Welcome to my blog

群馬の温泉

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉

2 0
前の記事よりつづき】
2018年10月15日(月)
四万温泉の町を散歩したのでその記憶を。
四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
四万を象徴する温泉旅館のひとつ「積善館」は、我らが泊まった「四万たむら」を出てすぐのところに位置します。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
江戸・元禄年間から旅館業をしている積善館です。昭和初期に造られた堂々の木造三階建建築は見惚れちゃいます。川沿いの浴室「元禄の湯」はあまりにも有名。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
積善館は今回の宿泊先候補にもなったものの、四万たむらを選んだわけで。次回の四万温泉があったら積善館かな。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
温泉「街」というにはややレトロなストリート。現役ではないが、このボロッボロの元お土産屋さんの佇まいとか、スキ 

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
やがて川沿いに至るレトロ・ストリート。川端に共同浴場があるんだなあ(河原の湯)気になるのだけど、今回も時間が合わずに体験できませんでした。残念。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
大規模ホテルもあるけど、小規模で民宿のような温泉宿も軒を並べて営業しているのね。どの宿も温泉は間違いないのだろう。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
旅館が連なる街角に飲泉所があったよ。四万の温泉は、入るだけではなく飲むと胃の動きを良くしてくれると宿の湯守さんに教わったよ。散歩中に足湯や飲泉所にひょっこり出くわすと楽しくなるね。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
いた~  朝散歩で猫さまに出会うのもテンション上がるのっ。かわいいでちゅね、いい子でちゅね~

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
朝のエサやりさん待ち中かな?うふふ。ふかふかのかわいい女の子でした。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
もうひとつ、四万温泉で気になっているお宿がコチラ「湯元 四万館」です。
ワタシにとって四万温泉とは長い間「太宰治の入浴画像」の温泉地でした。昭和15年、32歳の太宰治が師匠の井伏鱒二とここ四万館に宿泊したエピソードは(太宰が好きな人には)有名なお話。その際の入浴画像が超有w ちょっと泊まってみたい宿かも。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
そんな私見をオットに述べていたら、四万館の手前にこんな案内板が。『太宰治が執筆活動をした部屋を見ませんか』え~?ホンモノかー?

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
愛読者としては「太宰」というワードがどうしても気になるので、四万たむらをチェックアウト後に寄ってみましたよ。メイン通からはちょっと山側に入り込んだ所。すだれ太宰が頬杖をついていました。ほんと、胡散くさ・・・あ、なんでもありません。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
気のいいおじさん(おじいさん?)といった感じの温和な男性がひとりでおられました。おじさまメイドの謎の木工作品で溢れかえっている屋内。「これ、太宰が泊まった四万館なんですか?なんでここにあるの?で、なんでおじさん住んでるの?」ワタクシの超絶不躾な質問に丁寧に答えてくれました。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
「私は元は家具づくりを仕事にしていました。今では家内の実家近くのこの場所で、趣味の木工細工三昧の暮らしをしています」(オーナーおじさん)彼の奥様は四万館のお嬢様でした。四万館が太宰と井伏鱒二が泊まった部屋を50年ほど前に別荘として移築したのがここ、なのだそうです(正確な移築時期は不明とのこと)

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
後に奥様名義になったこの元別荘を、彼が10年ちょっと前に趣味の工房にしたのだ、と語ってくれました。四万館さんも、よくぞ太宰の部屋を壊さずに残してくれたなと思います。鈍いワタシなので、太宰感はまったく感じませんでしたけど。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
令和の現在にあって、昭和初期の風味を感じるところのが四万温泉の個性かも。

四万温泉さんぽ@群馬県/四万温泉
とにかく四万温泉の湯はピカイチ。また機会があったら来ちゃいそうです。「うん、またおいで」
【つづく:最後に真田の城

木ばらし工房

四万温泉で木のぬくもりと歴史ある建物で癒しのひとときをお過ごしください【木ばらし工房】

関連記事
国内旅行温泉群馬

2 Comments

There are no comments yet.
四万温泉

ふわり  

2020-10-30 09:27

群馬県の温泉といえば、草津温泉を筆頭に伊香保と四万が出てくるんですけど、私、今回のシリーズを読んで四万温泉に俄然興味が湧いて調べ、初めて「しま」なのだと知りました。漢字は知っているのですが読み方は知らなんだ~
いいお宿があるのは四万っぽいですね。

太宰といえば、娘が高校生のときに先生から、執筆順に読んでいくと死にたくなってくるor死を選択してしまったのが理解できると言われたそうな。ポジティブ派とお見受けしていますこにゃくうさんはいかがでしょうか。

出掛けたくてうずうずし始めていますが、いざ計画しようとすると気が乗らないというのを、ここんとこ繰り返しています。こにゃくう家は始動していないはずはないですよね。楽しみにしています。

EDIT  REPLY    
こにゃくう
To ふわりさん

こにゃくう  

2020-11-01 11:29

草津は近年、イメージアップとおしゃれ化を進めていますが、それに比べると四万は客層も街並みも昭和です。でも四万のお湯はおススメできますので是非、温泉の提供システムが優れている宿をチョイスしてみてください。(2015年に泊まった四万の宿は湯がいまいちだったので)
ふわりさん、お見通しですねっ(笑)私は、太宰の思考回路がまったく理解できない、ちょっと残念なポジ人間です。お嬢様の恩師のように受け止めたら、私とは違った太宰作品の魅力を嗅ぎ取れることでしょう。その感覚は羨ましいです。私は、あの人の文体の流麗さというか、脳にスイスイ入る言葉の選び方に惚れていつの間にかほぼ全作品を読んでいました。十代後半の頃でした懐かしい。

先週、つもりもなかったのにGoTo旅行になり、はじめて地域共通クーポンなるものを貰いました。
クーポン使い切らなきゃ、と欲しいものが無いのに買う疑問(笑)
いずれ万民にGoTo増税が降りかかるのだろうから、使ったほうがいいのだろうけどねぇ。

EDIT  REPLY    

Leave a reply