藤三旅館/夕食編@岩手県/鉛温泉
【前の記事より続き】
2021年4月15日
楽天トラベル経由、『スタンダード梅膳 白金豚の鍋 ふかひれ+あわびミニ蒸し椀つき』というコースだったと思われます。見事なまでのイッキ出し。
チェックイン後、お部屋に案内された時に夕食時間と場所の希望を訊かれました。時間は6時or7時。
お食事処or部屋食。7時からお部屋で、とリクエスト。重たいお膳をお部屋担当女子さんが運んでくれます。ありがとう!
これまでだと、イッキ出し配膳についてはマイナス評価していたけど今はコロナだしね。従業員さんに何度も入室してもらうのは気の毒だから、これでいいのだ。
メニューも巧な構成で、冷めていても美味しく食べられる品々でした。小鍋は固形燃料方式。しかも、最初からひとり2個支給は賢い。燃料が切れちゃったからもう一つ持ってきて~の手間が省けるじゃん。
内線電話で客室に呼び出される回数を減らす工夫が生ビールにも。ワタシ、まーまーいろんな宿に行ってますけど、部屋食でピッチャーの生ビールって初めて見たんですが?ワタシが無知なのかしら。
サントリーのこの生ビールピッチャーは優れもの。きちんと最後まで冷たく飲めて、生中ごときでは即、オカワリちょーだい!になるワタクシにあてがっておけば、従業員さんの手間も省けるというものです。
ちな、藤三旅館のアルコールメニューはこんなん。
日本酒は・・・こんなラインナップだろーな、とは予想していました。
2択ですから消去法で浜千鳥 300ml(1270円)
焼き物:お魚はさわらかなあ?柚子の香りがした黄身酢焼き?冷めていたけど美味しいです。
柚子の器に海鞘(ホヤ)。わさび菜を加えてあるという一捻りで美味しいホヤでした。
山ごぼうを生姜風味のきんぴらで。
左:めかぶといえば三陸産。 右:桜豆腐。ちゃんと桜の香りする胡麻豆腐で◎
左:お造りはめばち鮪とかんぱち。 右:酢味噌で食べる海老、帆立貝柱、ブロッコリー。辛子酢味噌のパンチが強めでスキな辛さ加減。
左:見ただけではフツーなお吸い物だけど、昆布だしが強めの吸い地でとっても美味しい。
椀だねは真丈が入った湯葉巻。椀妻はとろろ昆布。吸い口は三つ葉。
右:スタンダードの梅コースにオプションで追加になった「ふかひれと鮑の蒸し椀」
見た目、地味だしミニサイズな茶碗蒸しなんだけど旨い!器にジャストサイズのふかひれがトグロを巻いて、中央には鮑。
ちょい格上げメニューに相応しいクオリティ。これだけは蒸し立てで持ってきてくれたようで温度が高いまま。トロトロのふかひれと旨味があってくにゃん、とした食感の鮑、鬼うまい。
最後は鍋だな。白金豚(プラチナ・ポーク)の塩鍋。ただの小鍋料理と思ってフツーに食べたら秀逸だったわ、この出汁。魚貝の出汁なんだと思う。塩と出汁だけで野菜もポークもウマウマに仕上がります。
鍋に残った出汁が惜しくて、ごはんを投入して雑炊を作り出すワタクシ。お櫃のごはんまで完食です。
メニュー構成は以前から大きな変化がないようですが、工夫があっておいしく、食べ切れる量でした。
一泊二食約1万5千円の宿泊料金でこれだもの。レトロな客室も素敵だし、満足度高いわ藤三旅館。お風呂もハイクオリティよ。
【つづく:桂の湯編】
★★★☆☆3.51 ■予算(夜):¥10,000~¥14,999
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