2021年2月某日
東京中目黒でお
寿司を食べよう。今日のお店は
ボロ家 ・・・じゃない、古民家。強烈なビジュアルです。
この民家の2階がお店です。2階にある
寿司屋だから「鮨 おにかい」(
公式HP)
今日の店の隠遁指数は過去トップクラスかもなあ。ドアノブを回すのが不安でしたもの~(笑)
リノベーションされた店内は明るいダイニング。築120年の民家がここまで変身できるんだ~

「迷わずに来れましたか?気づかずに行き過ぎちゃう方も多くて」(お店の方)ほんと、危なかったわよw
最初のつまみ3品。子持ち昆布、苺と芹の白和え、鮟鱇肝ペースト。ビール(小瓶モルツ)でいただきまーす。
生ビールはありません。日本酒の品揃えはイイ感じ。メニュー以外にも多種の日本酒あります。これは心強い。
おにかいさんのメニューは10000円(税込)一択です。本来は18時~と20時30分~の2部制。ですが、訪問時はコロナでイレギュラーな営業スタイルでした。開店が17時。アルコール提供19時30分まで。20時には閉店というお約束です。
では、モルツから日高見に切り替えて、お寿司行きましょう!
1貫目。本まぐろ中トロ。酢飯は赤酢。三種の赤酢をミックスしているそうだ。「古酒の香りに通じる」というオット。ワタシはニョクマムの香りに似ていると思うのだが。鼻がイカレていますかね?
2貫目。尾長鯛。酢飯の酸味が非常に立ってる。というか強烈な香りと酸っぱさです。ワタシ、酢飯はスッパ過ぎるくらいが好きな人なのでツボ嵌りです。
3貫目。鰤は3時間かけて塩漬けして一晩ねかせたもの。大根スライスは甘酢に漬けてプラス柚子。鰤大根です。
4貫目。酒蒸し牡蠣。昆布と酒だけで蒸した牡蠣。
大粒牡蠣を鉄鍋で蒸す作業をガン見していました、ワタクシ。「あの汁、どーするのかな…」ちゃんとおちょこでお客様全員に振舞ってくれる流れになっていました。凝縮されたエキス。一杯の椀物のよう。
5貫目。北寄貝。生の北寄貝はシャクシャクした食感がたまらんよね。
次に登場の鯖をお披露目中。「普通は鯖を酢に漬けますが、当店は醤油漬です。そしてもうひと手間かけますね」(スタッフさん)
鯖たちに透明樹脂のドーム?を被せた後にパイプで繋がった本体に火を着けたよ。
瞬間スモークマシーン!簡単にスモーク調理ができるんだ~「コレ、欲しい」(オット)うん、ちょっと同意します。
オープン!ランプ魔人ジーニーではなく、燻された鯖が出てきますw 客、大喝采^^
6貫目。ひと手間かけただけあって、すご~く香る鯖醤油漬けスモーク握りでした。使ったチップは広葉樹だそうです。
7貫目に先んじてのお披露目、海老てんぷら。「手巻き海老天ぷらをお出しします」「当店の1階で営業している天ぷら屋(系列店)の海老天。下の水槽で生きていた海老です」
’当店1階の天ぷら屋’とはコチラ。ドアノブを回したら扉が外れちゃうのでは?と心配になるレベルのボロ加減。だけどミシュラン1つ星の天ぷら屋さん「みやしろ」(
公式HP)
7貫目。手巻き海老天ぷら。ボリュームあるし、揚げたてを手巻きにするってシアワセ。海苔も上質で良いなあ。あおさ海苔が混じっていますよ。
8貫目。すみ烏賊。白い烏賊ですから赤酢が際立つ。シャクッとモチッの中間の歯応え。
9貫目。三重県産さわら。皮目をしっかり炙り香ばしいわ。厚切り鰆の中央に切れ込み。そこに酢飯を挟み込んでいる握り方。気に入った1貫です。おまかせじゃなかったらオカワリしたかった。
10貫目。ほたて。専用のシートで2日ほど脱水して旨味を凝縮させた帆立。
11貫目。雲丹の小丼。普段は使わない雲丹なのだそうだけど、コロナで業者さんが苦しいんでいるので、本日の登場になった、と。
12貫目。低温調理した鱈の白子。トリュフ塩がけを手渡しで。
13貫目の準備に取り掛かるスタッフさん。大トロをバーナーで炙ってます。他、中トロと赤身も炙られまして、焼肉に近いような香ばしいニヨイが放たれます。
大トロ、中トロ、赤身のコンボだ。炙った後に細長く切って・・・
手巻きにしてくれるって。ま~♪豪奢。13貫目。鮪全部巻き。炙ったパーツと生のパーツが合わせ技で攻めて来ます。永遠に食べていたい、と思いました。
14貫目。ねじねじの小肌。軽めの酢〆です。 15貫目。ふかふか穴子。ちょっぴり柚子の風味。握りは以上の15貫で終了。
蜆味噌汁と玉子焼。テンポよく、きっちり19時30分を前にごちそうさまできました。お客あしらいが上手なスタッフさんのおかげで、店内の雰囲気がなごやかだったのも記憶に残ります。楽しいお食事ができました。
日高見に始まって、6種の日本酒を二人でいただきました。左から天賦、而今、山形正宗稲造
宝剣と天狗舞。グラスで提供されて1グラス800円~1300円くらい、かな。日本酒チョイスに困らなかったのが有難かったです。
おまかせでひとり1万円(税込)という価格が手頃。ふたりでいっぱい飲んじゃうからお支払いは2人で約35000円でしたけど、都内でこの内容で1万円!は最強コスパ。
ただし、世はコロナの今。10席のカウンターが満席ではなかったのが幸いでしたがパーテーション無く、カウンターの席間隔が近いのが難点かな。コロナが収まった時には再訪したい店でした。そうはいっても、予約困難店なんだけどね~
鮨おにかい (中目黒/寿司)
★★★☆☆3.54 ■ご予約は自社ホームページより出来ます。 ■予算(夜):¥10,000~¥14,999
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