硫黄谷温泉 霧島ホテル/朝食&百年杉庭園@鹿児島県/霧島温泉郷
【前の記事より続き】
2020年3月9日(月)
和食、洋食、そして薩摩の食卓。メニューの幅広さに於いては努力されているビュッフェだと思います。
鹿児島食材をビュッフェの目玉にするって、旅人には楽しい方向性ね。
薩摩黒豚のメンチカツ、シューマイ。さつま揚げ。きびなご一夜干しは関東ではなかなか食べられない。でもさ、地元の人が泊まった場合は、いつも食べている食材が多いのはどう感じるのかしらね。
『薩摩の~』や『鹿児島産~』と表示されているもの中心に取り分けちゃうのは旅人のサガ。味は…まあ、がんばっているけどフツーにフツー。
特にきびなご一夜干し。美味しいきびなご一夜干しはこんなもんじゃないのだがなぁ。
鹿児島の郷土食「茶節」があったのでトライ。かつおぶしと刻みネギが入った湯のみが置かれています。『スプーン1杯の味噌を入れる。緑茶を注いで混ぜて完成』とよそ者にやさしい説明書きが。そーいう飲み物というか、即席スープ?が昔から鹿児島の一部で愛飲されてきた、と何かで読んで記憶の片隅にあったんだ。
よそ者が見様見真似で作った茶節は・・・ただの薄ーい味噌汁の出来損ないに仕上がったゾ (´・_・`) 本来は鰹節の質にこだわったり、緑茶の温度を工夫して美味しい一杯に仕立てるのだろう。県民それぞれにこだわりのコツがあるのかもしれないね。そうでなければ長きに渡って愛飲されないと思う。ここの朝食ビュッフェに於ける鹿児島郷土食は、鹿児島料理の触り、体験編ってところかな。
大型ホテルの朝食ビュッフェにあーだこーだ言うのは筋違いです。良い点もありますよ。南東の方向を見下ろす窓際カウンターがあって、この席での食事は味の印象を1割アップさせてくれました。
谷の先に雲海が、ね。山がいくつも重なる景色は引き込まれます。今日一日が良き日になる気がする景色です。
カウンター…っつーか、横長テーブルを窓に向けて並べてあるのですけどね。おひとりさまやお二人様なら良い席かと。ごちそうさまでした。
さて、チェックアウトの時間です。
立ち去る前に、ホテル併設の「硫黄谷公園」を歩いてみようよ。誰でも自由に入れます。
昨晩のディナー時に、幽玄な姿で感動した杉林はこの公園の中だよ。夜は散策禁止だから、今がラストチャンスよね。
夜に散策したかったけどね。↑こーいう自然の事情で日の出以降でないと立ち入れないのよ。
温泉神社かな?硫黄谷神社。参道そのものが公園へのアプローチ。
わー!美しい。樹と樹の間からエネルギーが湧き出ている気がするよ。
石垣が丁寧に積まれていて、苔を伴って。そんな様子にも魅かれます。間伐して、枝も丁寧に払ってあるから下草にも日が差すのね。低木が育っていますもの。
春の花、みつまたが咲いていたよ。優しい芳香が好きだわ。
杉はもはや、春先の嫌われ者のイメージが付いてしまっているなあ。農水省(当時は農林省)主導で植林するだけして戦後ほったらかしにされたから、日本の各地で花粉を振りまく嫌われ者になってしまった。
杉は、植えたからには末代まで世話をし続けないといけない樹なのにね。ただし、霧島ホテルHPには’霧島メアサ杉は花粉症の原因物質であるスギ花粉の量が少ない’と書かれています。
散策路の上部からホテル側を見下ろしたら、昨晩夕食をいただいたレストラン杉パレスが正面に。
昨夜、神々しく見えていた杉林はこの方面だったんだね。朝は朝で違った雰囲気です。ゆっくり徘徊しても15分あれば一巡りできる百年杉庭園でした。
霧島ホテルさん。すばらしい源泉に感服しました。杉の美林も心に残ります。パブリックの空間と客室は今後リニューアルがあるといいですね。食事のクオリティはお手頃価格の宿泊代金を思えば努力されていると思いました。香典返しギフト券での宿泊です。生前お世話になった故人に感謝しつつ、チェックアウト。
【つづく:えびの高原へ】
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