平戸へ/南蛮貿易の城下町@長崎県/平戸市
【前の記事より続き】
2021年6月5日(土)
平戸城へ。もちろん江戸期の城は廃城令で壊されたから、今あるのは昭和の高度成長期にRC造で造られた物。
御宿富久千代からここまで約2時間のドライブ行程↓でした。
途中、オットの希望で長崎の酒蔵などを巡りつつ。
酒蔵訪問その①梅ケ枝酒造。郊外にあるのだけど、環境抜群。酒蔵の周囲がちょっとしたガーデンになっていて、立ち寄り自由。
1787年創業の蔵の佇まいも味わいあって堂々としています。見学、ちょっと一休み、お土産購入・・・誰でもウエルカムな経営方針のようでした。
やがて、車は佐世保港を横目に走る。うわー。海上自衛隊かっけー。
ワタクシもちろん平和主義者ですが、鋼鉄で構築されたおっきなものがスキなので、このテのお船に痺れます

ミリヲタ、軍ヲタの気持ちがちょっと分かるw
酒蔵訪問その②。西九州自動車道の佐世保中央出口を出て、江迎という小さな河口の町に建つ日本酒蔵です。ここも古さがかっこいい!創業開始は1688年と仰る潜龍酒造さん。(せんりゅうと読みます)
蔵元山下家。元々は平戸藩の本陣だったそうです。酒造りに適した湧水が手に入り、搬出入に便利な水辺に立地している、という好条件から酒造りもする本陣になっていった、とHPの解説。
なるほど、本陣がまだ立派に残ってるわ。平戸藩主が泊まったんだね。「だからこの蔵の主力銘柄も’本陣’っていうの」と、日本酒ヲタのオット。
酒蔵もかっこよかったのだけど、蔵の前の江迎川に架かる鉄橋に釘付けになっちゃったわ。松浦鉄道というそうだけど、電車が通過する瞬間を見てみたーい。1両ぽっちがコトコト走っていくのかな。鉄ヲタの気持ち、分かるw
ここまで来ると平戸はもうすぐ。平戸大橋を渡ります。平戸って、地図をよく見たら島だったのね。無知でごめんなさい。
橋を越えたらすぐにお城が現れて感激。平戸城だよね。かっこいい!後で行こうね。
城下町平戸。歩道は歩きやすいように整備されていて、町並みは古さを生かしつつ、景観に気遣っている様子。
でも・・・人いない。コロナのせいかなあ。それとも過疎ってる?人が歩いていないのは地方あるあるだけど。(地方はたいてい車移動だから)
1609年に平戸に設けられたオランダ商館をまずは見学。復元された建物だけど、南蛮貿易の初期の資料が展示されていて濃い内容だったわ。1641年に幕府によって長崎出島に移されてしまうまでは、ここが貿易の窓口だったんだね。
見学後、平戸城に近づくと石造りの素敵な橋が。城下町の雰囲気を残す幸橋。江戸期に石の橋は珍しいよね。
先ほど見学したオランダ商館の建造に加わった大工さんが、1702年、自分が会得したテクニックを伝えたことで完成した石の橋だ、という因縁が平戸ならでは。
うを~、かっこいい橋っ。熱く撮っていたら、通りがかりの地元の人が「橋が珍しいのか?」みたいな冷めた視線を送ってくれて恥ずかしかった。地元平戸の人にとっては生れて以来、ずっとそこにある橋なので撮りまくっている人は変な人に見えるのかも~ |ω・`)
幸橋から平戸城に向かう道すがらで酒蔵訪問その③。ここも日本酒ヲタのオットが立ち寄りたかった蔵です。ここまでに覗いた2蔵と違って、町の只中にあるので趣きとか古い蔵感とか無いですが。
森酒造場。けど、酒の味が3蔵で一番好みのタイプでした。九州だから焼酎文化では?と思うと違うんです。森酒造場ではお若い後継者さんが酒造りの先頭に立つようになり、酒質がぐっと変わったと評判です。過去の長崎には無かった旨味ある日本酒が注目され始めています。
日本酒ヲタ視点の旅も面白いなあ…で、いよいよ平戸城に到着。えっと…城泊ってナニ?
【つづく:平戸城へ】
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