柏屋旅館/温泉編@栃木県/塩原温泉 塩の湯
【前の記事より続き】
2020年2月24日(月)
パーフェクト!理想の渓流露天風呂です(当社比)千葉の自宅から約3時間のドライブでこの環境だぁ。
1)雷霆の湯
雷霆(ライテイ、かみなりのこと)の湯と命名されたこの露天風呂。貸切り使用できるシアワセ。
やや塩味と渋味あり。うっすら濁った鉄成分の個性的な泉質です。循環、消毒などプール的加工を一切していないピュアな湯がドクドク注がれては排出される気前のよさ。
大人2人で入るとちょうどなサイズ。湯加減もベスト。冬枯れの今だけど、紅葉時は最高の風景の中で入れるんだろうなあ。
塩原温泉郷でも箒川沿いには旅館が並んでしまっているし、この解放感は無い。塩の湯エリアはここ含め2軒の宿しかないうえに、(近日下流に3軒目が新規開業予定)柏屋が最上流。この先の川沿いに建物がないというベスポジに位置した浴槽だ。
自然林の斜面を下った先にある雷霆の湯。この湯のシチュエーションに惹かれて今回、柏屋旅館を宿泊先に選びました。
柏屋旅館では雷霆の他、5つの露天風呂に貸切りで入れます。貸切り料金ナシ。フロントに向かい、客室の鍵と交換で貸切露天風呂の鍵を受取るというシステムなので、宿泊者が少ない日であっても同室の人間と別々の風呂に分かれて入ることができないのがネックかな。
2)桐の湯
でかっ。このサイズの貸切り風呂はなかなか見ない。
2人で貸し切ってしまうのは申し訳ないくらい。
注がれる源泉は、先ほどの雷霆の湯と同じ。でも湯温がややヌルイ(広いから温度が下がっているのか?そのように設定しているのかなあ?)温度が違うだけで入り心地が変わってくるから、新鮮味あります。
3)雄飛の湯
川沿いの崖に張り付くように設置されている雄飛の湯。
ここでも薄濁りの源泉がドバドバと注がれている。贅沢な湯あみ。最高です。
4)かもしかの湯
「かもしかの湯は熱いです」というお宿の方のお言葉どおり、ビシッとくる高温の浴槽。44℃かなあ。熱湯好きなワタシのお好みですよ。
お宿の方の「桐→雷霆→雄飛→かもしか、の順に入るのがよろしいかと」のアドバイスは、徐々に温度を上げていくのが良いのでは、という意図なのでしょう。渓流を覗き込むと、先ほど入った雷霆の湯小屋が見えます。
5)かわせみの湯
かわせみの湯は、先ほどのかもしかの湯と裏表の位置にあり。『双子の湯です』と宿案内に。
なので、入浴しながらの風景や湯の温度も変わらないと思いました。源泉55.8℃。毎分290リットルと湯量が豊富だからいくつも浴槽が造れたんだね。
6)みどりの湯
柏屋名物貸切り露天の最後はみどりの湯。扉開けた瞬間に思った。「ここもイイぞ~ o(≧▽≦)o」
他より小さいサイズです。ワタクシ独占。(オットは別行動)自然林の中、崖に張り付く浴槽。見えるのは渓流と樹木だけ。
気前のいい吐水口。温泉成分が結晶している。温泉の神様のアートかしら。
崖下を覗き込んだら直下が雷霆の湯でした。
渓流からの距離は離れるけど、雷霆と同方向を向いているみどりの湯はワタシ的には第2位の浴槽です。極楽だ。
以上の貸切り露天風呂たちが温泉好きを惹きつけています。が、すべての人に向いている宿かというと、そうではないのが柏屋旅館。来る者を選びます。
1)雷霆の湯への道のりは、急斜面に設置された階段と山道を降りていく。たいていの人には問題ないと思うけど、お年寄りを連れて行くのはちょっと…かも。
2)桐の湯は謎の廃墟がセットよっ^^;以前、ここは離れの客室だったそうだ。客室跡は、入浴時の休憩に使ってくださいねという意図でしょう。恐いけどw
そのまま残っている欄間や床の間の風化ぶりが強烈。でも、大正時代築というこの元離れの意匠をよく見ると、凝ったデザインや細かい大工仕事の様子が伺えます。造った頃は相当高級な部屋だったのでしょう。
廃墟とコラボした広々露天風呂。前向きに考えると、こんなシチュエーションの露天風呂はそうそう見ないわよ。
道端にあるこれ・・・物置じゃないんだよ~。雄飛の湯はこーいった建物にあったのでした。
ビシッと高温に身が引き締まる気がする 4)かもしかの湯
景色も湯温も好みなのだけど、使われなくなった物がそのままいたりする。それは画像手前の物体。
何年か前までは使われていたのだろうね、ジャグジーバス。温泉成分濃いから故障しちゃったのかなあ。
以上が柏屋旅館6つの露天風呂です。尚、各露天風呂に洗い場は無いので、まずは内湯で体を洗ってから向かいますね。
内湯は館内の地下に。
洗髪して汗を流す行為ができればいっかな、くらいの気持ちでどーぞ。
ビシッと熱い湯でいいですね。てか、熱い湯苦手な人には厳しいかも。木製壁の向こうの男性用浴室にしか窓は無いようで、女性用浴室は閉鎖的。
文明の利器、シャワーはある!いや、秘湯系だとシャワー無しもあるあるなので。(ここは秘湯系ではないけど)
窓が無く閉鎖された空間が苦手なので、用事が済んだら早々に退散しました。寛げなかった。人を選ぶ宿なのだ。
鹿股川左岸から自噴しているという源泉・刈子の湯。すばらしいお湯です。温泉の魅力は源泉のクオリティにあり!という泉質マンセー派の方におススメしたい。
お風呂のシチュエーションは重要項目、という絶景風呂派の方も是非。ただし、柏屋旅館さんの設備のアレやコレに自然体で合わせられる方ならば。宿泊料金1泊2食12100円(税込)/一人の宿なのですから。では柏屋旅館のお食事処へ。
【つづく:柏屋旅館食事編】
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