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長崎

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市

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前の記事より続き】
2021年6月6日(日)
九州の西の端にある長崎県平戸島を旅行中。
春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
その平戸島でも西の端にある海沿いの「春日の集落」にレンタカーを進めました。長崎県観光連盟サイト

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
春日集落は、棚田が美しい里。しかも、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産のひとつ平戸の聖地と集落としての指定を受けています。
ビジターセンター的存在かたりなで基礎知識を注入してから棚田へ出発だ。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
斜面いっぱいに広がる棚田。美しい!平戸には隠れキリシタンの里がいくつもあるのですが、春日もそのひとつです。現在は17軒のお宅が生活しているって。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
ワタクシ、棚田に目がありません。斜面にムリクリこしらえた感と一枚一枚の水田の歪曲具合が萌えポイントです。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
棚田群の真ん中あたりにちょっとした丘があるね。「丸尾さま」ってナニ?丘なのに「さま」である不思議。あそこに移動してみよう。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
「丸尾さま」へのアクセス道には猪除けゲートが。入ってもOKみたいなので進みます。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
「丸尾さま」頂上からの景色はいっそうステキ。水田が扇状に広がる様子を俯瞰できます。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
重なる水田の群れは、その先の海岸手前まで連続しています。美しさをキープする作業は大変だろうなあ。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
6月だったので水田の苗が美しい。10月の今頃はちょうど稲刈りシーズンでしょう。黄金色の棚田が輝いているのではないかしら。春日を訪れるなら晩秋~田植え前は避けた方がいいかもね。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
丸尾さまの山頂は狭い。傾きかけた古い祠と背の低い若い松の樹があるだけ。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市解説を読んで納得。ここは十字架が立つ聖地だったのね。禁令で十字架は撤去。信者の墓地としての利用も禁止。その後は棚田にしないで祠を建て、心の中だけで自分たちの信仰を念じる場所になったのかも。だから山に「さま」を付けたのかしら。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
祠に、見えない十字架を投影して手を合わせていたのかもな。静かな里。良いところでした。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
道標に従えば丸尾さま(山)を目指すのは簡単。ただし、冬枯れの棚田、苗が植えられていない棚田では魅力半減ですね。いつでも感動できるとは限らず注意が必要です。尚、農作業期間(3~4月/8月15日~9月15日)は車両進入禁止。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
コロナで訪問者も少なく、農作業期でもなかったので農道の脇のスペースに停めている車もありました。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
別途、見学者用駐車場あります。無料。(消防団の駐車場を併用)棚田の心臓部までかな~り歩くことになりますが。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
今は県道が通っているから実感湧きにくいけど、江戸時代は山に囲まれ隔絶された里だったのでしょう。斜面をなんとか耕して農地に造り上げたのは、美しさの為じゃなくて平地が無い中での苦肉の策だったんだもんね。生きる苦労が偲ばれる谷合の里でした。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
さて、平戸島をほぼ一周したので長崎空港に向かいましょう。平戸のシンボル的存在「田平教会」に寄ったら・・・コロナで立入禁止だったわ。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
この角度は背面なんだよなあ。もとより内部見学には事前連絡必須の教会です。教会にはいまひとつ興味薄いので…まあいいか。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
2時間走って長崎空港目前。大村湾の公園に辿り着く。「大村湾にね、グラスビーチがあるらしいよ」というオット情報です。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
グラスビーチ!ソレ、行ってみたいずーっと以前、カウアイ島でゴミの成れの果てなのにGlass beachと言い張ってた浜に行ったことを思い出すや。あれはあれでキレイだったぞ。長崎のグラスビーチはどんなだろうね。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
うーん。まあ、グラスビーチは日本もハワイもこんなもんだね(笑)

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
なんとかバエる一枚を、と渾身の画像狙いの人々と、きれいな色のガラス集めに没頭するお子様たち。尚、ガラスの持ち出しは禁止。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
2016年に始めた事業とのことです。大村湾のこのあたりは悪臭ひどくて近寄れないほどだったとか。
廃材ガラスの粒を撒くことで浅利の稚貝が育つ環境になるんですって。その浅利がプランクトンを食べてくれることで海水浄化に繋がる、と。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
廃材の利用価値を高め、ついでにインスタ映え狙いで話題にもなるわけね。長崎のグラスビーチは賢い環境対策だったか。ああ、海上に長崎空港の管制塔が見えるわ。もうすぐ帰らなきゃ。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
旅を終えて、長崎空港レストランで乾杯。羽田空港に着いても緊急事態宣言中で飲めないからね。

春日の棚田/隠れキリシタンの里@長崎県/平戸市
これにて佐賀と長崎をめぐる旅を終えます。お付合いありがとうございました。
【佐賀オーベルジュと長崎平戸の旅おしまい】

ガラスの砂浜

「ガラスの砂浜」の情報はながさき旅ネットで。長崎空港へと向かう橋の手前に位置する森園公園のそばにある「ガラスの砂浜」 2016年に長崎県が大村湾の水質改善のため、廃ガラス再生砂を用いて造成した浅場です。 色とりどりのガラスの砂で砂浜が作られ、日に照らされてキラキラと輝きインスタ映えスポットとして話題です。 ガラスの角は丸く削られておりますが、安全のため素足での立ち入りはご遠慮ください。  

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