます)
美人だったという伝説の才女ですからね、その方のメイクアップに貢献したのかも?と思うと気になるスポットです。まあ、伝説のレベルだと思うのですケド。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
この井戸は境内の隅にあってフリーで見ることができます。高め設定の入山料だけでなく、追加で料金が発生するシステムの京都の寺もあるからね。随心院さんは太っ腹。
すみません、無料部分だけ見て随心院は退却です。

2)勧修寺
京都でもやや不便な場所にある勧修寺まで歩いてきました。過去に、初夏の花を愛でに来たことがあり、参拝客の少なさと花の美しさでこにゃくうお気に入り寺院のひとつになった勧修寺。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
桜シーズンはどんなか?と立ち寄ってみたら、どーしたことだ?マイナー具合がよかった勧修寺なのに、たくさんの観光客。大型バスで団体ツアー民も来ているようだ。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
山門に至る築地塀沿いの桜がずらりと満開。白い壁とピンクの桜がベストコラボ。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
人が少なく静かな点が勧修寺の魅力のひとつだったのだけど、どーした?

もしかしたら、2018年にJR東海の「そうだ 京都、行こう」のポスター&CMになったから、広く知られる寺になったのかなあ。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
お気に入りの寺だっただけに、人が溢れる勧修寺ではちょっと淋しい(勝手なこと言うてます)
「今日はパスしよう」(オット)という提案に同意して、花見で賑わう勧修寺はスルーすることにしました。きっと桜はキレイだったのだろうと思う。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
今日は門前で失礼。また静かな勧修寺を狙って再訪したいな。

3)岩屋寺(大石寺)
勧修寺から府道185号を約2km歩いて来たよ。
山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
府道185号は通称大石道と呼ばれていて、それはこの地に隠匿していた有名人に因んでに間違いない。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
大石良雄さん、ってダレ?
良雄さんの通称は内蔵助。赤穂藩が取り潰された後にご家族と移り住んだのがこの斜面だったらしいです。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
大石さん宅跡地は多くの桜が咲くプチ公園になっていました。ご近所の人がお散歩したり小さなお子様を遊ばせたり、といった日常の憩いの場です。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
有名であっても激混みの京都寺院よりも、こーいう地元民が集う空間が好きっ
自分のペースで、静かに桜と対話ができる贅沢空間だもの。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
大石さん宅跡地の奥に寺があります。大石内蔵助や赤穂浪士たちをお祀りをしている岩屋寺。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
こちらも通称では大石寺と呼ばれたりします。山科、そして京都の人には大石内蔵助は悲劇のヒーローとして親しまれているんだなあ。いや、日本人なら誰だってこの人の運命をしみじみと偲ぶよね。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
境内見学だけなら無料。こじんまりした岩屋寺ですがいろいろスポットがありますよ。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
元大石邸だった家屋の木材を再利用した茶室、大石内蔵助の遺髪を祀った塚、などを見ると
忠臣蔵はノンフィクションであって、登場人物はリアルにここで生活していたのだなあ、とじわります。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
元禄の当時、ここは大石良雄さんの親戚の土地だったらしく、そのご縁でここに住んだのだそうですよ。
世間で注目された大事件の藩の家老です。人の目につかない山科はひっそり住むには丁度良かったことでしょう。現代でも静かな山沿いの町ですから。


山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
岩屋寺の脇から道が延びていて、ここからすぐに次の目的地、大石神社にアクセスできるようになっています。

4)大石神社
大石良雄さん、ついに神様になっちゃいました。
山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
日本人ってなんでも神様にしちゃうな~、と感心します。そこのところ、良雄さん自身はどう思っているかな。
それはさておき、大石桜と命名された枝垂桜の巨木が見事です。みんなうっとり大石桜。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
隣の岩屋寺は地元の人しかいないローカルな雰囲気でまったりしていたのですが、大石神社はナゼだかメジャーなようですね。外国人も含む観光客でなかなかの賑わい。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
神社のアイテム「神馬」が!しかし、ポニーちゃんだw やや白いボディですから白馬ということでOK? きっと、彼女が大石良雄さんのお使いよ。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
でもさ、大石内蔵助が神社の祭神って何故だろ?赤穂浪士討ち入りが1702年のことで、この神社は1935年にできたもの。京都に於いては歴史浅い神社と言えましょう。
昭和10年の世相って政府の方針、軍部への「忠義」がマンセーな時代だよね。
大石内蔵助は忠臣の日本代表だものね。それで神になっちゃったか?

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
ぱっと散った忠義の家臣と桜の花はさも似たり。

5)最後に嵐山へ
この日は大阪住みのムスメと合流して嵐山で夕食の約束です。
山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
のんびりしている山科界隈とのなんという違いかしらね、嵐山。
2020年春はコロナ自粛でほとんど人が歩いていない嵐山の画像を見たけど、去年はこの事態だったわ

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
久しぶりに嵐山に足を踏み入れましたよ。人が多くてうんざりだけど、やっぱり渡月橋の風情はステキなんだなあ。うっとり。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
お店の予約時間まで、保津川の左岸をお散歩&亀山公園に行ってみよう…

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
亀山公園から見下ろす大堰川のカーブは絶品。山腹に大悲閣千光寺(珍なる寺で個人的におススメ
ちょうど川岸のカーブ、というベストポジションにある建物群は「星のや京都」
嵐山駅周辺は目も当てられないけど、ここからの嵐山は変わらずに美しい。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
この日戴いたお食事は別記事にあります。嵐山吉兆、さすがのお料理でしあわせな夕食。

山科界隈の桜めぐり2019@山科/京都市
花見のために早朝から行列やら登山やら。全行程、徒歩で完遂の2019年京都花見でありました
つづく
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