佐賀の温泉

蟹御殿（朝食編）/竹崎かにの温泉宿＠佐賀県/太良町

Feb 17, 2021

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【前の記事より続き】

2019年2月25日（月）

竹崎かにの宿、蟹御殿（公式HP）に宿泊しています。朝ごはんの時間だよ。お食事処へ。

夕食時と同じブースでした。やった！朝の有明海を眺めながら朝食です。

冬の晴天。朝日を浴びながらの朝食って、なんて気持ちが良いのだろう。

しかし、窓が無い席もあるので、そっちに案内されたお客様がちょっと気の毒になってしまった。（基本、部屋料金の高低で配置を決めているらしい）

中央に置かれた鉄釜。目の前で炊きあがるごはんって嬉しいなあ。前夜の夕食時に朝食時間を訊ねられるのですが、選んだ時間に炊きあがるようにこの鉄窯ご飯をスタンバイするのだそうです。『佐賀県産ヒノヒカリを南部鉄器で炊き上げました。底のおこげもお召し上がりください』という、蟹御殿社長のメッセージが添えられていました。

蟹しゅうまい。テーブル上の蒸籠で蒸すので温かいまま食べられます。何かと提供温度にうるさいこにゃくうさんですから、こーいう努力はポイント高いです。

湯豆腐もテーブルの上でふるふると揺れながら温められており。

こんな品々を前にすると、白米よりも生ビールがススム人です、ワタクシ。おはようビール！

シンプルだけど玉子の味勝負の茶碗蒸しと竹崎かにのお味噌汁。これらは後出しで温かく提供。

メインのお魚も後出しで熱々。ちゃんとご配慮が行き届いています。この魚「くちぞこ」といいます。ムニエルにて。

佐賀市内のスーパーで見かけました。標準語で言ったら「舌平目」になる魚なのですね。有明海沿岸では「くちぞこ」と呼びならわしています。佐賀でも唐津あたりでは「くつぞこ」って呼んでいたなあ。初めて聞いた時は「靴底なの～？」って驚いたわ。

地域性のある食材を工夫して食べさせてくれて、満足度高い朝食でした。干潟の景色もお天気も、この通りパーフェクト。今日は良い一日になりそう。

そうそう、お食事処の入り口に自分で絞って生ジュースを作るマシン（Zumex）があったわ。海外ホテルのビュッフェだとオレンジを絞るのだけど、蟹御殿さんでは太良町産のみかんだった。地元のみかんが美味しそうだし自分で絞るのも楽しいね。（ビール優先なので自分は飲んでいません）

朝食で満たされ、最後には部屋からの絶景を脳内に刻みました。チェックアウトの時間です。お世話になりました、蟹御殿さん。

泊っての感想。

〈温泉について〉併設の日帰り温泉施設「有明海の湯」の印象だけだと宿泊対象にしてもらえない宿だと思う。「太良嶽温泉」と謳っているがほぼ温泉感ゼロ。加温・加水・循環・消毒のフルコース加工です。それでも、有明海バーン！の景色と共に浸かる展望風呂は快適だったな。展望風呂は泊まらないと入れないのだ。

※有明海と普賢岳が美しい展望露天風呂

〈食事について〉食べやすく捌いてくれたおかげで美味しくいただけた竹崎かに。卵の味わいが魅力のメスは冬場（12月～5月）だけ。夏場（6月～11月）だとオス蟹の提供です。味わいの違いは不明ですが、卵目当てなら冬。朝食も、美味しく提供しようという工夫があり、値段（1泊2食20520円/ひとり）の割に満足度高かった。

〈施設〉全22室。露天風呂付の部屋でなくても、と思う。泉質が上記の通りだから。高層階（6階）にしたので眺望が大アタリだったな。尚、本館以外に「離れ」4棟がある。ここはカップルがお籠りするにはよさげだけどそのうち3つは海が見えない。興味あったけど、それでは我が家の次回候補にはなり得ない。