銀座はっこく/銀座6丁目@ハレの日のお寿司屋さん
2020年3月某日

オットに連れられての予備知識ゼロ来店なのですが、このお店のシステムは「大将の部屋」「2番手さんの部屋」「3番手さんの部屋」と、各々6名が着席できるカウンター式小部屋が3つあるのだ、と。どのお部屋も予約困難だそうですが、今夜は「3番手さん」の予約が取れたオットにくっついて来ました。

提供される寿司30貫は3部屋共通なのだけど、大将部屋より2番手さんは5000円お安く、2番手さんより3番手さんは3000円お安い、という価格設定になっているそうです。てか、お品書き長っw
価格も提供される品も明解になっていない寿司屋さんもあるから、はっこくさんのシステムは安心感あるなあ、と思います。最初に提供された「突先(とっさき)」鮪の頭、付け根部分。筋を外し丁寧に叩いておられた。希少部分なのだそうです。

握りの合いの手に野菜中心のおつまみもちょいちょい挟まります。生ビールは速攻終了で日本酒に行こう。最初は佐賀よこやま

以後、2時間のお食事中2人で数種飲みましたが、後でお会計を確認してどの日本酒もグラス1杯1000円均一だったと知りました。メニュー表等はありません。お酒に詳しくない方はお店の方のアドバイスに従う形になるのでしょう。

提供量は薄張りグラス(左画像)にこの量。銘柄関係なく千円均一だとしたら、銀座の寿司屋にしては安心の設定だと思うのです。揃えている銘柄も申し分なし。旨口好きからドライ系好きまで対応できると思います。

白身、ひらめからスタート。筋肉質を感じる堅め食感のひらめ。テンポよく次の春子鯛(かすこだい)聞いたことない鯛だなあ、とおもってぐぐったら真鯛の幼魚ですって。

お品書きに「白子」とだけ書かれているので何の白子だろ?と謎でしたが河豚白子が来ました。炙ってあるから、口中でプチッと弾けるクリーム爆弾。つづく赤貝はシャクッとくる食感と赤貝独特の香りで悶えます。

昆布〆にしたえぼ鯛。ねっとりした、昆布〆ならではの食感。次ぐのは北海道産ぼたん海老。濃厚。

初鰹(和歌山県産)銀座のお寿司屋さんではこうした初々しい初物が先んじていただけるんですね。皮目を炙ってあって香ばしさも強力なアクセント。ビジュアルも美しく、舌の記憶に残ります。

「蛍烏賊」とお品書き。こんなビジュアルの蛍烏賊握りが登場。叩いて味噌で和えて、ってなめろうスタイルに仕上げてあるんですね。2020年春は稀に見る富山県産蛍烏賊の豊漁年です。

「煮蛤」上手に開いてあるなー。回らないお寿司屋さんは滅多に行けないワタクシですから、こーいう丁寧な寿司には惚れ惚れです。甘いツメと山葵のバランスの妙よ。

お寿司の間にちょいちょい挟まる野菜類のツマミ。蒸したアスパラとビーツ。米油と塩のみで。

鮎魚女と細魚。白いアイナメの下、赤酢で仕上げた褐色のシャリが覗いています。熟成された赤酢の酢飯って、まろやかな旨味があるんですね。

「真魚鰹」関東人のワタクシにとってマナガツオはレア食材なのでウレシイです。西京味噌の風味がほんのり加わっています。松笠のような丁寧な包丁+炙り!美しい。

左から「平貝」「蝦蛄」「墨烏賊」
平貝って旨味よりも食感を楽しむ貝だと思うのだけど、柑橘風味がプラスされ物足りなさが補われていました。蝦蛄は子持ち。卵が嬉しかったなあ。墨烏賊はフツーに墨烏賊w

ここから5連発で生本マグロ(舞鶴産)左の「赤身」のから提供され、「背中とろ」「中とろ」へ。

養殖じゃない鮪が持つ脂の風味。大とろなのに軽やかです。赤身は漬けになるとまた違った良さ。
ザギンでシースー。

どんな店なのかワタシは存じ上げていなかったのですが、オットによると有名な大将のお店らしいです。エントランスがかっこいい。

入居されているビルの雑居感からは想像の斜め上をいく入口の上品さ。
お店の名前は「はっこく」白&黒という意味そのままに、モノトーンのお寿司屋さんです。

どんな店なのかワタシは存じ上げていなかったのですが、オットによると有名な大将のお店らしいです。エントランスがかっこいい。

入居されているビルの雑居感からは想像の斜め上をいく入口の上品さ。
お店の名前は「はっこく」白&黒という意味そのままに、モノトーンのお寿司屋さんです。

オットに連れられての予備知識ゼロ来店なのですが、このお店のシステムは「大将の部屋」「2番手さんの部屋」「3番手さんの部屋」と、各々6名が着席できるカウンター式小部屋が3つあるのだ、と。どのお部屋も予約困難だそうですが、今夜は「3番手さん」の予約が取れたオットにくっついて来ました。

提供される寿司30貫は3部屋共通なのだけど、大将部屋より2番手さんは5000円お安く、2番手さんより3番手さんは3000円お安い、という価格設定になっているそうです。てか、お品書き長っw
価格も提供される品も明解になっていない寿司屋さんもあるから、はっこくさんのシステムは安心感あるなあ、と思います。最初に提供された「突先(とっさき)」鮪の頭、付け根部分。筋を外し丁寧に叩いておられた。希少部分なのだそうです。

握りの合いの手に野菜中心のおつまみもちょいちょい挟まります。生ビールは速攻終了で日本酒に行こう。最初は佐賀よこやま

以後、2時間のお食事中2人で数種飲みましたが、後でお会計を確認してどの日本酒もグラス1杯1000円均一だったと知りました。メニュー表等はありません。お酒に詳しくない方はお店の方のアドバイスに従う形になるのでしょう。

提供量は薄張りグラス(左画像)にこの量。銘柄関係なく千円均一だとしたら、銀座の寿司屋にしては安心の設定だと思うのです。揃えている銘柄も申し分なし。旨口好きからドライ系好きまで対応できると思います。

白身、ひらめからスタート。筋肉質を感じる堅め食感のひらめ。テンポよく次の春子鯛(かすこだい)聞いたことない鯛だなあ、とおもってぐぐったら真鯛の幼魚ですって。

お品書きに「白子」とだけ書かれているので何の白子だろ?と謎でしたが河豚白子が来ました。炙ってあるから、口中でプチッと弾けるクリーム爆弾。つづく赤貝はシャクッとくる食感と赤貝独特の香りで悶えます。

昆布〆にしたえぼ鯛。ねっとりした、昆布〆ならではの食感。次ぐのは北海道産ぼたん海老。濃厚。

初鰹(和歌山県産)銀座のお寿司屋さんではこうした初々しい初物が先んじていただけるんですね。皮目を炙ってあって香ばしさも強力なアクセント。ビジュアルも美しく、舌の記憶に残ります。

「蛍烏賊」とお品書き。こんなビジュアルの蛍烏賊握りが登場。叩いて味噌で和えて、ってなめろうスタイルに仕上げてあるんですね。2020年春は稀に見る富山県産蛍烏賊の豊漁年です。

「煮蛤」上手に開いてあるなー。回らないお寿司屋さんは滅多に行けないワタクシですから、こーいう丁寧な寿司には惚れ惚れです。甘いツメと山葵のバランスの妙よ。

お寿司の間にちょいちょい挟まる野菜類のツマミ。蒸したアスパラとビーツ。米油と塩のみで。

鮎魚女と細魚。白いアイナメの下、赤酢で仕上げた褐色のシャリが覗いています。熟成された赤酢の酢飯って、まろやかな旨味があるんですね。

「真魚鰹」関東人のワタクシにとってマナガツオはレア食材なのでウレシイです。西京味噌の風味がほんのり加わっています。松笠のような丁寧な包丁+炙り!美しい。

左から「平貝」「蝦蛄」「墨烏賊」
平貝って旨味よりも食感を楽しむ貝だと思うのだけど、柑橘風味がプラスされ物足りなさが補われていました。蝦蛄は子持ち。卵が嬉しかったなあ。墨烏賊はフツーに墨烏賊w

ここから5連発で生本マグロ(舞鶴産)左の「赤身」のから提供され、「背中とろ」「中とろ」へ。

養殖じゃない鮪が持つ脂の風味。大とろなのに軽やかです。赤身は漬けになるとまた違った良さ。
車海老。茹でてこの大きさの大型車海老を使っているわけで。
合いの手その4はケール。先ほどのピーマンもそうだけど、苦味ってガリ以上に寿司の口直しになるのね。

「鰆昆布〆」と「金目鯛幽庵漬」鮮魚をただ握りにしただけでもオイシイ物を。ひと手間も二手間もありがとう。うまーい。

「北寄貝」どうもワタシは炙ったネタの握りに滅法弱いようだw


「鰆昆布〆」と「金目鯛幽庵漬」鮮魚をただ握りにしただけでもオイシイ物を。ひと手間も二手間もありがとう。うまーい。

「北寄貝」どうもワタシは炙ったネタの握りに滅法弱いようだw

「毛蟹」こんなにほぐしてくれちゃって~ 「のど黒」脂の旨味に炙った香ばしさプラスでウハウハ言いながら食べるワタクシ。

「雲丹」と「穴子」(ほんのり柚子の香)以上で握り終了。長~いお品書きに「食べられるかな」と思ったのは杞憂でした。ヨユー。

〆に赤出汁。そしてスイーツのような玉。たまごは寿司のデザートというけれど、はっこくさんのたまごはまんまデザート。キャラメリゼしているもの。
銀座のお寿司屋さんなど訪問する機会はほどんどないワタシですけど「はっこく」3番手さんはカウンターのお客様全員に会話を振って、話題を合わせてくださるデキル若手さんです。

6人だけの空間ですから、居合わせる他の客によって雰囲気が変わることと思います。この日はカップルが3組。同じトーンで空間を共有できたのがリラックスできた要因かも。できることなら6席を仲間で予約取れたらいいね。

2020年3月のこの頃。我が国の首相は「緊急事態宣言する状況ではない。五輪は予定通り開催」などと寝ぼけた事を言っていたな。その後の緊急性はご存じの通り。新型コロナ禍が去ったら。また、こーいう美味をいただきたいものです。
<本日のお会計>
・3番手さんコース 26620円×2 ・生ビール 1000円×4 ・日本酒 1000円×9 計68970円(税サ込)

「雲丹」と「穴子」(ほんのり柚子の香)以上で握り終了。長~いお品書きに「食べられるかな」と思ったのは杞憂でした。ヨユー。

〆に赤出汁。そしてスイーツのような玉。たまごは寿司のデザートというけれど、はっこくさんのたまごはまんまデザート。キャラメリゼしているもの。
銀座のお寿司屋さんなど訪問する機会はほどんどないワタシですけど「はっこく」3番手さんはカウンターのお客様全員に会話を振って、話題を合わせてくださるデキル若手さんです。

6人だけの空間ですから、居合わせる他の客によって雰囲気が変わることと思います。この日はカップルが3組。同じトーンで空間を共有できたのがリラックスできた要因かも。できることなら6席を仲間で予約取れたらいいね。

2020年3月のこの頃。我が国の首相は「緊急事態宣言する状況ではない。五輪は予定通り開催」などと寝ぼけた事を言っていたな。その後の緊急性はご存じの通り。新型コロナ禍が去ったら。また、こーいう美味をいただきたいものです。
<本日のお会計>
・3番手さんコース 26620円×2 ・生ビール 1000円×4 ・日本酒 1000円×9 計68970円(税サ込)
<こっそり追記>ディスリになるので記事にはしないけど自分のためのメモ。後日、大将の部屋にて食事。「はっこくは大将のカウンターで」と決めているお客さんで埋まる。理解はするけどお品がない客層でワタシには×。美味しい寿司が食べたいという趣旨ではなく、大将カウンターに座る事だけが目的の人たちとはご一緒していても空気が悪いわ。3番手さんの真摯な姿が醸し出す空気感との乖離。
★★★★☆4.15 ■多くの人を鮨で喜ばせたい。真摯な想いを込めて握る30貫は、ゲストを魅了してやまない至高の味 ■予算(昼):¥10,000~¥14,999
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