天麩羅-おばた/ムスメ誕生日です@東京/銀座
9月はムスメの誕生月。銀座の天麩羅屋さんでお祝いいたしましょう。

ムスメ、オットと待ち合わせた数寄屋橋の交差点。銀座界隈にずいぶんと人が戻ってきましたね。現状インバウンド勢はゼロだから、コロナ以前に比べたら少ないとはいえますが。

だって、2020年5月同時刻の数寄屋橋交差点はこうだったのですから。コロナで飲食店営業時間の時短とアルコール提供時間に制限があった頃です。巨大な交差点にパラパラの日本人だけ。車両すらほとんど通過しない銀座の光景は、世紀末かしら?と目を疑ったわ。

さて、今日のお店は天麩羅おばた。天麩羅は当然美味しく、天麩羅の合間に提供される料理も一捻り、二捻りで口福感で満たされるおばたさんです。(天麩羅おばた公式HP)

店舗はめちゃ矮小で、カウンターはマックス5人。別途個室がひとつという規模。それゆえに絶賛コロナ中の今に限り、予約グループでカウンター席を貸切りにしてくれます。他人との接触を気にせずに食事できる点がありがたい。今日はマスクホルダーを配ってくれましたよ。

まずは本日の天麩羅ネタのお披露目。うほっ。美味しそう!新鮮そう!

山盛りのきのこ。大きな松茸もいるよ。

大振り器の中で泳ぐ稚鮎ちゃんたち。ピチピチッと元気いっぱいだ。ゴメン!後で美味しくいただくよ(涙)ついでながら、稚鮎ちゃんよりもこの器に施された金継ぎの面持ちの方についつい注目しちゃったwステキ。

コースは茶碗蒸しでスタート。トッピングされているのはスライスしたトリュフです。尚、天麩羅おばたのディナーは1万5千円(税別)のコースのみというシステム。

トリュフの下には雲丹が隠れているのだ。茶碗蒸しの中にもカマンベールチーズが潜んでいるよ。

つづくサラダ。ここまでは序盤の2品としてレギュラーメンバーです。いつ食べてもオイシイ生ハムのサラダ。特に、ナッツのドレッシングが秀逸なのだなあ。

生ビールはこの2皿で消滅しましたから日本酒へ移行。スタッフさんが今日のラインナップを目の前にずらり!と並べてくれました。「日本酒アベンジャーズ??」壮観な景色に喜ぶムスメ。

お酒担当のスタッフさんと我が家は酒の好みのベクトルが一緒なので、コチラに来ると飲む酒で困ることが無い。いつでも安心なのです。まずは「作(ザク)」から。ふわりさーん、ふわり家と同じカラフェ、今日も出ましたよ~(←私信です)

お造り。天ぷら屋さんなのだけどこのお造りのクオリティ。左上から、「薩摩芋に白い玉蜀黍」「コリンキー甘酢漬」「茗荷」「茶豆」「金目鯛」「鮪」枡に入ったのは「金目鯛のカマを焼き、九条葱とぬたにしました」辛子味噌をトッピング。

最初に揚げられるのは車海老の頭。(ボディは後で)見事なカリカリサクサクに揚がった海老を、カラスミ塩で食べます。「おとなのかっぱえびせんですぅ」と洒脱に仰る尾畑さん。

つづいて銀杏。塩でいただきます。天麩羅おばたでは天ぷらに4種の塩が添えられる。からすみ塩の他、新潟の花塩、瀬戸内海の藻塩、そして香り豊かなトリュフ塩。

尾畑さんは「この塩がおススメですよ」的なアドバイスはされるが、「お好みの塩をお使いになってけっこうですよ」とソフトに仰るのだ。ついつい、トリュフ塩とカラスミ塩の出動が多めとなるワタクシである。そして車海老だ。ミディアムレアに仕上がっている海老。

もう1尾はキッチリ直立する海老ちゃんだ。「こちらはウエルダンです」(尾畑さん)食感は当然、甘さや香りも違う2尾。それぞれに良さがあるのを感じさせてくれます。ああ、ナニ塩で食おう・・・(悩)

合間に差し出された小鉢は「みず」だ!秋田に行ったら必ず購入するようにしている、ワタシの大好きな山菜。東京ではまず見かけないのだがなあ。

「売ってますよ~」(尾畑さん)とパックごと見せてくださった。ありがとうございます、探してみます。コリッとした食感と粘り気が楽しい山菜です。

福岡産アスパラ。尾畑さんの揚げる天ぷら衣はレースのようだなあ、とアスパラ天ぷらを供される毎に思う。

甘長唐辛子。隠れていたのはおじゃこの佃煮。

お披露目の際、ボリューミーな姿を誇示していた「黒まいたけ」が天ぷらになってやってきた。

つるむらさき、わかめ、枝豆にいくらを和えた、冷たい小鉢。

つるむらさきのちょっとねっとりした食感は好きだなあ。いくらも口の中でぷちぷち。そこに枝豆。いろんな食感、楽しい。

「にんじんの天麩羅」もおばた流ではスタイリッシュ。ほぼ天麩羅には見えない(笑)これは、京かんざしという人参なのだそうです。でも京人参だがら赤みが強く、かんざしの様な細さ。合わせてあるのはのどぐろと蓮根の天麩羅。のどぐろの脂が素晴らしい。

天ぷらの合間に胡麻豆腐。表面をちょっと焼いてあるのだ。

「稚鮎の天麩羅」ムスメ曰く「鮎のフィギュアみたい!」・・・たしかに(笑)

梅干し・・・ではない。「マッシュルームの天麩羅」

天ぷらには一瞬見えないのだけど天ぷらです。いちじくと坊ちゃんかぼちゃの天ぷら。しゃくしゃく食感のおかひじきが添えられています。

佐賀牛と焼豆腐、九条葱。天ぷら屋さんで食べられるハイレベル割烹料理だ。松茸の天麩羅がその上にひとひら。もうちょい松茸食べたかった貧乏性のワタクシです^^;

めごち。天ぷらはめごち、めごちは天ぷら。むしろ、ワタシは天ぷら以外でめごちを食べたことがないかもよ?油との相性が良い魚なのでしょう。尾畑さんは「天ぷらになるために生まれてきた魚」と冗談めいて仰る。

「鱚(きす)の天ぷら」先のめごちや鱚になると天つゆだよね。塩でもありかもしれないが、魚の天ぷらは天つゆ優先。おばたさんは天つゆもオイシイのだ。

「鰯の天ぷら」梅干しと大葉をくるんで揚げた鰯。濃いめの出汁を張って九条ねぎと青さ海苔。


「烏賊の天ぷら」海苔でサンドしてある烏賊。肉厚烏賊でむっちり。

「めひかりの天ぷら」なのですが、一夜干しにした目光なんですって。盛大にピントがボケてますがな。日本酒をここまで「作」を初めにして「うまからまんさく」「栄光富士」「羽根屋」「山城屋」「あたごのまつ」「十四代生詰」「楯野川」「森嶋」と飲み続けていますから~w

「じゅんさいとあわび」ほっとする合いの手。

左「穴子のてんぷら」右「あまごの天ぷら」日本酒止まらず。さらに「伯楽星」へ。ムスメと3人で飲んでいるのですから各日本酒を少量ずつですけど、こうして再確認すると飲んでるなー

会話の中で、ムスメの誕生日と察してくださったのでしょう。お店からです、とケーキをプレゼントしてくださった。お気遣いありがとうございます。

酒飲み心を掴んで離さない天麩羅おばたの夜コース15000円(税別)また違う季節の味を体験したいです。ごちそうさま。
天麩羅 おばた - 銀座/天ぷら [一休.comレストラン]
四季折々の旬の食材を極上の天婦羅で。落ち着ける居心地の良い空間で、旬の食材を使った天婦羅をお楽しみいただけるよう、2017年11月28日銀座にて開店いたしました。銀座7丁目のカウンター5席と個室1部屋の小さな天麩羅専門店です。天麩羅 おばたの予約は一休.com レストラン。
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