2021年6月5日(土)~2021年6月6日(日)
平戸での夕食には町の飲食店をセッティングして、宿泊は平戸海上ホテルを素泊まりで予約しました。
平戸城から北の方向を見た時、オランダ商館の奥に見えていた赤い屋根のRC造が平戸海上ホテルでした。(
公式HP)
遠くから見てショッパイ感じ。接近してみてもやはりショ…(以下略)開業された1964年という時代は、こういったスタイルのホテルが眩しかったのでしょう。
やがて経年と共に時代のトレンドからずれていき、そして今の世はコロナ。活気無いのも仕方ないですね。
客室552へ。
素泊り9900円(税込/土曜泊/ひとりあたり、別途入湯税150円)のお部屋です。
素泊り対応をしてくれるのはありがたいし、WEB画像でおおよその予想はしていたのでがっかり感はマイルド。寝れて、
温泉に入れて9900円ならギリでセーフでしょう。
てか「平戸市街徒歩圏、素泊り可、
温泉あり」という条件で、ここ以外にまっとうなホテルってあったのだろうか?これが平戸宿泊施設の限界かもしれないと思う。
強烈に老朽化しているけど、多くは望むまい。尚、コロナ禍だからかもしれないけど、アメニティは客室内に置かれていません。チェックイン時にフロント脇に並んでいる品々から、各自必要な物をピックアップして部屋に向かうスタイル。賛否あると思いますが、ワタシ的には合理的でムダがない良いシステムと思いました。
552号室は5階の部屋。平戸瀬戸と呼ばれる海峡が目の前。景色は素晴らしいです。窓辺のボロさはさて置き。
水族館大浴場「龍宮」へ。
では、このホテルを選択した要素のひとつ、
温泉へ行きましょ。15時~24時、朝6時~入浴可と、このテの大型宿にしては入浴時間の幅が広め。
脱衣所が広いよね。日帰り入浴を受付けているし、全93室の宿ですから満室に近い日であればこれでも狭いかも。今は宿泊客少ないコロナ時代なので、誰もいなーい。
長い階段を降りた先が浴室。階段、長いな。マッパでこれはハズい (。-_-。)
水族館的浴室。
お風呂に浸かりながら夕日を眺めるのがスキ!と思う人がいるように、世の中には魚を見ながら入るお風呂は最高!と思う人がいるのだろうか。さかなクンとか。
ムスメがチビっ子だった頃なら大喜びしたかも。お子様にはウケる気がする。
しかし、窓が無い空間が苦手な閉所恐怖症だからかしら。ワタシには苦痛でしかないので退散です。滲み出る老朽のかほりも寛げません。
幼児がいる三世代旅行とかなら、はしゃいでも文句言われなそうな
温泉かもな。ただし、アクセスの階段がアレだから老親含めだとちょっとね。
自分には向かない風呂ですが、他所には無い良さがどこかにあるのでしょう。チャームポイントが見つけられなくてごめんなさい。(貼り紙だらけで大事な情報が脳内に入ってこないw大潮だと排水がスムーズにいかなくなるんか)
海望露天風呂/瀬戸の湯(女湯)へ。
寛げない大浴場は見捨て、もうひとつある「露天風呂」に期待をかけましょ。
増築と改築を繰り返したあげく、リフォームの手も追いつかなくなっている様子の館内を奥へ奥へ。
ワタシは文句ないけど、人によっては遠い!とか階段がっ、とか苦情がでそうな道のりです。お年寄連れだといろいろ気になるかもしれない。構造の古さが宿の重要課題かもね。
男女チェンジなし。山中の
温泉だと『虫さんが遊びに来ることがあります』的注意文が掲示されているけど、ここでは『フナムシさんが散歩に来られる』らしい。海至近
温泉を実感。
さきほどの水族館風呂よりは新しいようで安心。AM6:00のオープン同時ですから独占の朝風呂です。
海望露天風呂の名の通り、海がすぐそこ。ワタシ的には断然こっちのお風呂がいいな。
平戸大橋見える。
ま、湯に浸かると平戸大橋も海も見えないんだけどねw
客室と大浴場には諦めに近い感情で相対していたので、この海望露天風呂でちょこっと気分が晴れやかになりました。
『海を通過するフェリーから見られるかもよ』といった注意書きが掲示されています。ワタシって入浴中は鷹揚で、多少見られても気にしない奇人なのですが、フツーの人はちゃんと気にしてください。
泉質については予約した時からすでに諦めていましたが、想像どおりの加工温泉。
加水、加温、循環、消毒のフルコースであると丁寧に但し書きしていて正直です。湧出量には一切触れられていないけど。
平戸海上ホテルのチャームポイントがひとつ見つかりました。海望露天風呂、よかったです。
客室からの景色と宿泊感想。
もうひとつこのホテルの良いポイントが。偶然客室から見れました。
AM5:30頃、AM6:00過ぎの満潮に向かって潮流が激しくなったタイミングでした。平戸瀬戸は幅が狭く、潮の流が速いんだな!
川のように流れる海面。海なのに。サワサワー、ザーーッと音を立てて、グルグルとうねり出すスペクタクル。相模湾が地元の海だったワタシには、新鮮な光景です。すごーい。鳴門の渦潮みたい。(いやそこまでじゃないw)
ホテルの人、地元の人には当たり前過ぎてこの光景が他所の海では必ずしも見られる現象じゃないことを認識していないかも。海に囲まれた日本だけど、珍しいと思う日本人もおるのだ。PRする素材になるかもよ?と思う関東人。
昭和スタイルの団体旅行が昔のことになり、93もある客室を格安ツアーやインバウンドツアー客を受け入れる事で埋めていたのかも、平戸海上ホテル。その2種の客層がごっそり居なくなってしまって大変だろうな、と思います。ワタシがリピすることは無いですが、ご健闘お祈りします。
≪ルームチャージ9900円(税込/素泊り)×2人、入湯税150円×2人⁼合計20100円(税込)のお支払≫
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