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北海道の温泉

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町

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前の記事よりつづき】
2018年8月27日~28日
北海道南部、上ノ湯温泉にある銀婚湯に宿泊中(公式HP)
温泉旅館 銀婚湯:施設編@北海道/八雲町
敷地内に点在する貸切り野天風呂も魅力的なので行ってみよう。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
広大な敷地をお持ちの銀婚湯さん。滞在中にお散歩できる庭園と散策路が用意されています。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
朝に夕に、自然林の中を歩くといろいろ発見があるよ。北海道らしい贅沢な空間利用です。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
森の中から綿あめのような甘~い匂いが漂ってくるなあ。あれ?このうっとりするような香りは・・・桂の樹から出る、独特な香りだよね。紅葉時に匂うと聞くけれど、夏なのに香るタイミングに遭遇したようです。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
深く息をして甘い匂いを吸い込みつつ、桂の林を進むとそこにお風呂。お宿の人たち手造りの野天風呂「かつらの湯」です。

かつらの湯
温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
粋なお風呂を造ってくれたものです♪秘密基地みたいだ。 

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
大人2人で入るとちょうど良いサイズ。大きな石をくりぬいて浴槽にした、というのです。ワイルドだわ。お湯は銀婚湯自家源泉の良質な湯をかけ流しで使用。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
大木の洞を上手に利用した脱衣コーナーなんてあったりね。遊び心が満載です。
周囲を葦簀で囲われているけれど、閉塞感は無いです。むしろ、見上げると桂の木々に広がりを感じます。風に乗って桂の綿菓子のような香りもやってくるというオマケつき。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
森の野天風呂は全部で5か所。
宿泊客のみ利用可、日没後の入浴は不可、貸切なので都度都度フロントにて入湯札を受取る、などなどのお約束があります。かつらの湯が済んだら一度フロントに戻って次の野天風呂の札を受取ってGO


温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
かつらの湯の先へ進むと、ナイスな吊り橋が掛かる落部川が現れます。向こう岸に点在する野天風呂に行ってきたのでしょう。ファミリーがキャッキャと楽しそうに揺れる橋を渡っています。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
イイ感じにスイングする吊り橋。ちょっとしたアトラクション的なw お宿で管理している橋ですから、メンテも大変なことだろうと思います。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
落部川を渡った先も銀婚湯の敷地で、広い森に3つのお風呂が隠れているよ。

もみじの湯 
温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
薪を積み上げ、木製の塀をこしらえて目隠しされています。一応、悪意をもたなければ入浴中の姿は覗かれません。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
ワイルドな小屋は脱衣室。照明等は設置されていないので「日中のみ利用可、早朝も可能」な理由が納得。野生動物に遭遇しても怖いわよね。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
川べりの自然の中に置かれた湯舟がなんて素敵なのだろう。背後の樹木は楓だわ。秋は紅に染まったもみじが覆いかぶさる中で湯あみができるのでしょう。それが「もみじの湯」の謂れかな。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
イイ感じに薄濁りの温泉は自家源泉をかけ流し。それを独占できるひとときは贅沢よっ(冬季閉鎖)

第3の野天風呂へ。
温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
森を進むと、薪を積み上げて造ったナチュラルなバリアーが。この向こうがお風呂。

トチニの湯
温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
トチニ・・・栃の木ってことかな?

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
左の小屋状態は脱衣コーナー。周囲の樹木に溶け込む木材のみでつくってあるので風景にしっくり来るのです。ケロリンの黄色い桶と虫を掬う網がアレですけどw

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
丸太をくりぬいて浴槽にするセンスったら!温泉好きのあこがれでしょ、コレ。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
初めて銀婚湯に泊ったのはたぶん1996年。その頃インターネットは一般的ではなかったから、銀婚湯の情報は限られたものでした。もちろん、隠れ野天風呂があるという情報も今のように流れていなく。早朝に銀婚湯の森を散歩していて偶然に見つけたのがこのトチニの湯でした。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
今は銀婚湯の野天風呂は5つに増えているけど、以前はこの丸太の野湯しかなかった。もともとは、自家用風呂として掘った源泉(川向2号と命名)なのだそうです。それを宿泊客用に提供するようになった野天風呂第1号がこの「トチニの湯」です。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
尚、川向2号は一番奥地に湧き且つ湯量が多くないので「トチニ」だけで利用されています。
「トチニ」だけ他のお風呂と源泉が異なるというわけ。『源泉濃度ナンバーワン』とお宿のご案内にある通りなのでしょう。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
丸太風呂の奥にも、もうひとつ浴槽があるからね。飛び石をマッパで移動だよw

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
より川面に近い場所に木製お風呂。これも川向2号が注がれています。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
自然林の中、源泉100%を独り占め。最高だわ、ここ。
尚、夏はアブが出没するとこがあります。ワタシは銀婚湯では過去一度も遭遇していないけど、知人でここで襲撃された人もおり。また、一日中出るわけではなく、アブにもコンディションがあるようで急に山に帰ってしまうこともあります。湯も虫も自然の物なので出会い次第ですね。

どんぐりの湯
温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
銀婚湯に前回宿泊したのは2006年。その時はまだできていなかったので、今回初入浴になる「どんぐりの湯」

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
フロントで受け取る木製の入湯札は、そのまま各野天風呂での「鍵」になります。差込口に咬ませて鍵とする、という優れもの。これなら入湯札を失くすこともなく一石二鳥の賢いアイデア!

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
うわ~♪素敵なお風呂を造ったのねっ「どんぐり」も惚れ惚れする造作じゃないですか。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
大仰すぎないちいさな庇が付いているので、ちょっとした程度の雨なら凌ぎつつ入浴できそう。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
銀婚湯さんの湯舟造りで感心するのは、素材の使い方。石だったり木だったり、柴だったり。天然素材しか使わないで作り上げているから森にフィットするのだろうなあ、と思うのです。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
この景色に塩ビ製パイプは×だものね。ちょうどイイ感じに湾曲して、樋になる木をどこでみつけてくるのやら。

温泉旅館 銀婚湯:温泉編@北海道/八雲町
今回、一番気に入ったのはここ「どんぐりの湯」に決定。いい時間を過ごせました。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
野天風呂3つがある対岸の森から見る銀婚湯の母屋。けして遠くはないのですが、1か所に入浴したら次の湯の入湯札を受取るべく、もう一度フロントに戻ります。1泊の滞在中に4つ巡ったので2日に渡り4往復しましたわ。忙しい?いえ、森を楽しむ散策兼ねてだと思えばワタシは苦にならず。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
尚、5つ目の湯として「杉の湯」があるけどワタシもオットもスルー。露天風呂派なのでネ。「虫が出るかもしれない風呂は苦手」「吊り橋スキじゃない」「誰かに覗かれそうで気になります」という方向けには「杉の湯」でしょうか。

温泉旅館 銀婚湯:隠れ野天風呂編@北海道/八雲町
銀婚湯は大浴場だけでなく、隠れ野天風呂も魅力的。銀婚湯に泊ると寝る間も惜しんでお風呂通いになってしまうのであるw(銀婚湯の庭を歩くと猫さまも点在していました  )
【つづく:お食事編

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2 Comments

There are no comments yet.
丸太のお湯が気に入りました~

ふわり  

2020-09-10 09:25

ご無沙汰しています~ この露天風呂の紹介、楽しみに待っていました。
丸太のお湯がなんといっても素敵~!!!
マッパで移動というのには笑ってしまいました。
なんかちょっと傍目にはマヌケな感じって、温泉あるあるですよね。

今、読売新聞の「時代の証言者」という連載で獺祭の桜井さんが取り上げられています。
前にちらっとこにゃくうさんと獺祭の話になったことがあって気になっていましたが、イノベーターですね~
山口県の農業関係の機関からはことごとく嫌がらせを受け、山田錦の種もみも譲ってもらえない、県内では栽培してもらえない、県外に頼めば文句の電話が入ると書かれていました。
山口県を盛り立てよう!県内で山田錦を作ってやろうという気概ある人は今も登場しないんでしょうかね・・・ 仕事絡みでもなかなか難しい県民性と聞きます。長州藩の誇りでしょうかね。

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こにゃくう
To ふわりさん

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2020-09-11 14:33

高級テイストの宿ではないので万人受けはしないと思うのですが、ひたすら湯に浸かるのが好きって人にはお勧めしたい宿です。丸太風呂は雰囲気いいでしょ~?
>マッパで移動というのには笑ってしまいました。
もうね、貸切りだから許される(笑)誰にも見られたくないわ^^;

読売新聞は購読していないのでその連載は読んでいないのですけど、桜井会長って人は障害や壁があるとそれを思い切った発想で突破する人だなあ、と感心します。
良質の山田錦入手の仕掛けのひとつとして買い取額2500万円の山田錦コンペを全国の農家に向けて開いたりする人です。了見が狭い人間に阻止されても、それを越える策を繰り出す会長ですから、エピソードには事欠かない連載になっているのではないかしら。

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