日本料理 ふく梟@岐阜県/多治見市
2021年11月某日
<自分の為の記録メモ>4000円コース×2、生ビール550円×2、恵那山純吟650円×3、雨後の月700×1、小左衛門純吟800円×2、グラスワイン450円×2、税1425円合計15675円
お店構えはイイ感じですね。多治見ははじめまして!なのでオットがネット検索で探してきたお店です。
フツーの住宅地の中を歩いて来ましたよ。ポジションはマンション1階。およそ飲食店がある風に思えない周辺環境です。
『本日は予約のみの営業』と扉に掲示されていた通り、4卓あるテーブルはすべてお客様で埋まりました。スモールサイズの店であるとはいえ、人気店のご様子ですよ。
「予約の場合はコースのみ、って言われたんだ。4千円コースをお願いしたんだけど…美味しいといいね」(オット)旅先での1食は貴重ですからね。ハズしてワタクシの逆鱗に触れることを恐れるオットである。(リクエストして4千円。もっとお手頃価格のディナーコースも対応可のようです)
いや、大丈夫な予感がする。生ビールが美味しいから。入れ方、サーバーの管理がちゃんとしてますもの。丁寧に注いだ生ビールの店は料理もオイシイはず。
酒飲み人間の心を掴む前菜群。わーい。日本料理ふく梟はアタリだ!
里芋と玉こんにゃく。田楽味噌が赤みそなところに地域性を感じます。白和えに菊菜、おかひじき、糸こんにゃく。
マッシュしたかぼちゃに林檎、干し葡萄、と甘くて酸っぱい組み合わせ。蓋つき器は秋刀魚旨煮。酢の物は茗荷、赤蕪、柿のスライスにもずく。法蓮草ときくらげの胡麻和え。甘辛酸味のバランスよい前菜です。
2品目お造り。たる烏賊(そで烏賊の別称らしい)、蛸、平目、甘海老、サーモン、鰹、シマアジ、鰤、鮪。鮮度よくオイシイ。特に鮪。
ぎっちりみっちり詰め込む盛付けに惹かれます。器の下部に氷が敷かれていて、いつまでも冷たくいただける小鉢。コレ欲しい。
こうなると生ビールの部は終了で日本酒に移行。
ふく梟さんの日本酒ラインナップは安心の充実度。
ワタクシとオット好みの銘柄が並んでいます。グラス1杯150mlくらいかしら?
日本酒以外のドリンクメニューも充実。いい店だ!
(雨後の月は広島だけど)恵那山、百十郎、小左衛門、と岐阜の酒チョイスで飲みあげましょ。
3品目。さわら西京焼とてっぴ(鉄皮)のポン酢和え。丁寧に焼かれた鰆です。関東では「ふぐ皮ポン酢」っていうけど、西の地域では鉄皮というね。河豚の身も少々混在しているし、トッピングが煮凝りというのもセンスあるなあ。
4品目。茶碗蒸し。ただの茶碗蒸しではなかった。柚子の香りが満ちていて、餡かけなのがワタシのハートに刺さる。餡かけは神です。紅葉麩もスキ。何より、うどんが入っていたのが関東人には斬新で。関西では茶碗蒸しにうどんを入れて小田巻蒸しって言うそうだけど、初めて食べたかも。
5品目。黒毛和牛を朴葉味噌っぽい味で。鰹出汁の香りとチャンキーな胡桃もプラス。ふく梟さん、提供するものすべてがオイシイ、美味しい!
6品目。鯖河豚の唐揚げ。揚げたてをサッとサーブしてくれるから熱々。フロアはおひとりで全テーブルをカバーされているのだけど、キビキビテキパキで抜かりなし。「ねえ、この店が近所にあったらヘビロテしちゃうよね」などと話す我ら。
実際、他のテーブルはご近所さん風ご夫妻やご家族連れ、ママ友の女子会といった面々。皆さん満足そうにお食事されていますよ。いいなあ、このお店がご近所で。BGMは軽いスタンダートJAZZ。雰囲気づくりも成功されていると思う。
7品目。赤だしときのこの炊き込みご飯。すべてのお料理美味しかったな。使っている器もいちいち気になる。高価な器ではないのだけど、魅かれる。それはここが多治見という焼物の町だからかも。
うつわの良品が身近な環境なのかもね。
旅先の貴重な一食です。良いお店に巡り合って大満足でした。多治見の人、羨ましいぞ~
<自分の為の記録メモ>4000円コース×2、生ビール550円×2、恵那山純吟650円×3、雨後の月700×1、小左衛門純吟800円×2、グラスワイン450円×2、税1425円合計15675円
★★★☆☆3.02 ■予算(昼):¥2,000~¥2,999
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