塩浸温泉 龍馬公園/霧島は龍馬推し@鹿児島県/霧島市
【前の記事より続き】
2020年3月9日(月)
霧島温泉郷を旅しています。「えびの高原」お散歩で一旦宮崎県に侵入したのち、同じ道を引き返して再び霧島市内を走行。
霧島温泉郷の旅では、ちょいちょい坂本龍馬と絡むね。龍馬はすごい影響力だなあ。彼らのたった一度の旅が150年以上も経っているのに、こんなにも観光資源になっているのだもの。ワタクシたち以外にも、2台3台と観光客の車がやって来ますよ。
入園しようとして『休園日』あ~(涙)今日、月曜日はおやすみか~。我らと同時にやってきた観光客もがっかりしています。…と、そこへ公園管理の方が。
「みなさん遠くから?悪いねえ休みで。資料館と温泉施設は入れないけど、公園内を見学するだけならまあ、入ってもいいですよ」(スタッフさん)イイ人だ~。ありがとうございます!喜ぶ旅人たち。
オープンしていれば200円で資料館、360円で温泉に入れたのね。フリーの設備として足湯があるのだけど、定休日だからかコロナだからか不明だけど、お湯は抜かれていました。
園内には龍馬夫妻の銅像。あちゃー。コレは、本人が見たら軽く傷つくレベルでは?誰モデルで造られたのかしら。特にお龍さん似てない。現存する写真を見る限り、ご本人は木南晴夏似の雰囲気ある美人さんだと思うんだがなあ。
へ~、と思ったのはこの案内板。『ワイルドコース 往復約2時間 和気神社~犬飼の滝まで行けます』なるほど。今は目の前の国道223号がメインだけど、江戸期はここから犬飼の滝に行くには、この裏山経由の道しかなかったということか。
興味が湧いてちょこっと覗いてみた。あ、コレは思い付きで行かない方がよさそう。犬飼の滝まで行くのなら靴を選び、地図(グーグルマップ頼りではなく)の準備をしたいところ。人が歩かなくなった道は簡単に荒れます。案内板の『散歩道』とはちょっと違うニオイ。
でも、江戸期の道が残っているのはすごいぞ。龍馬の足跡を大事にしてきた地元の人の思いの表れかもね。
江戸期を彷彿させるポイントがもうひとつ。この階段、『龍馬とお龍来訪時からの階段です』と掲示が。
尋常じゃない擦り減り具合と苔むし感!キュンキュン
江戸期の階段をまんま残す勇気がすごい。このレベルのツルツル感だと、他の施設だったら有無言わさず手摺りを付けちゃうか、立入禁止にするところでしょう。龍馬マニアなら溜まらんスポットだと思う。

慎重に、滑らなうように昇った頂上は神社でした。鳥居前から見下ろす塩浸温泉。川沿いの狭い土地に温泉宿を造ったんだね。公園になったのは2010年だそうです。
撮影された年代は表示されていなかったけど、塩浸温泉が湯治宿として現役だったころの写真が展示されていました。想像以上に大規模だったのね。龍馬夫妻が泊まった史実がなかったら、公園としてでも施設が残っただろうか?
今も昔も日本人は温泉が大好き。でも日本人が温泉と宿泊施設に求めるものは、150年の時の流れと共に変遷しているんだなあ、と思いました。龍馬は刀傷を治すためにここへ。温泉宿が現代の病院の役割をしていた時代の史跡でした。
【つづく:熊襲の穴って?】
[安楽温泉エリア]
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