九州のうまいもん

いけす居食家大徳利@長崎県/平戸市

Oct 07, 2021

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【前の記事より続き】

2021年6月5日（土）

長崎県平戸を旅しています。港町平戸。夕食においしい魚が食べられそうな店を予約したよ。

平戸の支々伎港は（しじき）ひらめ水揚げが有名な漁港なんだって。

いけす居食家大徳利 （公式HP) 今日の宿泊は敢えて素泊まり設定にして、こちらで美味しい平戸ひらめが食べられたらな～、と。

間口から想像した以上に奥に長い店内で、通された小あがりの他にもカウンター席なども。キャパ80名の大箱店でした。

それでもコロナ中の今は観光客が少ないし、地元民も外食控え傾向でしょう。我ら含め、4組のお客様だけ。静かな店内です。

まずはお刺身だね。2人でいろいろ食べたいから刺身盛り合わせを2人分。ヒラメをマストで組み入れて作ってもらおう。

美しい刺し盛りｷﾀ－。ひらめ、鯛湯引き、たこ、ひらす（ひらまさの別称）、鯵、烏賊。

あ？あれ？？「なんか…特に感動ないんだけど」（オット）「まずいわけじゃないよね。でも、フツーにフツーの刺身」（ワタシ）どゆこと？旨味を感じないよ。ひらめに限らず、鯵以外の全部。（真鯵は脂乗り、旨味ありで美味しかった）

何か追加オーダーしてリカバリーしなくてはっ。えっと・・・揚げ物が目に付くけど、魅かれるメニューが・・・ナイ（涙）

だ、だし巻たまごくださーい。

ひや～。めちゃ甘い。だし巻玉子には地域性があるから、平戸エリアのディフォはこの甘い方向性なのでしょう。だから、マズイとは違ってワタシとオットの口に合わなかったと言うべきですね。でもさ、出汁・・・ちゃんとしたの使ってないよね。

揚げ出し豆腐なら揚げ物メニューでも好きだよ。・・・し、しまった！揚げ出し豆腐も九州のステビア入り甘い醤油ベースだったか。これはワタシの選択ミスだし、まずかない。けど、プロの料理レベルに達していない揚げ出し豆腐だよ。

なるべく手を加えていない物を選べばいいんじゃ？と、妙な逃げ道を導き出し「山芋サラダ」を召喚。やられた。チープな味の業務用ドレッシングがまんべんなくかけられており、食べ進まない。その味で生野菜と山芋を食べなくてはならない「山芋サラダ」でした。

え、えだ豆お願いしますっ。・・・わー（汗）水っぽくてやわらかい枝豆。しかも味しなーい。冷凍えだ豆を使うことは否定しないけど、上手に解凍できていない。突き出しの小鉢は…不味かないけど箸は進まない。

これ以上チャレンジしても打ち破れるだけの気がしてきた。でも、まだオナカ空いてるよぉ。おにぎりで隙間を埋めてごちそうさまにしようか。嗚呼、おにぎりloverとして他の追随を許さないワタシだが、おにぎりがおいしくない外食店に初めて出会えたよ。（米がぼそぼそ。塩梅がキマっていない）

いけ好かない文句ばかり述べていて申し訳ない。褒められる点もあります！日本酒メニューに、本日酒蔵訪問した森酒造場の飛鸞がありました。（メニューは本醸造なのに、なぜか格上の純米65が登場）お値段もボッたりしていません！（お店の好意によるものと解釈したのだが、フロアの方が本醸造と純米に値段の違いがあることを理解していなかったのかも？と今思う）御子息が酒造りを担うようになった平戸の飛鸞は、近年は我が家好みの酒質です。美味しくいただきました！