渉成園-枳殻邸-2019@京都駅徒歩10分の名庭園
【 前の記事からつづき 】
新型コロナウイルス禍で京都花見旅行キャンセルの2020年春でした。
毎年恒例の京都の桜に逢えないのはツライので2019年桜でバーチャル花見だ。
2019年4月7日(日)
広がる園池に映る京都タワーの姿。この庭が京都駅至近にあることが伝わるでしょうか。

「地図を見ると、京都駅の近くに何か公園?みたいな土地があるけどナニ?」(オット)
毎年恒例の京都の桜に逢えないのはツライので2019年桜でバーチャル花見だ。
2019年4月7日(日)
広がる園池に映る京都タワーの姿。この庭が京都駅至近にあることが伝わるでしょうか。

「地図を見ると、京都駅の近くに何か公園?みたいな土地があるけどナニ?」(オット)
それはね、渉成園っていう東本願寺の飛び地だよ。別名、枳殻邸とも言います。ワタクシ自称京都ツウ(のつもり)だけど、そこ行ったことないんだな。

そういう経緯で渉成園。京都駅からテクテク歩いて10分ほどで着いたよ。近いよね。

入園口に入ってすぐに見事な紅枝垂れ桜。この様子だと、園内は相当に桜が美しいのでは?とワクワクの前触れです。

さらに嬉しいことに、参観料ではなく寄付金500円以上を収めるというスタイルなので、寄付の返礼品として立派なガイド本をくださる。

表紙だけでなく内容も異なる2冊があり、ひとり1冊どちらでもお好きな方を、と仰るので2人でそれぞれを頂戴しました。20数頁もあって詳しい解説と美しい写真が満載よ。

園内に入ってすぐにこの書院。ナニコレ、水上書院かしら?池と建物が一体化して水上コテージのよう。(後方の樹木がバッサリと伐られているのは2018年台風21号の被害のせいだと思う)

この渉成園、園内は自由に散策できるけど建物内は非公開。この水辺のウッドデッキで風に吹かれたら気持ち良いことだろうね。

広い園内を回遊して行くと、次々と異なる場面、違った趣向が目に飛び込んでくる仕掛け。

桜の傘の下、小川がさわさわ流れてお日さまは暖かい。

桜が咲く小川の先に奇妙な建物。傍花閣という名の通り、2階から桜を愛でるための茶室かなと思う。明治25年の再建だそうだけど、細かなデザインと遊び心が贅沢この上ない。
遠くから見ると、ロボットの腕?みたいに見える両サイドの物体は、外階段。
階段の下には半分のドーム状の何か。覗いたら内にベンチが設えてあったので、お茶席の時の待合に使うのではなかろうか。斬新でおしゃれな茶室だわ。

そういう経緯で渉成園。京都駅からテクテク歩いて10分ほどで着いたよ。近いよね。

入園口に入ってすぐに見事な紅枝垂れ桜。この様子だと、園内は相当に桜が美しいのでは?とワクワクの前触れです。

さらに嬉しいことに、参観料ではなく寄付金500円以上を収めるというスタイルなので、寄付の返礼品として立派なガイド本をくださる。

表紙だけでなく内容も異なる2冊があり、ひとり1冊どちらでもお好きな方を、と仰るので2人でそれぞれを頂戴しました。20数頁もあって詳しい解説と美しい写真が満載よ。

園内に入ってすぐにこの書院。ナニコレ、水上書院かしら?池と建物が一体化して水上コテージのよう。(後方の樹木がバッサリと伐られているのは2018年台風21号の被害のせいだと思う)

この渉成園、園内は自由に散策できるけど建物内は非公開。この水辺のウッドデッキで風に吹かれたら気持ち良いことだろうね。

広い園内を回遊して行くと、次々と異なる場面、違った趣向が目に飛び込んでくる仕掛け。

桜の傘の下、小川がさわさわ流れてお日さまは暖かい。

桜が咲く小川の先に奇妙な建物。傍花閣という名の通り、2階から桜を愛でるための茶室かなと思う。明治25年の再建だそうだけど、細かなデザインと遊び心が贅沢この上ない。
遠くから見ると、ロボットの腕?みたいに見える両サイドの物体は、外階段。
階段の下には半分のドーム状の何か。覗いたら内にベンチが設えてあったので、お茶席の時の待合に使うのではなかろうか。斬新でおしゃれな茶室だわ。
ロボットの腕状外階段(もうちょっと情緒ある例えが欲しいところだ、自分w)には屋根まで付いていてそれが檜皮葺というクオリティの高さ。こんなすごいものを雨ざらし、野ざらしでOKなのしょうか~?
小径に導かれて進むと、桜の他にも春の花が其処ここに現れて飽きません。

回棹廊(かいとうろう)は立ち止まって景色を眺めてうっとりする為のコーナーが設えられています『屋根の天井部には掛け釘が設けられ、かつては夜半の来客の折、金燈籠を吊って火を灯しました』と頂戴したガイド本に書いてある。王侯貴族みたですね、お坊さん!

回棹廊で池を渡った先に、また個性的な茶室「縮遠亭」が。斬新なデザインだわ、コレ。ワタシには、池に浮かぶ屋形船に見立てた茶室に見えます。
1653年に家光から寄進されたこの土地に、引退したトップオブお坊さんが隠居所を造ったのが始まりとのこと。当時なら、この大きな印月池も想像力を働かせれば大海に見えなくもなかったのかもよ。

回棹廊(かいとうろう)は立ち止まって景色を眺めてうっとりする為のコーナーが設えられています『屋根の天井部には掛け釘が設けられ、かつては夜半の来客の折、金燈籠を吊って火を灯しました』と頂戴したガイド本に書いてある。王侯貴族みたですね、お坊さん!

回棹廊で池を渡った先に、また個性的な茶室「縮遠亭」が。斬新なデザインだわ、コレ。ワタシには、池に浮かぶ屋形船に見立てた茶室に見えます。
1653年に家光から寄進されたこの土地に、引退したトップオブお坊さんが隠居所を造ったのが始まりとのこと。当時なら、この大きな印月池も想像力を働かせれば大海に見えなくもなかったのかもよ。
一見、自然にまかせるまま小川が流れ、草木や樹木もあるがままのように見えて、計算された庭と植物の構成です。

魅力は春に限らず。一年のうちシーズンが変わるごとに注目ポイント、主役の花々が入れ替わるように仕掛けられていますね。

魅力は春に限らず。一年のうちシーズンが変わるごとに注目ポイント、主役の花々が入れ替わるように仕掛けられていますね。
この印月池に睡蓮の花が浮かぶ季節も見てみたいものだ~
ステキなガイド本付きで500円、しかもどこも激混みの京都中心部にあるのにそれほど観光客がいない!ここ、季節を変えて繰り返し来ても良さげでおススメできます。

新幹線まで1時間とちょっと余ったなあ…という時。京都駅から片道10分、ゆっくり散策して所要時間40~50分の渉成園に、ぜひっ
【 つづく:京都府庁に桜の園 】
ステキなガイド本付きで500円、しかもどこも激混みの京都中心部にあるのにそれほど観光客がいない!ここ、季節を変えて繰り返し来ても良さげでおススメできます。

新幹線まで1時間とちょっと余ったなあ…という時。京都駅から片道10分、ゆっくり散策して所要時間40~50分の渉成園に、ぜひっ
【 つづく:京都府庁に桜の園 】
2020年 渉成園へ行く前に!営業時間、アクセス、混雑情報をチェック - トリップアドバイザー
渉成園(京都市)に行くならトリップアドバイザーで口コミ(235件)、写真(594枚)、地図をチェック!渉成園は京都市で73位(1,642件中)の観光名所です。
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